ホンダのコンパクトサイズミニバンであるフリードが
2019年9月にビッグマイナーチェンジを予定している
との情報が入って来ました。
現行型フリードは2016年9月に登場しましたが
2017年5月にカラー変更。
9月にコンプリートモデル「Modulo X」を追加するなど
細かな改良が行われましたが、
大掛かりなアップデートは初めてとなります。
フリード最大のライバルモデルである
トヨタのシエンタは、
2018年9月にマイナーチェンジを実施して
人気を高めている中で
フリードはどのような変更を行うのか紹介したいと思います。
フリード マイナーチェンジ|主な変更点
- ガソリン:1.0L 3気筒直噴ターボ搭載
- Honda SENSING全車標準装備
- 後方誤発進抑制機能/オートハイビーム追加
ページコンテンツ
パワートレーン刷新&HV燃費向上
今回のマイナーチェンジの大きな目玉が
新エンジンの設定となっています。
現行型フリードに搭載されているエンジンは
1500cc直列4気筒自然吸気エンジンとなっていますが、
大幅にダウンサイジングされ
1000ccのターボエンジンの搭載が濃厚となっています。
フリードに搭載される
1000ccターボエンジンのスペックは
- 最高出力:129ps/5500rpm
- 最大トルク:18.4kgm/1700-4500rpm
- ※欧州シビック値:最大出力127ps/最大トルク20.4kgm
となっています。
1500ccエンジンと比較しても11psと
3.7kgmのパワーアップに成功しているほか、
燃費性能の向上や自動車税が安くなるなどの
メリットがあります。
ハイブリッド車は新型モーターの採用によって
燃費性能の向上が行われます。
1.0L 3気筒直噴ターボガソリン|詳細
欧州シビックに搭載される
新型1.0Lターボエンジンを搭載する予定です。
最高出力:129ps/5500rpm
最大トルク:18.4kgm/1700-4500rpm
現行搭載の「1.5L NAエンジン」を廃止して
新型1.0Lターボエンジンに置き換えるというのが、現在の情報です。
1.0Lターボ:129ps/18.4kgm
1.5L NA:132ps/15.8kgm
1.0Lターボは、1.5L NAと比べトルクが太くなり、
過給機のアシストにより「加速」が格段に良くなります。
ハイブリッドi-MMD搭載|詳細
ガソリンエンジン仕様への1000ccターボエンジンが
期待されていますが、
今回のマイナーチェンジでは
ハイブリッドモデルもシステム性能向上が
実施されるとの噂があります。
現行型では1モーター式のi-DCDが採用されていますが、
最新型の2モーター式i-MMDに変更するというものです。
フリードに搭載が噂されているのは
新型インサイトにも搭載されている
「1500cc SPORT HYBRID i-MMD」となっています。
このシステムのメリットは
エンジンとモーターが完全に切り離されているので、
エンジン単独での駆動、モーター単独での駆動が可能となり、
より細かな制御を行うことで燃費だけでなく
アクセルレスポンスの改善も見込まれます。
エクステリア
フリードはマイナーチェンジによって
エクステリアデザインの変更が行われる予定となっています。
その主な内容としては
ヘッドライトが最近のホンダ車に
採用が進められている新型LEDへの変更。
それに合わせて前後バンパー形状の変更や、
新デザインのアルミホイール採用が行われる予定です。
これらの変更によってフリードのエクステリアデザインは
今以上にスタイリッシュに生まれ変わります。
また、マイナーチェンジに合わせて
ボディカラーの追加と廃止なども予定されています。
インテリア
フリードのインテリアに関しては
大幅な変更が無いと考えられています。
そのため、さらなる使い勝手の向上を図り、
運転席や助手席の後ろに
折り畳み型の簡易テーブルの設定や、
ハイブリッド車に関しては屋外でも使用可能な
コンセントの設定が考えられます。
安全装備
現在フリードに搭載される
「Honda SENSING」の機能は、
- 衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能
- アダプティブクルーズコントロール
- 車線維持支援システム
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 標識認識機能
で安全に関する先進機能を一通り採用しています。
今回のマイナーチェンジで2つの機能を追加し、
さらに安全性を高めることが予想されます。
自動でヘッドライトのハイビームと
ロービームの切り替えを行うオートハイビームや
後進時の誤発進抑制機能といった機能を追加するとともに、
全グレードに標準装備となるでしょう。
フリード|予想スペック
全幅:1695mm
全高:1710〜1735mm
ホイールベース:2740mm
エンジン(ガソリン車):1000cc直列3気筒直噴ターボ
エンジン(ハイブリッド車):1500cc直列4気筒
モーター:新型交流同期発動機
トランスミッション(ガソリン車):CVT
トランスミッション(ハイブリッド車):7速DCT
燃費性能(ガソリン車):JC08モード燃費20.0km/L程度
燃費性能(ハイブリッド車):JC08モード燃費27.5km/L程度
【2016年9月16日】新型フリード/フリード+
予約受付は8月5日開始(初期予約でも納期は11月以降)。
新型フリードはキープコンセプトで登場。
シエンタに持っていかれた話題を取り戻すため、
- 1.0Lターボは中止
- 1.5Lガソリン&1.5Lハイブリッドを搭載
- フリードスパイクはフリード+(プラス)へ
- 新型フィット譲りの居住性が進化
して、フルモデルチェンジ実施。^^
新型フリード(2WD・FF・3列シート)の価格&グレード
- ガソリン価格:燃費:19.0km/L
B
188万円(6人乗り)
G
198万円(6人乗り)
200万円(7人乗り)
G Honda SENSING
214万3200円(6人乗り)
216万4800円(7人乗り)
ハイブリット価格
- HYBRID B/EX:燃費27.2km/L/HYBRID G:燃費26.6km/L
HYBRID B
225万6000円(6人乗り)
HYBRID G Honda SENSING
249万6000円(6人乗り)
251万7600円(7人乗り)
HYBRID EX
265万6000円(6人乗り)
新型フリード(4WD・3列シート)の価格&グレード
ガソリン価格
B
209万6000円
G
221万2200円
G ホンダセンシング
233万2200円
ハイブリッド価格
HYBRID B
247万2000円
HYBRID G Honda SENSING
272万8200円(EXは2WDのみ設定)
新型フリードのパワートレーン|1.5L NA/1.5Lハイブリッド搭載
新型フリードは1.0Lターボを見送り。
- 1.5L i-VTEC(NA)
- 1.5L i-DCDハイブリッド
の2本立てで行くと、方向性を決めました。
i-DCDハイブリッドは次世代に入り、
大幅にブラッシュアップ。
スムーズな加速フィーリング、
優れた低燃費性能を手に入れてます。
スパイクは「フリード+(プラス)」Gエアロモデルは「スパーダ」へ
フリードスパイクの「スパイク」という名は、
フリードの旧モデル「モビリオ」時代の呼称。
なので響きが古いため
フリード+(プラス)と名称変更をします。
フリード+は名称からもわかるように
「N-BOX+」のように
室内空間の自由度という点で機能と使い勝手が充実したモデル。
3列目はね上げ式シートで荷室高を確保「居住性抜群」
ライバル・シエンタは3列目シートが「床下収納」です。
居住性が好評です。
フリードはこれと勝負しなければなりません。
新型フリードの3列目シートは、
現行の跳ね上げ式を継続します。
これは3列目シートのクッション性を
損なわないための配慮です。
床下収納や折りたたみ式だと、作りによっては
センベイシートになって乗り心地は良くありません。
さらに、跳ね上げ式であることによって、
床から屋根までの「高さ」を確保。
現行の便利な積載性を引き継ぎ、
「ラゲッジ」収納の用途も広がります。
新型フリードに採用される乗車人数は?
- 2列シート(5人乗り)フリード+
- 3列シート(6/7人乗り)フリード
各仕様を用意。
2列シートは後方の空間に余裕があって
また人気となるでしょう。
追伸情報
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以上がフリードのマイナーチェンジに
関する情報となっています。
ライバルのシエンタがフリードを意識した
マイナーチェンジを実施してきたことから、
フリードも大幅な仕様変更によって
差別化を行うことは確実でしょう。
また価格に関しては
新型エンジンやハイブリッドシステムの
搭載が行われると、現在から
約10〜15万円の価格上昇が考えられています。
それでも燃費性能の向上に繋がるので
人気は衰えないと考えています。
フリード|来歴
ホンダ フリードはモビリオの後継モデルとして、
「運転しやすいサイズでありながら、
室内空間にゆとりがあるコンパクトミニバン」
というコンセプトで
初代モデルが2008年に登場しました。
初代モデルは2代目フィットの
プラットフォームをベースに
前輪以降のフロアパンを新規開発。
燃料タンクを2列目シート下に配置し、
1列目シート下に空間が生まれ、
2列目シートの乗員の足元空間に余裕もでき、
コンパクトサイズながら大人数での
ドライブをこなせるミニバンとして人気を集めました。
現行型は2016年に登場した2代目となっており、
フロントウィンドウを特徴的なデザインとすることで
ドライバーの見上げ角を向上。
フロントコーナーウィンドウを大きく、
フロントピラーを細くすることによって
視界を拡大しています。
また、パワートレインに関しても
ガソリン車・ハイブリッド車共に新型となり、
ハイブリッド車に関しては、1モーター内蔵
7速デュアルクラッチトランスミッション
「SPORT HYBRID i-DCD」を採用した他、
ハイブリッド車初・重希土類完全フリーの
ネオジオ磁石を採用しています。
その他にも安全面に関しても
大幅に強化されており、
ホンダが誇る安全運転支援システムの
「Honda SENSING」を新たに採用。
単眼カメラとミリ波レーダーによって
- 衝突被害軽減ブレーキ
- 歩行者事故低減ステアリング
- アダプティブクルーズコントロール
- 車線維持支援システム
- 路外逸脱抑制機能
- 誤発進抑制機能
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
といった機能を有しています。