【2027年登場予想】スズキ新型カプチーノFRクーペが復活！？トヨタS-FR＆コペン兄弟車として誕生する“令和の軽スポーツ伝説”

1990年代、日本中のスポーツカーファンを熱狂させた「スズキ・カプチーノ」。
軽自動車でありながらFR（後輪駆動）を採用し、
“操る楽しさ”を純粋に味わえる1台として伝説となった。

そして今──そのカプチーノが、
2027年に“乗用車版”として復活する可能性が浮上している。

トヨタS-FRをベースに、ダイハツ・コペンと並ぶ3兄弟構想のひとつとして、
スズキが誇る“走りのDNA”を現代に蘇らせる計画だ。

この記事では、トヨタ×スズキ共同開発による
「新型カプチーノFRクーペ」の登場予想を徹底的に掘り下げていく。

1. 初代カプチーノが遺した伝説

1991年に誕生したスズキ・カプチーノは、
660ccターボ＋FRレイアウトという驚異的なパッケージで登場。

軽自動車ながら前後50:50の理想的な重量バランスを実現し、
“ミニフェラーリ”とも称された名車だ。

ドライバーとクルマの一体感を大切にするその設計思想は、
今でも根強いファンに愛されている。

そして2027年──その魂を受け継いだ“次世代FR”が、
再びカプチーノの名を冠して登場する可能性が高まっている。

スズキ新型カプチーノは、トヨタS-FRをベースとしたOEM兄弟モデルとして開発が進んでいると噂されている。
共通のFRプラットフォーム「DNGAスポーツFR」を採用し、
ダイハツ・トヨタ・スズキの3社連携で進行中と見られる。

トヨタS-FR＝“王道スポーツ”
ダイハツ・コペンFR＝“親しみやすいライトFR”
そしてスズキ・カプチーノFR＝“ピュアスポーツDNAの再現”

それぞれ明確なキャラクター分けがなされているのが特徴だ。

スズキはここ数年、ハスラーやスイフトスポーツなど「走り×遊び心」のモデルを積極展開してきた。
先日はクロスビーが新型になり、まだこの路線を進化させる姿勢も見られる。

しかし、かつてのような“本格FRスポーツ”は長らくラインナップに存在していない。

そんな中で持ち上がったのが、「カプチーノ復活計画」。
トヨタグループが主導する小型FR構想にスズキが加わることで、
90年代の伝説を令和仕様で再構築する狙いだ。

つまり、スズキらしい軽快さ＋トヨタの技術＋GR系チューニングという
まさに夢の共同開発プロジェクトなのである。

複数の情報筋によると、
2025年のジャパンモビリティショーで「新型カプチーノ・コンセプト」が出展される可能性がある。

その後、2026年に走行テストを開始し、
2027年春〜夏の市販化が目標スケジュールとされている。

また、スズキは2027年以降に向けて「EVとアナログスポーツの二軸戦略」を掲げており、
カプチーノFRはその“アナログ側の象徴モデル”となる見込みだ。

メカニズムはS-FRやコペンFRと共通ながら、
スズキ独自の軽量化・ハンドリングチューニングが施される可能性が高い。

価格はトヨタS-FRよりもやや抑えめになる見込みで、
若年層＋往年のカプチーノファンの両方をターゲットに設定。

軽自動車時代の“手の届く夢”をそのまま再現する価格設計になるだろう。

また、スイフトスポーツの上位モデルとして位置づけられる可能性もある。

デザインは、初代カプチーノの丸目＋ショートノーズを踏襲しつつ、
よりワイドで安定感のあるフォルムへ進化。

トランク付きのクーペスタイルで、
ルーフラインはどことなく初代の“Tバールーフ”を思わせる意匠になると噂されている。

「懐かしいのに新しい」──
それが2027年型カプチーノのテーマだ。

スズキが誇るのは“無駄を削ぎ落とす設計思想”。
ハスラーやアルトでも示されたように、軽さと実用性のバランスは抜群だ。

新型カプチーノでもこの哲学が貫かれ、
FR駆動ながらも扱いやすく、日常でも楽しめるライトウェイトクーペに仕上がると見られる。

「日常の買い物帰りでもワクワクできるFR」──
そんなスズキらしい新時代のスポーツ像が描かれている。