CX-80「新XDシリーズ」誕生の真価
マツダ最大級の3列SUV「CX-80」に、2025年、新たに3つのディーゼル上級グレードが追加された。

「XD Drive Edition」「XD Drive Edition Nappa Leather Package」、そして“タン内装×6人乗りセンターコンソール”が象徴的な「XD Premium Sports」。
同時に従来グレード「XD」「XD S Package」「XD L Package」「XD Exclusive Mode」が廃止され、ラインナップはより明快に整理された。
CX-80を知っている人なら、この改良が単なる装備追加ではなく、“CX-80という大空間SUVをどう楽しむか、その物語を再設計する動き”だとすぐ気づくはずだ。
この記事では、今回新たに設定された3つのグレードを中心に、
なぜこの変更なのか?
どんな価値がユーザーにもたらされるのか?
CX-80という“大人の3列SUV”の未来にどうつながるのか?
そんな視点で深掘りしていくよ。
■ 3つの新機種が登場──CX-80の“上質3列SUV”としての軸がさらに濃くなる
今回のCX-80の改良は、“ディーゼル×上質感”を徹底的に磨く3つの新仕様追加から始まる。
● ① XD Drive Edition(レザー:グレージュ/ブラック)
主要装備は以下の通り。
- レザーシート(グレージュ/ブラック)
- ドアミラー:ピアノブラック
- シグネチャーウイング:ブラッククローム
- フロントグリル:バータイプ(ピアノブラック)
- 20インチ ブラックメタリックホイール
CX-80は、縦軸の強さより“水平基調の優雅さ”が特徴のSUV。
そこにバータイプ×ピアノブラックの精悍な表情が加わり、**静かに存在感を放つ“大人の佇まい”**が生まれている。
グレージュ内装は、欧州プレミアムSUVのような軽やかで品のある印象。
家族で乗るシーンが多いCX-80だからこそ、落ち着きと上質さの両立は大きな魅力だ。
● ② XD Drive Edition Nappa Leather Package(ナッパレザー:ブラック)
装備構成はほぼ同じだが、
最大の特徴はシートが“ナッパレザー(ブラック)”に格上げされていること。
ナッパレザーは、
- 手触りの柔らかさ
- 経年変化の美しさ
- 乗るたびに分かる上質感の積み重ね
これらが魅力で、「CX-80を自分の“居場所”にしたい人」が選びたくなる仕様。
3列SUVでありながら、
**“自宅の上質なソファでくつろぐような空気感”**を求める人にぴったりだ。
● ③ XD Premium Sports(タン内装 × 6人乗りセンターコンソール)
今回のCX-80で最も象徴的な仕様がこれ。
- XD Drive Edition Nappa Leather Package をベース
- 人気の“タン内装”
- 6人乗り専用センターコンソール
- 余裕と温度感のある色味がラグジュアリー性を強調
タン内装は、PHEV/ハイブリッドモデルで強い支持を得てきたカラー。
ディーゼルにも設定されたことで、
**“CX-80らしいラグジュアリーの完成形”**がディーゼルにも登場したと言える。
6人乗りのセンターコンソールは、家族や仲間との時間を“特別な空間”に変える仕掛け。
2列目がVIPシートのように感じられ、長距離移動で大きな差を生む。
■ 機種変更──CX-80らしさを際立たせるためのラインナップ整理
今回、新仕様の追加と同時に、次のモデルが廃止された。
- XD
- XD S Package
- XD L Package
- XD Exclusive Mode
これによって“世界観が似るグレードが多い問題”が解消され、
「どう楽しむCX-80なのか?」がハッキリ選べる体系になった。
■ なぜ?CX-80はこのタイミングで“上質ディーゼル3仕様”を投入したのか
ここからは、今回の改良が持つ本質的な意味を3つに整理して深掘りしていくね。
● ① 「家族時間の質」を決めるのは“空間の上質さ”だから
CX-80は3列SUVであり、「移動」以上に「時間そのもの」を運ぶクルマ。
だからこそ、
- 座るだけで落ち着く革の質感
- 触れるたびに心が整う空間
- 長距離移動でも疲れにくい座り心地
- 視覚だけでなく“空気感の高級さ”
こうした“感性価値”が非常に重要になる。
今回の3仕様追加は、まさにこの“空間の質”を極めるための改良だ。
特にタン内装+6人乗りセンターコンソールは、
「家族と過ごす時間を、大人のラウンジのようにしてしまう」
そんな存在感を持っている。
● ② CX-80の「プレミアムSUVとしての軸」を確立するため
CX-80はCX-60と並ぶマツダの上級SUV。
その方向性は“静かで優雅な力強さ”にある。
今回の変更は、CX-60が持つスポーティで縦基調の世界観とは異なり、
CX-80の“水平基調の品格”をより深める動きになっている。
- バータイプのグリル
- ブラッククロームの仕上げ
- シートカラーの差分
- 20インチホイールの重厚感
これらはすべて、CX-80のキャラクターを“より大人向け”に引き上げる要素。
● ③ 「ディーゼル × 3列SUV」の価値が再評価されている
ディーゼルは、
- 長距離の燃費効率
- 厚いトルクでラクに走る
- 3列+大人数でも余裕
- 荷物満載でもストレスが少ない
という理由で、3列SUVとの相性がとても良い。
CX-80にディーゼル専用の上級仕様が揃ったことで、
“実用 × 上質 × 移動時間の豊かさ”のベストバランスが完成に近づいた。
■「3列SUVの上質空間をどう楽しむか?」を選べる時代へ
今回のCX-80の仕様追加で、
- クールで都会的に乗りたい → XD Drive Edition
- 素材の良さを味わいたい → Nappa Leather Package
- 家族との時間をラグジュアリーにしたい → XD Premium Sports
といったように、
“CX-80の楽しみ方そのもの”を選べる時代になった。
どれを選んでも、
- 3列SUV
- 大空間
- 静かな走り
- 丁寧な素材感
- 高速安定性
- 家族との時間の豊かさ
これらのCX-80の本質的魅力は変わらない。
むしろ今回の変更で、その魅力がよりくっきりとした。
■ 「仲間や家族との時間」をデザインするSUVへ
マツダは2030年へ向けて
“移動体験の質”を最重要視すると公言している。
CX-80はまさにその中心となるモデルで、
今回の改良はそのストーリーを次の段階へ進めるものだ。
- 誰かと共有する時間がもっと豊かになる
- 車内の空気感が人生の小さなご褒美になる
- 長距離ドライブが休日のメインイベントになる
- 座るだけで気持ちが整う場所になる
CX-80は“走る家族ラウンジ”へと進化しつつある。
今回の3つの仕様追加は、その物語を象徴する節目だと感じる。













