ダイハツの名を一躍有名にした“軽スポーツ”──コペン。
可愛いデザインと本格的な走行性能で多くのファンを惹きつけたあのモデルが、
今、まったく新しい形で帰ってくるかもしれない。
それが、「コペン乗用車版」=FR(後輪駆動)スポーツクーペ構想だ。
トヨタのS-FRと共通プラットフォームで開発が進んでいると噂され、
2027年の市販化が有力視されている。
この記事では、S-FR兄弟としての新型コペンFRクーペの登場予想を、
最新の開発背景・スペック・価格情報を交えて深掘りしていく。
1. コペンの歴史とブランド価値
2002年に初代が誕生したダイハツ・コペンは、
「誰でも気軽にスポーツカーを楽しめる」ことをコンセプトに開発された軽オープンカー。
2014年の2代目では着せ替えボディ構造「D-Frame」を採用し、
遊び心あるデザインとカスタマイズ性で人気を博した。
しかし時代は変わり、軽自動車枠でのスポーツカー市場は縮小傾向に。
ついに2026年夏の生産終了が発表されました。
ダイハツ「コペン」現行モデル、2026年8月生産終了へ―なぜ愛され続けたのか?復活への期待も
そこでダイハツが次に狙うのは──
“軽”を超えた、新しいライトウェイトFRスポーツ”なのだ。
2. トヨタS-FRとの関係性
この新型コペンFRクーペは、トヨタが主導する「S-FRプロジェクト」の兄弟車として開発されていると見られている。
両車は共通のFRプラットフォーム「DNGAスポーツFR」を使用し、
基本構造を共有しながらもブランドごとに味付けを変える計画。
トヨタが“ピュアスポーツ”として展開するのに対し、
ダイハツ版は“親しみやすく、遊び心あるFR”として提案される見込みだ。
3. ダイハツ版「FRコペン」計画の背景
ダイハツはこれまで、軽スポーツとしてのコペンを大切に守ってきたが、
トヨタグループ内での役割が変化している。
特に「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」の展開以降、
小型車の開発力を活かして“トヨタの新世代プラットフォーム支援”を担うようになった。
その流れの中で生まれたのが、
「S-FR × コペン × カプチーノ」3兄弟構想。
トヨタがリードし、ダイハツとスズキがOEM展開することで、
それぞれのブランドに合ったライトスポーツを市場投入するという戦略だ。
4. 2027年登場予想の根拠
この計画は2024年ごろから徐々に動き始めており、
2025年のジャパンモビリティショーでプロトタイプを発表 →
2026年に試作車テスト → 2027年に市販化という流れが有力視されている。
トヨタ版S-FRがベースとなるため、開発期間を短縮でき、
ダイハツとしては「久々のFRスポーツ復活」として強い注目を浴びそうだ。
5. 予想スペック・プラットフォーム
| エンジン | 1.3L 直列3気筒ターボ(M15A型) |
| 出力 | 約150PS前後 |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) |
| 変速機 | 6速MT/6AT |
| 車重 | 約1,000kg前後 |
| 価格帯 | 270〜330万円前後 |
| 発売時期 | 2027年春〜夏頃(予想) |
S-FRとほぼ同じメカニズムながら、
コペンらしい「軽快さ」や「デザイン性」で差別化が図られる。
6. 価格帯とターゲット層
トヨタ版よりやや低価格帯に設定される見込みで、
“初めてのFRスポーツ”として20〜30代の若者層をターゲットに。
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また、既存のコペンオーナーや往年のライトスポーツファンにも響く、
「日常でも使える小型FR」というバランスが重視される。
7. デザインの方向性と特徴
デザインテーマは“コペンの進化形”。
丸目のヘッドライトや柔らかなシルエットなど、
現行コペンの可愛らしさを残しつつ、よりワイド&ローなFRクーペスタイルに。
一部情報では「クローズドボディのハードトップ仕様」と言われており、
オープンカーではなく純粋なスポーツクーペとして生まれ変わる可能性が高い。
8. GRブランドとの関係性
GRヤリスやGRカローラで知られるトヨタのスポーツブランド「GR」も、
この新型コペンに技術的支援を行う見通し。
つまり、「GRコペン」という派生グレードが誕生する可能性もある。
軽快なシャシーにGRチューニングが加われば、
まさに“日本版アルファロメオ4C”のような存在になるだろう。
9. ライバル比較
| マツダ・ロードスター | オープンFRの王道。価格は約300万円〜 |
| トヨタS-FR(兄弟車) | よりスポーティなセッティング |
| スズキ・カプチーノ復活版(予定) | 軽量×俊敏なFRスポーツとしてOEM展開 |
コペンFRクーペは、この3車の中で最も“親しみやすいFRスポーツ”を目指す立ち位置になる。
10. まとめ:コペンが再び“走りの象徴”になる理由
新型コペンFRクーペの登場は、
「軽の枠を超えたダイハツの挑戦」と言える。
トヨタS-FRの兄弟車として培われる技術と、
コペンらしいデザイン・気軽さの融合。
それは、“走る楽しさ”を再び身近にする一台になるだろう。
EV時代の中で、アナログなMTスポーツを出す──
そんな逆行こそ、今の時代に一番熱いメッセージだ。
2027年、コペンは再び「心を動かす小さなスポーツカー」として帰ってくる。
あのハンドルの軽やかさを、もう一度。




















