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トヨタGR-FOUR&1.6L直3ターボエンジン“G16E-GTS”とは|GRヤリス&カローラツーリングGT-FOUR搭載

トヨタは2020年の東京オートサロンで新型ヤリスベースのスポーツカーGRヤリスを発表しています。

エンジンは新開発1.6L直列3気筒直噴ターボエンジンG16E-GTSを搭載しており、3気筒エンジンながら272馬力という驚異的な出力を発生。

そして、駆動方式は”GR-FOUR”という専用の名称が与えられた4WDシステムです。



トヨタ4WDシステム【GR-FOUR】とは

GR-FOUR

GRヤリスに搭載される4WDシステムはGR-FOURという専用のものとなっています。

こちらはRAV4に搭載されるダイナミックトルクベクタリングAWDの延長線上にあるテクノロジーと考えられ、任意にトルク配分のモードセレクトができることも特徴となっています。

4WDモードスイッチの種類

FFベースのヤリスながら後輪の方がトルク配分が大きいモードが存在する点は大変特徴的といえるでしょう。

NORMALモード

前輪60:後輪40でクイックに曲がり、狭いコーナーや駐車に便利な街乗りに適したモード。

SPORTモード

前輪30:後輪70でフロントのトルクをリヤで吸収して、より速くコーナーを駆け抜けるFRの乗り味を目指したモード。

0:100にするのは無理で、そうすると微差の範囲でトルクが動いてステアリングフィールに影響が出るからのようです。

TRACKモード

前輪50:後輪50でプロドライバーとともに走行性能を突き詰めて開発したスポーツ走行最速モード。

4WDモードスイッチの種類には上記3つが用意されています。

割合の異なるトルク配分によって、路面状況、好みの設定にした走行特性が得られます。トルク配分を不等にできるのは、前後デフのギヤ比が異なるからです。

なので、電子制御カップリングの締結が強くなるほど、リアにトルクが流れて20:80の割合に達する場合もあるようです。

この特殊なデフは前後ともジェイテクト製トルセンデフ(TypeB)を装備しています。High-performanceグレードのみの装備で、通常グレードのGRヤリスにはオープンデフが装備されます。

結論として、非常に高度な制御システムやカーボン素材を摩擦材に使用していることから、このシステムを大量生産する車種に採用する可能性は低いでしょう。

G16E-GTSエンジンとは

GRヤリスの特徴として、G16E-GTSという新開発の専用エンジンを搭載していることも挙げられます。

このエンジンは3気筒直噴ターボエンジンで1.6Lの排気量となっていて、272馬力もの出力と370Nmものトルクを発生します。

272馬力は6500回転程度で発生すると見る向きもあり、9000回転が最高出力となるようなピーキーなエンジンではないようです。

圧縮比は10.5、ターボチャージャーはシングルスクロール式となり、レスポンス重視のセッティングとなっている模様です。

RZ”High performance”には過酷な走行時の熱対策に冷却スプレー機能を搭載するとアナウンスされており、よりレースを意識したスペックとなっています。

GRヤリスの燃費については公表されていない

スペック的に気にするような車種とも言い難いです。1280kgの車重となっており、WTLCモードで14.0km/lあたりが限界となるはずです。

ヤリスGR自体が「WRCモデルに採用するレベルのエンジンを市販車に搭載する」という方向性のため、G16E-GTS自体はあまり多岐にわたった車種展開はないとみていいでしょう。

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