ホンダはN-BOXベースの「Nシリーズ第6弾」として、商用軽バン・N-VANを設定。バモス(乗用)/アクティバン(商用)は生産終了を迎え、これからN-VANは「後継車種」の役割を果たすことになります。
N-VANは、最新モデル・N-BOXの「使い勝手」を継承しつつ、助手席側をピラーレス化させ、荷物や人の「乗降性」を高めています。
目次
ホンダN-VAN新型モデル情報2018
N-VANのエクステリア
N-VANは、N-BOXベースでFF(前輪駆動)を採用。
ハイルーフに「G」「L」「FUN」グレードを設定。ノーマルルーフを「COOL」に設定します。
価格
G
1,267,920円(2WD/6MT)18.6km/L
1,267,920円(2WD/CVT)23.8km/L
1,398,600円(4WD/6MT)17.6km/L
1,398,600円(4WD/CVT)21.2km/L
L
1,341,360円(2WD/6MT)18.6km/L
1,341,360円(2WD/CVT)23.8km/L
1,472,040円(4WD/6MT)17.6km/L
1,472,040円(4WD/CVT)21.2km/L
※G/LグレードはすべてNA(自然吸気)
FUN
1,560,600円(2WD/6MT)18.6km/L
1,560,600円(2WD/CVT)23.8km/L
1,668,600円(ターボ2WD/6MT)23.6km/L
1,691,280円(2WD/6MT)17.6km/L
1,691,280円(4WD/CVT)21.2km/L
1,799,280円(ターボ4WD/CVT)21.2km/L
COOL
1,560,600円(2WD/6MT)18.6km/L
1,560,600円(2WD/CVT)23.8km/L
1,668,600円(ターボ2WD/6MT)23.6km/L
1,691,280円(2WD/6MT)17.6km/L
1,691,280円(4WD/CVT)21.2km/L
1,799,280円(ターボ4WD/CVT)21.2km
※6MT/CVTともに同じ価格
その他
- ナビ装着用スペシャルパッケージ:+38,800円
- Honda SENSINGレス:▲70,200円
エコカー減税
ターボ(2WD):5,500円(80%)
NA(4WD):16,900円(40%)
ターボ(4WD):17,900円(40%)
タイプ別の特徴は以下となります。
グレード体系
- 4ナンバー/4人乗り
- 価格:N-BOX+20万円程度
- 駆動:FF/4WD
- ホンダセンシング「レス」仕様あり
- 積載量:FF350キロ/4WD300キロ
エントリーモデル(ハイルーフ)G/L商用
NA(自然吸気)
トランスミッション:CVT/6MT(両方インパネシフト)
ボディカラー:ホワイト/シルバー
装備:マルチリフレクターハロゲンヘッドライト
+style FUN(ハイルーフ)
NA/ターボ
トランスミッション:CVT/6MT(ターボ車はCVTのみ)
ボディカラー:6色+専用色イエロー
装備:マルチリフレクターハロゲンヘッドライト
ホンダセンシング標準装備
+style COOL(ノーマルルーフ)
NA/ターボ
トランスミッション:CVT/6MT(ターボ車はCVTのみ)
ボディカラー:6色+専用色パープル
装備:LEDヘッドライト
ボディカラー
エントリーモデル(G/L)
- タフタホワイトⅡ
- ルナシルバーメタリック
+style COOL/+style FUN
- ブリリアントスポーティブルーメタリック
- ガーデングリーンメタリック
- プレミアムピンクパール
- クリスタルブラックパール
- シャイニンググレーメタリック
- プレミアムホワイトパールⅡ
- プレミアムイエローパール(+style COOL専用色)
- プレミアムベルベットパープルパール(+style FUN専用色)
では、インテリア(荷室空間)はどのような造りでしょうか。
N-VANのインテリア
テールゲートと助手席側センターピラーレス(軽バン初)により、「大開口」部分を増やし、場所を選ばず積載性に優れます。
積載性
最大スペース長:2635mm(助手席側・リアシートダイブダウン)
荷室長(助手席側):1510mm
助手席側開口部幅:1580mm
助手席側開口部高:1230mm
テールゲート開口部幅:1230mm
テールゲート開口部高:1300mm
荷室高:1365mm
荷室幅:1390mm
荷室フロア長:1585mm(リアシートダイブダウン)
荷室床面地上高:525mm
最大積載量350kg
段ボール:71個
ビールケース:40個
シートアレンジ|運転席以外のシートをすべて格納可能
- 荷室スペース:ダイブダウンによるフルフラット化が可能
- リアシート:背もたれが小さいヘッドレスト無し仕様
- リアゲート下:床下に収納スペースあり
N-VANは、商用以外のキャンプ道具積み込み、自転車積載、大型品購入など、
荷室を様々な積載スペースに使うシーンを想定しています。仕事に遊びに大活躍間違いなしなのが、新型N-VANです。
- 低床化し荷物を積み下ろしやすい造り&乗降性向上
- 荷室:100V AC電源+USBユニット設定(FUNに設定)
- ハイルーフ荷室:荷室長1630mm/荷室高1365mm(2名乗車時)
フロントシート(運転席・助手席)
乗用車並みにしっかりした造り
メーター類:タコメーター設定
商用車・新型を駆動する「エンジン」の情報です。
N-VANのエンジン|直3 DOHC S07A型 改良 採用
- エンジン:直列3気筒DOHC 660cc i-VTECエンジン 自然吸気「S07B」型
- 最高出力:43kW(58PS)/7300rpm
- 最大トルク:65Nm(6.6kgm)/4800rpm
- トランスミッション:CVT
- JC08モード燃費:23.6キロ~23.8キロ
N-VANは主に街中での低速走行が多い状況を想定しています。
そのため、低回転域で出力を発揮できるN-WGNのエンジンを搭載。
N-BOXと変わりません。
低回転域トルクに優れるエンジンは積荷の重さによらず、燃費効率と走行性能の両立が可能なのです。
そして、N-VANのJC08モード燃費となります。
燃費(JC08モード)
NA:23.8キロ
ターボ:23.6キロ
NA&ターボともに経済性が高く、長距離移動にも役立つ燃費性能となりますね。
その燃費数値を含めたN-VAN(自然吸気)のスペックは以下となります。
スペック
全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1780mm
荷室長:1630mm(2名乗車時)/(アクティバン荷室長:1725mm)
荷室高:1365mm/(アクティバン荷室高:1200mm)
ホイールベース:2520mm
エンジン:直列3気筒DOHC S07A型採用(N-WGN搭載)
最大出力:58ps/7300rpm
最大トルク:6.6kg.m/4700rpm
燃費:23.6キロ~23.8キロ
価格:156万~179万円
そして、ついに商用車にも先進安全機能が広がってきましたね。
Honda SENSING搭載
「商用車にも先進安全技術搭載」が話題になっていますね。
- トヨタハイエース:Toyota Safety Sense P標準搭載
- 日産NV350キャラバン:エマージェンシーブレーキとVDC標準装備
- ダイハツハイゼットカーゴ:スマートアシストIII搭載
など「クルマを走らせる仕事にも安全性は必須」との認識が浸透してきています。
N-VANも、運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を搭載し、安全性向上を図ります。
N-VANのベースとなる「N-BOX」に搭載されるHonda SENSINGの機能は、以下のようになっています。おそらく同じ仕様でしょう。
Honda SENSING|10機能
- 衝突軽減ブレーキ
- 行者事故低減ステアリング
- アダプティブクルーズコントロール
- 車線維持支援システム
- 路外逸脱抑制機能
- 誤発進抑制機能
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- オートハイビーム
- 後方誤発進抑制制御
上記、各安全機能の性能を掲載しています。
Honda SENSING|安全性能
衝突軽減ブレーキ
前走車、対向車、歩行者との衝突回避を支援。
約5km/h以上で走行中に自車との速度差が約5km/h以上ある前走車両や歩行者、
または対向車両(二輪車や自転車等を除く)に対して衝突する可能性があるとシステムが判断した場合に作動し、
自動的に停止または減速することにより、衝突回避や衝突被害の軽減を図ります。
対向車両(二輪車や自転車等を除く)と歩行者に対しては、自車が約80km/h以下で走行中の場合に作動します。
路外逸脱抑制機能
車線を検知し、はみ出さないように支援。
約60km/h~約100km/hで走行中に、路外への逸脱またはシステムが路外への逸脱を予測したとき、作動します。
注意点
運転者のステアリング操作に代わるものではありません。
また、運転者が加速やブレーキ操作、急なステアリング操作を行っているとシステムが判断した場合、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
車線維持支援システム(LKAS)
車線内を走行できるようにステアリング操作を支援。
約60km/h~約100km/hで走行中に、路外への逸脱またはシステムが路外への逸脱を予測したとき、作動します。
注意点
運転者のステアリング操作に代わるものではありません。
また、運転者が加速やブレーキ操作、急なステアリング操作を行っているとシステムが判断した場合、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール
適切な車間距離を保ち、運転負荷を軽減。
30km/h~約100km/hで作動します。急なカーブや加速・減速の繰り返しが少ない、高速道路や自動車専用道路などを運転するときに使用します。
標識認識機能
標識の見落とし防止を図り、安全運転を支援。
誤発進抑制機能
不注意による急発進を防止し注意を喚起。
停車時や約10km/h以下で走行しているとき、自車のほぼ真正面の近距離に車両などの障害物があるにもかかわらずアクセルペダルを踏み込んだ場合に、
エンジン出力を抑制し、急な発進を防止するとともに、音と表示で接近を知らせます。
先行車発進お知らせ機能
停止時に、先行車が発進したことをお知らせ。
路外逸脱抑制機能
道路の白線内からはみ出さないための支援機能。
オートハイビーム
対向車や前走車を検知し、 自動でハイ/ロービームを切り換え。
良好な視界の確保に貢献するとともに、切り換え操作の頻度も低減。
追伸情報
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画像引用元:https://www.carscoops.com/
画像引用元:https://www.honda.co.jp/N-VAN/
ビジネスにも遊びにも使えるN-VAN
その広い室内スペースを活かして、キャンプ仕様にカスタム可能など、ビジネス以外にも「シートアレンジ」を活用できます。
また、「キャンプ用ベッド」道具一式を「オプション設定」するなど、新型N-VANではユニークな使い道の提案が行われ、さらにリアバンパーには、「電源コンセント」を装備するようです。
このようなオプション設定はフリード(2列シートモデル)で実績を積み上げているので、ホンダには応用が利き、新型N-VANの売り出し方に役立てるのだと思います。
例:キャンプ仕様にする場合
フラットになったフロアを「荷室空間」として利用し荷物とともにキャンプ場へ向かいます。現地に着いたら、リアバンパーの電源コンセントからの電源供給で明かりを灯し、夕食の支度に入ります。
夕食を終えたら、荷室フロアにマットレスを敷いて「ベッド」仕様に変更。今夜は車中泊でぐっすり眠れそうです。