「まさか、ここまで来るとは思わなかった。」
東京オートサロン2026の会場で、インテグラを前にそう呟いた人は、きっと一人や二人ではなかったはずです。
長らく“海外だけの存在”だったその名が、ついに**「日本導入を検討」**という公式ワードとともに語られました。
これは単なる噂話ではありません。
ファンの熱量が、メーカーの判断を現実に押し上げた——そんな瞬間を、私たちは目撃しています。
🚗 インテグラ、日本復活の現実味が一気に高まった理由
結論から言うと、東京オートサロン2026がすべての流れを変えました。
当初、ホンダ(正確にはアキュラ・インテグラ)の国内導入予定は白紙。
展示自体も「参考出品」という、いわば様子見の位置づけでした。
ところが、会場の反応は想定を大きく超えるものだったようです。
実車を前に人が集まり、写真を撮り、SNSでは即座に拡散。
その熱狂を受け、ホンダ幹部が**「日本導入に向けた検討を行っている」**と公式にコメントしました。
これは極めて重要な一言です。
なぜなら、「検討」という言葉は、社内で具体的な議論が始まっていなければ出てこないからです。
🔄 「逆輸入」という現実解が浮上した背景
今回、有力視されているのが米国生産モデルの逆輸入という形です。
・生産は米国オハイオ州工場
・左ハンドル仕様のまま
・少数限定で日本へ導入
このスキームが検討されている理由は、とても現実的です。
日本仕様に作り替えるには、
右ハンドル化、保安基準対応、専用ライン確保…と莫大なコストがかかります。
一方、日米貿易交渉に伴う規制緩和を活用すれば、米国仕様のまま導入するハードルは一気に下がる。
つまり今回の計画は、
「理想論」ではなく成立する現実解として浮上してきた、というわけです。
🔥 シビック・タイプR譲りの“本気の中身”
インテグラがここまで注目される理由は、もちろん名前だけではありません。
心臓部には、
320馬力を発生する2.0L直列4気筒ターボエンジン
6速マニュアルトランスミッション
この組み合わせ、察しのいい人ならピンときますよね。
そう、シビック・タイプRと血を分けた存在です。
ただし、方向性は少し違う。
インテグラは「速さの主張」よりも、
余裕・質感・大人っぽさに重きを置いたスポーツセダン。
走りの刺激は本物、でも空気感は落ち着いている。
このバランス感覚こそが、アキュラというブランドの真骨頂です。
✨ なぜ今、インテグラなのか?
ここで一度、「なぜ今インテグラなのか?」を整理しておきたいと思います。
・MTスポーツが減り続ける時代
・セダン×スポーツの選択肢が激減
・若い頃にインテグラを知っている世代が“大人”になった
この3つが、今、重なっています。
つまりインテグラは、
ノスタルジーだけでなく、今の市場の隙間を正確に突いてきた存在なんです。
🍔 例えるなら「幻のご当地バーガー」
今回の日本導入検討を、あえて例えるなら——
「海外でしか食べられなかった絶品ご当地バーガーが、ファンの署名活動によって期間限定で日本上陸する」
そんな状況に近い。
日本向けに味を変えない。
現地のレシピ、そのまま。
だからこそ“本物”としての価値がある。
左ハンドルであることすら、
このクルマにとってはストーリーの一部になるはずです。
🧭 期待しすぎず、でも夢を見ていい段階へ
正直に言えば、
・販売台数
・価格帯
・正式な時期
これらは、まだわかりません。
ただ一つ言えるのは、
「夢物語の段階」はすでに終わった、ということ。
ファンの声が、確かに届いた。
その事実だけで、今回の出来事には十分な意味があります。
ただ、個人的に”あの頃”のインテグラとは存在の意味が違うんだよねぇ。




















