トヨタ1.6L直3ターボエンジンG16E-GTS&4WD技術GR-FOUR
トヨタGRヤリス搭載エンジンは新開発1.6L直列3気筒直噴ターボエンジン、G16E-GTSです。
3気筒エンジンでありながら272ps出力を発生するモンスターエンジンになります。
G16E-GTSエンジンの性能
- 3気筒直噴ターボエンジン
- 排気量1.6L
- 出力272ps
- トルク370Nm
ターボチャージャーはシングルスクロール式でレスポンス重視のセッティングとなっています。
RZ”High performance”には過酷な走行時の熱対策に冷却スプレー機能を搭載。
GRヤリス RZ High performanceベース特別仕様車2024|オジエEdition&ロバンペラEditio設定
よりレースを意識したスペックとなっています。
同エンジン搭載候補新型モデル
トヨタ4WDシステム【GR-FOUR】
GRヤリスに搭載される4WDシステムはGR-FOURという専用システム。
GR-FOURという専用の名称が与えられた4WDシステムです。
FFベースのヤリスに後輪トルク配分の大きいモードが存在する点が特徴
RAV4に搭載されるダイナミックトルクベクタリングAWDの延長線上にあるテクノロジーです。
任意にトルク配分のモードセレクトができることも特徴になります。
4WDモードスイッチの種類 | |
NORMALモード | 前輪60:後輪40でクイックに曲がり狭いコーナーや駐車に便利な街乗りに適したモード。 |
SPORTモード | 前輪30:後輪70でフロントのトルクをリヤで吸収してより速くコーナーを駆け抜けるFRの乗り味を目指したモード。0:100にするのは無理でそうすると微差の範囲でトルクが動いてステアリングフィールに影響が出るための仕様です。 |
TRACKモード | 前輪50:後輪50でプロドライバーと走行性能を突き詰めたスポーツ走行最速モード。 |
4WDモードスイッチの種類には上記3つが用意されています。
割合の異なるトルク配分によって路面状況、好みの設定にした走行特性が得られます。
トルク配分を不等にできるのは前後デフのギヤ比が異なるからです。
電子制御カップリングの締結が強くなるほどリアにトルクが流れて20:80の割合に達する場合も。
この特殊なデフは前後ともジェイテクト製トルセンデフ(TypeB)を採用しています。
High-performanceグレードのみの装備で通常グレードのGRヤリスにはオープンデフが装備されます。