2019年1月、ついに待望のトヨタGRスープラが公開されました。BMWとの共同開発ということでも話題になっています。非常にアグレッシブなスタイルとピュアスポーツを追求した完成度の高さ。
GRシリーズ初のグローバルモデルとして、世界のファンのもとへと届けられることになります。
この最上級スポーツカーのライバルとなるのが日産フェアレディZです。
目次
スープラの永遠のライバルとして注目されているのがフェアレディZ
現行フェアレディZのZ34型が2008年に登場してから既に10年が経過。次期モデルがついに登場します。2019年はフェアレディZの生誕50周年でした。
トヨタスープラと日産フェアレディZの歴史
トヨタスープラと日産フェアレディZを比較すると、フェアレディZのほうが長い歴史があります。初代スープラが登場したのは1978年のこと。
当時はアメリカで大人気となっていたフェアレディZの対抗するために開発。トヨタのフラッグシップスポーツモデルでした。
それに対してフェアレディZの歴史を遡ると、その源流はダットサン・フェアレディに行きつきます。華麗な2ドアのオープンカーとして人気を博しました。
そしてこのダットサン・フェアレディを引き継ぐ形で、1969年に日産フェアレディZが登場することになります。
日産を代表するスポーツカーであり、日本車を代表するグローバルなスポーツカーとして初代モデルは世界販売台数55万台(内国内販売台数は8万台)を達成。
その名を世界に轟かせました。特にアメリカ市場では「Z」という名前で大ヒット。
美しいプロポーションや高性能を誇り、フェラーリやポルシェと比べ圧倒的に安く手に入るということが人気の秘密でした。
トヨタスープラと日産フェアレディZに共通しているポイント
どちらもロングノーズショートデッキという典型的なスポーツカースタイルの2ドアクーペであり、それぞれのメーカーが持っている最高の技術を投入して製造されたクルマであるということです。
両者ともモーターレースにも積極的に用いられました。
ただ日産の場合は、国内専用スポーツカーとしてスカイランGT-Rがあり、GT-Rの硬派な雰囲気に対してフェアレディZはエレガントな雰囲気がある位置づけがされていました。
スープラとフェアレディZのスペック比較
ボディサイズ
フェアレディZ・Z35|ボディサイズ
全長:4382mm
全幅:1850mm
全高:1310mm
ホイールベース:2550mm
スープラ|ボディサイズ
全長:4380mm
全幅:1865mm
全高:1290mm
ホイールベース:2470mm
パワートレイン
スープラには、最高出力197ps仕様と258ps仕様の2種類があるB48T型2.0L直4ターボ。最高出力340ps、最大トルク45.9kgmを発揮するB58T型3.0L直列6気筒DOHCターボが搭載されています。どちらのエンジンもBMW製のエンジンです。
一方、フェアレディZに搭載されるエンジンは最高出力405ps、最大トルク48.4kgmを発揮するV6 3.0Lツインターボとなります。これは同エンジンを搭載しているインフィニティQ60のものをさらにパワーアップさせたものとなります。
エンジンの比較ではフェアレディZに軍配があがります。
スープラフェアレディZ比較