ホンダ0αプロトタイプ|小型EVに宿る“世界戦略”の鼓動
2027年以降日本発売予定
2025年10月、日本中のEVファンが息をのんだ──。
ホンダがついに「0α(ゼロ・アルファ)」プロトタイプを世界初公開したのだ。

未来を“軽やかに、そして賢く”走り抜ける小型SUV。その姿には、かつてのシビックやフィットが世界を驚かせたあの頃のDNAが息づいている。
見た瞬間に感じたのは「これ、ホンダの新しい始まりだ」という確信。コンパクトでありながら、どこか頼もしさを感じるそのフォルムは、私たちの“次の相棒”になる予感に満ちていた。
小さくても“大きな挑戦”──ホンダ0αが描く新時代の序章
2025年10月(ジャパンモビリティショー2025で公開)、ホンダが披露した「0αプロトタイプ」は、単なる小型電気SUVではない。
それは、電動化の未来にホンダがかける“覚悟”の象徴だった。

0αは、ホンダが世界展開を視野に開発を進める「0シリーズ」の第3弾。
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すでに発表された「0サルーン」「0 SUV」に続く“ゲートウェイモデル”として、より幅広いユーザーにEVの楽しさを届ける存在になる。

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ターゲット市場は、日本とインドを中心としたグローバル。
販売は2027年(令和9年)頃に予定されており、価格帯はおそらく300万円前後から400万円台と見られる。
日常に寄り添うサイズ感ながら、技術的にはホンダの最先端が詰め込まれている。

“0シリーズ”共通の哲学──「薄く、軽く、賢く」
ホンダが掲げる0シリーズの開発コンセプトは、ずばり「薄く、軽く、そして賢く」。
この言葉に込められた意味を理解すると、0αのすごさが見えてくる。

新開発の超薄型バッテリーパックとコンパクトe-Axleによって、床面を低く保ちながらも車内空間を拡大。
その結果、外観はスリムで未来的なのに、車内に乗り込むと驚くほど広い。
「EVだから狭い」という常識を、ホンダは静かに覆そうとしているのだ。
さらに、重量を抑えるためにボディ構造やパネル配置を徹底的に再設計。
デザインと機能を両立させた“軽さの哲学”が、走りの快感にも直結している。
なぜこのクルマが注目されるのか?──“ホンダらしさ”の再起動
0αが注目を集めている理由は、スペックだけではない。
それは「ホンダらしさ」を取り戻す象徴だからだ。
ホンダのクルマは、かつて“世界を走る小型車の代名詞”だった。
シビック、フィット、CR-X…どれも「小さくても妥協しない」哲学で作られたモデルたち。
0αはそのスピリットを電動時代にアップデートし、“小さくても世界を変えるEV”を目指している。

デザイン面では、上位の0 SUVに似た一体感あるフォルムながら、より都市生活にフィットするコンパクトなサイズ。

フロントの光るHondaエンブレム、U字型LEDライトバー、シームレスなリアデザイン──。

どれも「未来」を強く感じさせる要素だが、不思議と“親しみ”を感じる。
それこそが、ホンダらしい温度感なのだ。
テクノロジーは静かに革命的──航続距離483km&自動運転レベル3
現時点では詳細スペックは公表されていないが、0αは他の0シリーズ同様、約483km(300マイル)前後の航続距離を目指している。
ホンダらしく“数字だけにとらわれない実用性”を重視しており、冷暖房使用時でも安定した走行が可能なバッテリーマネジメントが期待される。
また注目は、自動運転レベル3の搭載。
高速道路での“アイズオフ(手放し・目離し)運転”に対応する予定で、日常の移動に「安心」をもたらす。
長距離通勤や渋滞時の疲労軽減など、“EVらしいやさしさ”が体験できるはずだ。
充電規格についても、0サルーンや0SUV同様にNACSポート対応の可能性が高い。
北米展開が正式に決まれば、世界中で統一的に利用できる環境が整うだろう。
未来を照らす「ゲートウェイEV」

0αの立ち位置は、ホンダEV戦略の“入口”でありながら、ブランド全体を底上げする“旗印”でもある。
なぜなら、この一台にはホンダが抱く「未来の理想」が凝縮されているからだ。
開発チームが掲げるのは、「走る歓び」と「暮らしへの調和」。
それは単に環境にやさしいだけではなく、日常の延長線上に“ワクワク”を生み出すクルマづくり。
0αはその思想を、誰もが手にできる価格とサイズで具現化したモデルといえる。
ホンダの開発陣は「EVを“我慢の乗り物”にはしたくない」と語っている。
その想いがデザインにも、走りにも、空間づくりにも息づいているのだ。
【まとめ】──“未来のホンダ”を感じた瞬間
もし展示会で0αを前にしたら、まず感じるのは“静けさの中の力強さ”だと思う。
ボディラインは控えめなのに、ひと目で“未来を走るクルマ”だと分かる。
シートに座ると、足元のフラットな床が心地よく、視界が広い。
「これなら毎日の運転がもっと自由になる」と思える瞬間がある。
ホンダ0αは、スペックよりも“体験”で語るクルマだ。
その温度感と誠実さに、かつてホンダ車に恋した人たちはきっと胸を熱くするだろう。
発売予定:2027年度中/価格帯:300〜400万円台(予想)
0αは、「技術」と「想い」が融合したホンダの新しい原点。
薄く、軽く、賢く──その言葉どおり、未来へのドアをそっと開く一台だ。
次のモビリティ時代に向けて、ホンダは再び“人の心を動かすクルマ”をつくり始めている。













