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スバル次期大型EV SUVの正体|3列×トヨタEV戦略

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「スバルらしいEVは、もう出てこないのかもしれない。」

そう感じた人は、あなただけではありません。
2026年に登場予定とされるスバルの次期電気SUVは、3列シート・大型ボディ・家庭用充電対応という“ファミリーEVの完成形”を備えながら、その中身は驚くほどトヨタ色が濃い

しかし、これはスバルの個性喪失ではありません。
むしろ——スバルが生き残るために選んだ、極めて現実的で戦略的な進化です。

すでに情報を追ってきた読者だからこそ分かる「違和感」と「期待」。
この記事では、その正体を感情とロジックの両面から掘り下げます。

🚙 スバル初の“本格ファミリー向け大型EV”

今回噂されている新型EV SUVは、スバルにとって明確な転換点です。
これまでの**スバル ソルテラ**は、あくまでミドルサイズ。都市型・個人向けEVという位置づけでした。

一方で次期モデルは、

  • 3列シート
  • 大型ボディ
  • ファミリー利用前提
  • 2台持ち世帯を想定した家庭用充電対応

という構成。
これは明確に、北米市場で成功している大型3列EV SUVセグメントを狙ったものです。

🔧 ベースはトヨタの「全電気ハイランダー」

トヨタ新型ハイランダーEV 日本発売はあるのか?

最大のポイントはここです。
このスバルEVは、スバル独自開発ではありません。

ベースとなるのは、トヨタが開発中とされる**トヨタ ハイランダーの完全EV版**。
数年前に公開された「bZ Large Prototype」に連なる系譜です。

つまり、

  • プラットフォーム:トヨタ主導
  • バッテリー・電動技術:トヨタEV戦略の中核
  • 生産・供給:北米市場を前提

スバルは、そこにリバッジ+微調整を施す形になります。

⏳ なぜ生産は遅れているのか?

当初、2025年生産開始とされていましたが、現時点で遅延が明言されています。
スバル・オブ・アメリカのCOOが語ったのは、「まだ先になる」という現実的なコメント。

理由はシンプルです。

  • トヨタEV戦略自体が慎重路線
  • バッテリー供給とコストの最適化
  • 北米EV市場の需要変動

EVは「出せば売れる」時代ではありません。
だからこそ、急がない判断=失敗しない判断でもあるのです。

⚡ 起亜EV9・ヒョンデIONIQ9への明確な対抗軸

この新型EVが真正面からぶつかる相手は、
起亜 EV9 やヒョンデIONIQ 9。

ここで重要なのは、スバルが「性能競争」をしていない点です。

  • 圧倒的な加速
  • 斬新すぎるデザイン
  • EVオタク向けの尖り

ではなく、

  • 安心感
  • 信頼性
  • 家族で使い倒せる現実性

この軸は、トヨタ×スバル連合が最も得意とする領域です。

🎨 スバルらしさは残るのか?

正直に言います。
劇的な差別化は期待しない方がいい。

過去のソルテラを見れば分かる通り、

  • フロント・リアの意匠変更
  • バッジ
  • サイドトリム

程度に留まる可能性が高い。

ただし例外もあります。
トヨタC-HRと骨格を共有しながら、個性を出した「アンチャーテッド」のように、スバルが一歩踏み込む可能性もゼロではありません。

【2026年秋登場予想】スバル新型アンチャーテッド|未知の世界へ走り出す、スバル流BEV SUV

🏷 レクサス版も控えている現実

さらに重要なのが、トヨタグループ全体の動きです。
このプラットフォームはスバルだけのものではありません。

レクサスでは、TXのEV版となるTZが開発中とされています。
つまりこれは、

トヨタ

スバル(実用・安心)
レクサス(プレミアム)

という三層展開のEV戦略

スバルはその中で、「最も現実的で、最も売れる役割」を担う存在です。

【新型情報】レクサス初の3列EV「TZ450e/TZ550e」が登場予定!bZ5XベースでキアEV9に対抗へ

🔮 これは“スバルの妥協”ではない

ここが一番大事な結論です。

このEVは、

  • スバルの独自性を捨てた結果ではない
  • トヨタに吸収された証拠でもない

むしろ、
**スバルが“生き残るために選んだ、最適解”**です。

AWD神話、ボクサーエンジン、水平対向。
それらを守るために、EVではトヨタの背中を借りる。

感情的には複雑でも、戦略としては極めて合理的。
そして、家族で使うEVとしては、これ以上ない完成度になる可能性があります。

🇯🇵 日本導入の可能性は?現時点での結論

結論から言います。
2026年時点で、日本導入を示す確かな情報は「ありません」。

これは逃げではなく、事実です。

今回のスバル次期大型EVは、

  • 開発主眼:北米市場
  • 想定ユーザー:3列SUVを必要とするファミリー
  • 車格・サイズ:日本の一般的な住宅事情を明確に超える

という前提で企画されています。
この条件だけでも、日本市場は優先順位が高くないことが分かります。

さらに重要なのは、スバル自身の立場です。
日本国内では、

  • 軽自動車・ミドルSUVが主戦場
  • EVはまだ「様子見」フェーズ
  • 価格帯も500万円超が想定される

この状況で、全幅2m級・3列EVを正規導入する合理性は低い
少なくとも、スバルが“自らリスクを取って”導入する構図は見えません。

ただし、完全にゼロではありません。

  • トヨタがハイランダーEVを日本向けに調整した場合
  • レクサスTZが先行導入され、市場反応が良好だった場合
  • 日本のEVインフラ・補助金環境が一段進んだ場合

このいずれかが揃えば、
数年遅れでの限定導入/逆輸入的展開は現実味を帯びます。

トヨタが米国車を逆輸入へ──貿易と未来戦略の新章

要するに——
これは「来るか来ないか」の話ではなく、
**「日本に合わせて作り直す理由が生まれるかどうか」**の話です。

現時点では、その理由はまだ弱い。
だからこそ、日本導入を断言する記事には注意が必要です。