「RSXがEVになるらしい」
そんな一言を見かけたとき、
胸が高鳴った人と、少し戸惑った人——両方いるはずです。
かつて高回転VTECとともに青春を走り抜けたRSX。
その名前が、2026年秋、アキュラ初の次世代BEVクーペSUVとして復活すると言われています。
これは単なる“名前の再利用”ではありません。
ホンダが次の時代に提示しようとしている価値観そのものが、RSXという器に注がれようとしているのです。
⚡ 新生「RSX」は何者なのか?
結論から整理します。
現時点で有力視されている情報を総合すると、
RSXは2026年秋、米国で先行発売されるアキュラの次世代BEVクーペSUVとして登場すると見られています。
・アキュラブランド
・BEV専用設計
・クーペSUVシルエット
・次世代車両OSを初搭載
かつての3ドアスポーツクーペとは、立ち位置がまったく違う。
けれど、ここが重要なポイントです。
RSXが担う役割は「過去の延長」ではなく、
アキュラの未来を象徴するフラッグシップ第一弾である可能性が高い、という点です。
🧬 なぜRSXという名前が選ばれたのか?
ここは、多くのファンが引っかかる部分だと思います。
「RSXって、そんなキャラだった?」
正直、そう感じるのは自然です。
ただ、RSXという名前には
・若さ
・先進性
・“ちょっと尖ったホンダ”
というイメージが、確かにありました。
ホンダは今、BEV時代において
“技術的に先進であること”をどう感情に結びつけるかを模索しています。
RSXという名前は、その橋渡し役として
「過去と未来をつなぐ記号」に選ばれた——
そう考えると、少し見え方が変わってきます。
🤖 アシモOSとは何か?まだ何がわからないのか?
RSX最大のトピックが、
ホンダ独自の次世代車両OS「アシモOS(ASIMO OS)」の初搭載です。
これは、ホンダが長年ロボット開発で培ってきた
知能化・自律化・人との協調という思想を、車両に落とし込む試み。
現時点で公式に明らかになっている詳細は多くありません。
なので、ここははっきり言います。
👉 具体的な機能や自動運転レベル、量産仕様はまだわからない。
ただし方向性としては、
・ドライバーの操作意図を学習・予測
・状況に応じて最適な支援レベルを変化
・音声やジェスチャーを含む対話型UI
といった、“車が考える”領域への踏み込みが示唆されています。
これは単なるインフォテインメントではなく、
クルマの性格そのものを決めるOSになる可能性があります。
🚙 クーペSUVという選択の意味
RSXが「クーペSUV」になる点も、象徴的です。
BEV時代において、
・空力性能
・バッテリーレイアウト
・居住性
これらを高次元でまとめると、
クーペSUVという形がもっとも合理的になる。
RSXはスポーツカーの代替ではありません。
むしろ、
「走りを諦めたくないけど、時代にも乗りたい」
そんな層に向けた、新しい回答だと考えたほうがしっくりきます。
🌏 日本導入は「逆輸入」が現実的か
日本導入についても、冷静に整理しておきましょう。
現時点では、
日本専用モデルが開発されるという確証はありません。
そのため有力なのが、
・米国生産
・左ハンドル仕様
・少数限定
という逆輸入スキームです。
これは、インテグラ タイプSと同様の考え方。
量よりも、
ブランド価値・先進性・希少性を優先する売り方になります。
万人向けではない。
でも、「わかる人には刺さる」。
RSXは、そういう存在になる可能性が高そうです。
🔮 RSXは“走り”を語るクルマではない?
最後に、あえて踏み込んで言います。
RSXは、
「0-100km/hが何秒か」
「何馬力か」
を語るためのクルマではないかもしれません。
それよりも、
・クルマとどう関係を築くか
・知能を持った乗り物とどう共存するか
・BEV時代に“所有する意味”はどこにあるのか
こうした問いを、ユーザーに投げかける存在。
RSXは、
ホンダが次の10年をどう考えているかを可視化する“思想の塊”
そんなクルマになりそうです。

