レクサスのバージョンLとFスポーツの違い

レクサスには「F」というスポーツコンセプトがあって、トップスポーツモデルLFAをはじめに、プレミアムスポーツとなる「F」が存在します。

その次に位置するのが専用チューニングを施した”F SPORT”です。

セダンやSUVに、このグレードが存在しています。

わかりやすいうと、この構造はトヨタの

GRMN
GR
GR SPORT

とよく似ています。

トヨタ GR 2027

ではさっそく。

レクサスのバージョンLとFスポーツの違いはどこ?

サスペンションの違い

Fスポーツの「F」はトヨタが開発を行う本拠地である「富士スピードウェイ」や日本の象徴でもある「富士山」から取られています。

レクサスは「F」をクルマを操る楽しさの象徴とし、最高峰のテクノロジーに基づいたドライビング体験への情熱の結晶と謳っています。

そのため乗り心地と運動性能の両立を図っているversion Lと比較して、F SPORTは至高のドライビングフィールを訴えるために、専用のチューニングとして足回りにNAVI・AI-AVSを採用しています。

これはショックアブソーバーの減衰力を状況に応じて電子制御によって最適化するシステムです。

多くのセンサーを装備していて、ステアリングの舵角・カーナビからのコーナー情報を読み取るハイテク装備になります。

version Lのサスペンションは一般的な高級車と同じ味付けのセッティングになっています。

F SPORTのように過度にスポーティなセッティングにはなっていません。

メリットを挙げれば、同乗者から「乗り心地が硬くて揺れるし突き上げられる」といった不満の声が聞こえることないでしょう。

乗り心地の違い

F SPORTは前後のスタビライザーに設けられたアクティブスタビライザーアクチュエーターにより、スタビライザーのねじれ角度を最適に制御してロールを抑えます。

アクティブスタビライザーにより、F SPORTはコーナリング時にもフラットな車両姿勢を維持するので、乗り心地の良さとスポーティな走行性能の両立を図っています。

F SPORTとversion Lで単純に乗り心地の良さを比較すると、version Lの方が乗り心地にも硬さがないので優れているといえるでしょう。

エクステリアデザインの違い

F SPORTのエクステリアデザインの特徴は専用スピンドルグリル(メッシュタイプ)が用意され、version Lよりもスポーティで精悍なマスクという点が挙げられます。

その他にもメッキのバンパーモールを前後に装備することによって、ボディラインをさり気なく強調していたり、F SPORT専用に用意されたアルミホイールがversion Lとの違いとなります。

インテリアデザインの違い

F SPORTとversion Lでインテリアデザイン自体に大きな違いはありません。

しかし、version Lは高級感や上質感を訴えかけるものとなっているのに対して、F SPORTはスポーツマインドに訴えかけるデザインとなっています。

F SPORTとversion Lのインテリアデザインで最も大きな違い

F SPORTに「表皮一体発泡工法」を採用した専用スポーツシートが設定されていることです。

スポーツ走行時にフィット感やホールド感を持たせながらも上質な乗り心地を損なわないシートとなります。

さらに、F SPORT専用カラーのフレアレッド・ブラック・ホワイトが用意されています。

また、F SPORTは専用メーターが装備されています。

マルチインフォメーションディスプレイには、加速時やコーナリング時にかかるGを視覚化する「Gモニター」やターボ車には油温計、油圧計、ブーストメーターが表示可能です。

まとめるとF SPORTはドライバーが愛車と対話を楽しみながら走行出来る装備が充実しているといえることになりますね。

バージョンLのインテリアの優れた面

では「version Lのインテリアには、これといって特徴がないのか?」というと、そうではありません。

F SPORTのスポーツシートのように過度なホールド感を求めておらず、高級感にあふれた本革シートになっています。

後席可倒式シートには電動リクライニング&電動格納機能を備えている点で、ドライバーも同情する人も快適に過ごせる工夫が施されていると言えるでしょう。

例を挙げ得れば、ハンズフリーパワーバックドアの有無等があるため、高級感や装備内容の充実度ではバージョンLの方が上回ります。

最後は気になる価格面の差です。

F SPORTとversion Lの価格差は?

価格を比較すると、多くのモデルで価格差が非常に小さくなっています。

しかし、装備内容を比較するとF SPORTはドライビングプレジャーに繋がる装備である足回りの「NAVI・AI-AVS」や「アクティブスタビライザー」が装備されている点が大きな違いです。

version Lの装備内容はエクステリアやインテリアのデザインにフォーマルさを持たせている印象です。

一方でF SPORTはスポーティさを前面に出したデザインとなっており、好みが分かれるところです。

version LがF SPORTとに勝る面はある?

ドライビングアシストに関する

パノラミックビューモニター
インテリジェンスクリアランスソナー
リアクロストラフィックアラート
リアクロストラフィックオートブレーキ

といった機能がversion Lでは標準装備となっており、F SPORTではメーカーオプションでの設定です。

そのため、version Lは安全かつ快適なドライブを求める人にオススメのグレードであり、F SPORTはスポーティなドライブを楽しみたい人にオススメのグレードといえるでしょう。

関連記事

【レクサス新型車予定2024】注目のモデルチェンジ情報

よく読まれている記事