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マツダが放つ“未来の魂動”|ビジョンXクーペ誕生

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2025年10月29日(水)、東京で開幕したジャパンモビリティショー。その会場で、マツダが静かに、しかし確かに「未来への扉」を開きました。
名は「Vision-X Coupe(ビジョン・エックス・クーペ)」。

ロータリーエンジンの鼓動が再び息を吹き返した瞬間でした。
会場に立ち尽くした人々が感じたのは、単なる“懐かしさ”ではなく、“誇り”だったと思います。
——あの唯一無二の走りが、時代を超えて帰ってきたのです。

◆ ビジョンXクーペが描く“マツダの未来像”

マツダは、2035年という遠い未来を見据えて「Vision-X Coupe」を開発しました。

全長5,050mm・全幅1,995mm・全高1,480mmの堂々たる4ドアクーペ。
そのサイズ感は、かつて4ドアクーペの象徴だったメルセデス・ベンツCLSを上回り、
マツダ6よりもひと回り大きな“新しいプレミアム領域”を切り拓く存在です。

デザインはもちろん、マツダの魂動(こどう)デザインの進化形。
「再発明ではなく、洗練」という言葉がふさわしい。
流れるようなルーフライン、牙のように鋭いフロントアクセント、そして無駄を削ぎ落としたリアデザイン。
従来の“情熱的な動”から、静かな“知性の動”へと昇華しています。


◆ なぜマツダビジョンXクーペが注目されるのか?

理由はひとつ。“ロータリーエンジンの復活”と“環境への挑戦”が共存しているからです。

マツダが選んだのは、503馬力を誇るターボチャージャー付きロータリー・プラグインハイブリッド。
かつてRX-7やRX-8で世界中を魅了した回転の魂が、電気の力を得て進化しました。

しかも、ただ速いだけではありません。
マツダはこのパワートレインに「走行中に空気をきれいにする技術」を組み込みました。

CO2を排出しない、ではなくCO2を“吸収する”クルマ
それがビジョンXクーペの真の姿です。


◆ 微細藻類×CO2回収というマツダの新境地

マツダの毛籠勝弘CEOは、発表会でこう語りました。
「私たちはエンジンを捨てるのではなく、地球と共に生きる方法を選びます。」

Vision-X Coupeには、微細藻類由来のカーボンニュートラル燃料と、
マツダ独自のCO2回収技術が組み合わされています。

微細藻類は成長過程で二酸化炭素を吸収し、その油脂を燃料に転換。
残りは栄養豊富な副産物として食品や有機肥料に再利用される。
まるで“生命の循環”をモビリティの中に閉じ込めたような発想です。

さらに驚くのは、マツダが排気ガスから直接CO2を回収できるシステムを開発したこと。
これにより、クルマが走るほど大気がきれいになる——そんな未来が、
もはや夢ではなく現実の技術として示されました。


◆ 503馬力のロータリーPHEV──走りの本能を呼び覚ます

ターボロータリーエンジンと電気モーターが織りなす総合出力は503馬力(375kW / 510PS)。
0→100km/h加速や最高速のデータは未公表ながら、数値以上に“心を震わせる体験”が約束されています。

EVモードでの航続距離は約160km、総航続距離は約800km。
つまり、日常使いの静粛性と長距離ドライブの自由度を両立する、理想的なハイブリッドバランスです。

かつて「エンジンの振動が心地よかった」と語るRXファンも、
この新しいロータリーには同じ“魂のリズム”を感じることでしょう。
それは音でも振動でもなく、“共鳴”に近い。
ドライバーとクルマが、呼吸を合わせるように動くあの感覚です。


◆ ミニマルで温かい、未来のインテリア体験

Vision-X Coupeの室内は、最新のデジタル装備を備えながらも“人の温もり”を感じる設計。
3つに分かれたアナログ調デジタルメーター、野球ボールステッチのシフトレバー、
そしてツートンカラーのトリム。
そこには「スクリーンに頼らない未来」という、マツダらしい反骨精神が息づいています。

センターコンソールは広く、ピラーに浮かぶように配置されたステアリングディスプレイは未来的。
それでいて、座った瞬間に感じるのは“懐かしさ”。
過去のマツダファンが、ふと涙ぐむような心地よさが宿っています。


◆ Vision-X Coupeが語る“これからの走り”

このクーペは単なるコンセプトではありません。
2030年代に向けてマツダがどう生きるか——その「哲学の宣言」です。

効率や自動化が進む中で、マツダはあえて「人とクルマの関係性」を問い直しました。
“運転が楽しい”という感情を、未来の技術でどう再構築できるか。
Vision-X Coupeは、その答えを静かに提示しています。

走る歓びと、地球への優しさ。その両立は、これまで“理想論”とされてきました。
けれど、マツダはそれを現実の設計思想として形にしてしまった。
それがこの車の、最大の感動ポイントです。


◆ ファンにとっての“約束の再来”

RX-8の生産終了から十数年。
ロータリーエンジンという言葉が、懐かしさと共に語られてきました。
けれどVision-X Coupeは、そのノスタルジーを超えていきます。

それは「復活」ではなく「進化」。
ロータリーの鼓動が、今度は地球を癒すために回る。
このパラドックスこそ、マツダというブランドのロマンだと思います。

——だからこそ、ファンは再び心を動かされる。
この車が現実になるその日を、ただ待つだけでなく、
“同じ時代を生きている誇り”を感じながら、今を楽しみたくなる。

そんな気持ちにさせてくれるのが、ビジョンXクーペなのです。


まとめ

・発表日:2025年10月29日(水)
・会場:ジャパンモビリティショー(東京)
・システム出力:503馬力
・EV航続距離:約160km/総航続距離:約800km
・価格帯:未定(予想:1,000万円前後)

マツダが挑む次の10年。
その中心には、やはり“人の心を動かす技術”がある。
Vision-X Coupeは、その象徴であり、ロータリーという魂の再生物語です。