2023年の自動車個人向けトレンド③|サブスクリプションサービスの普及

自動車の所有よりも利用を重視する傾向が強まり、サブスクリプションサービスの需要が増加しています。自動車メーカーも、サブスクリプションサービスに参入する動きが活発化しています。

自動車サブスクリプションサービスは、車を所有する代わりに、必要な時に必要な車を利用するサービスです。現在、世界的にサブスクリプションサービスの需要が高まっており、自動車業界でもこのトレンドが見られます。

このサービスは、車両のメンテナンスや自動車保険などの費用も含まれており、初期費用がかからないため、若年層や移動の頻度が低い方には魅力的な選択肢というイメージになっています。(しかし。。。?)

また、例えば一定期間ごとに車を入れ替えたい場合や、都市部で車を所有する必要がないが、必要に応じて利用したい場合などに便利。

車のメンテナンスや修理、自動車税などの手続きも、サブスクリプションサービスの運営会社が行ってくれるため、利用者は手間をかけずに車を利用できます。

 

「必要な時に必要な車を利用するサービス」について補足的解説

この言い回しだと、利用ではなくカーシェアのようにどこかに借りに行くイメージになりますよね。なので、ちょっと補足的に説明します。自動車のサブスクが『一定期間の契約を結んで、月額料金を支払い、車両の利用が可能になる』という定義に変わりはありません。

必要な時に必要な車を利用するサービスとは?わかりやすく

サービス利用中は、一時的に家に保管することができ、サービス契約期間中は常に同じ車を利用することができます。一方でサービスによっては、必要に応じて異なる車を利用することもできます。また、一時的に車両を利用しない場合には、一定期間の解約や休止が可能な場合もあります。いろいろな形態のサービスプランがあるため、サブスクリプションサービスの契約内容をよく確認し、自分に合ったプランを選択することが重要です。

ということです。

サブスクは若年層や移動頻度が低い人に人気?その理由。

自動車サブスクリプションサービスは、一定の若年層や移動頻度が低い人々にとって魅力的な選択肢となっていると考えられますが、必ずしも全ての人々にとって魅力的な選択肢であるわけではありません。

若年層や移動頻度が低い人々にとって、自動車サブスクリプションサービスは、車両の購入やリースよりも手軽であり、柔軟性はあります。

しかし、自動車サブスクリプションサービスは、長期的に車を利用する人にとっては、リースや購入よりも高価になることがあります。(月々定額料、高いですよね。固定費上がっちゃう。経営者なら一部経費かも)

また、自動車サブスクリプションサービスには、利用規約や契約の制限がある場合があるため、自由度が低くなることもあるという点も注意が必要です。(審査でしょうね)

総合的に言えば、自動車サブスクリプションサービスは、一定の人々にとっては魅力的な選択肢であり、今後需要が増える可能性がありますが、個人のニーズに合わせて利用を検討する必要があると言えます。

なのでKINTO ONE中古車も始まったのでしょう。(納期も一か月程度らしいです)

KINTO ONE中古車は、新車のサブスクKINTO ONEで利用した車両のみ扱う、中古車サブスクサービスなようです。リサイクル効果がありますね。

【補足】車を購入するか、リースするよりも手軽?

ここも一定の人にとって限定的に有利となる内容です。購入やリースでは、一定期間の契約を結ぶ必要があり、車両のメンテナンスや保険などの手続きも必要になります。

しかし、サブスクリプションサービスでは、必要な手続きや費用がサービスに含まれており、また、必要に応じて車種を変更することもできます。ですので、車の所有や運転に必要な手間を省きたい場合には、自動車サブスクリプションサービスがおすすめ、という仕様になります。

各メーカーもサブスク提供に注力中だけど…

自動車業界においても所有から利用への転換が進んでいるといえます。ですが、

現時点では、まだ普及し始めたばかりであり、一部の国や地域でしか提供されていないことが多いです。

例えばトヨタのKINTO
世界で「KINTO Join」「KINTO Carshare」なんてサービスが登場しています。
これはライドシェア・カーシェアのことで他人との共有ですね。
日本ではわりかんKINTOという家族・友人・仲間との共有は登場しています。
KINTOはカーリースがスタートでしたから、サブスクの定義が広がっています。

やはり日本でのクルマサブスクに対する認知、普及にはハードル高いようです。今後もサービスの拡大が期待されるものの、それは海外で先行されるでしょう。

日本は「若者が」とかって言いつつ、クルマは若者も結構、所有がメインだからです(中古でも所有したいですよね)

一方で、世界の利用者にとっては利便性が高く、自動車業界にとって新たなビジネスモデルとして注目されています。日本では利権や新しいものへの抵抗もあり、まだ時間のかかるのが自動車のサブスクリプションサービスですね。

需要は世界的に増えており、日本はまだジワジワと浸透してる最中のようです。BEV(電気自動車)の普及率と似ていますね。「(需要がわかんないから)手始めにサブスクで」って供給方法をとっているように思います。

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