ダイハツ「K-VISION」誕生|軽の未来を変えるストロングHV
2025年10月28日(火)、ダイハツが発表した新世代モデル「K-VISION」。
それは、ただの軽ハイブリッドではなく、“軽自動車の新しい基準”を提示する一台でした。

静かに、力強く、そして優しく。
“電気で走るのに充電がいらない”という矛盾を打ち破ったこのモデルには、ダイハツが長年培ってきた「使いやすさの哲学」と「次世代モビリティへの情熱」が凝縮されています。
軽だからこそ、できる未来のかたち。
K-VISIONは、日常とテクノロジーの境界をなめらかに越えていく――そんな「新しい時代の相棒」と呼ぶにふさわしい存在です。
■ K-VISIONとは何か

ダイハツが描く“みんなの次世代軽自動車”として開発されたK-VISIONは、次世代DNGAプラットフォームを採用した新しいコンセプトモデルです。
ロッキーHEVで評価の高い「e-SMART HYBRID」システムを軽自動車用に小型・軽量化して搭載。
従来の軽ハイブリッドとは一線を画す「100%モーター駆動」を実現しています。
走り出した瞬間から、EVのような静けさと滑らかさ。
しかし、外部充電は一切不要。ガソリンを入れるだけで、電気モーター走行が楽しめる。
この“ハイブリッドの理想形”を軽自動車サイズで完成させたのが、K-VISIONなのです。
このコンセプト。次期タントと予想されています。
■ 新開発「軽用e-SMART HYBRID」の仕組み
K-VISIONに搭載されるe-SMART HYBRIDは、エンジンで発電し、その電力でモーターを駆動するシリーズ式ハイブリッド。
走行中、駆動を担うのは常にモーターのみ。エンジンは発電専用として機能します。
この仕組みにより、
- 0発進からのスムーズな加速
- アイドリングストップ時の無音静寂
- 坂道でも余裕のトルク感
といった電動車ならではのドライブフィールが、軽自動車で実現されています。
しかも、PCU(パワーコントロールユニット)をトランスアクスルに一体化することで、従来比で大幅な小型・軽量化を達成。
これにより、車体全体のバランスが最適化され、燃費性能は**約20%以上向上(ダイハツ調べ)**という高効率を実現しました。
■ なぜこのモデルが注目されるのか?
K-VISIONが注目される理由は、「電動車の利便性を、従来通りの使い方で体験できる」という点にあります。
EVが急速に普及する中で、多くのユーザーが抱く悩みは「充電インフラの少なさ」や「充電時間の長さ」。
しかしK-VISIONなら、給油すればすぐ走れる。
しかも走りは完全モーター駆動という贅沢さ。
つまり、“EVの静粛性+ガソリン車の手軽さ”を両立しているのです。
さらに、外部給電機能を備えており、災害時やキャンプなどのアウトドアシーンでは、車がそのまま“電源ステーション”に。
停車中400Wの電力消費で約4日分の電力を供給可能(満タン時・目安値)という頼もしさを誇ります。
電動車が当たり前になる時代に、“誰でも・どこでも使える電動化”を実現した――それがK-VISIONが多くのメディアやユーザーに注目される理由です。
■ 室内空間と使いやすさへのこだわり
K-VISIONはテクノロジーだけでなく、「暮らしの中の使いやすさ」にも徹底的にこだわっています。
まず、コックピットは直感的でシンプルな操作系。
デジタル化を進めながらも、誰でも迷わず使える“軽らしい分かりやすさ”を保っています。
両側スライドドアやフラットなフロア設計により、子育て世代から高齢者まで快適に乗り降りできる。
さらに、軽自動車とは思えない広々とした室内空間を実現し、荷物の積み込みや車中泊など、多様なライフスタイルに対応できるよう設計されています。
この“便利さと未来感の融合”こそが、ダイハツらしさであり、K-VISIONの本質なのです。
■ 価格と登場時期の予想
現時点では市販化時期は未公表ですが、ダイハツの開発スケジュールを踏まえると、早ければ2027年以降の投入が有力と見られます。
価格帯は軽ハイトワゴンの主力クラスに位置し、180万円〜220万円前後が想定レンジ。
「e-SMART HYBRID」や外部給電機能を搭載しながらも、軽自動車として手の届く価格を維持してくる可能性が高いでしょう。
これは単なる新車ではなく、“軽自動車という文化の次の章”を開くプロジェクトなのです。
■ 災害対応×未来志向という価値
K-VISIONの外部給電機能は、単なる便利機能ではありません。
災害の多い日本において、「クルマ=命をつなぐ道具」という価値を再定義するものです。
停電時に照明やスマホ、家電を動かせるという安心感。
これはEVやPHEVが持つ“電源車”としての利点を、軽のサイズで手にできるという革命。
小さなボディの中に、暮らしを支える力と未来の希望を詰め込んだ――
まさに“みんなの未来車”と呼ぶにふさわしい存在です。
■ これからの「軽」に求められるもの
燃費、静粛性、利便性。
すべてを高次元で融合したK-VISIONの登場は、軽自動車が単なる「生活の足」から、「ライフスタイルの中核」へ進化する転換点を示しています。
小さなボディの中に、大きな志。
それがK-VISIONという名前に込められたダイハツのメッセージです。
あなたの暮らしの中に、静かで力強い未来が走り出す日――
それは、そう遠くないかもしれません。













