「HondaのHマークが変わる」
このニュースを見た瞬間、少し胸がざわっとした人も多いんじゃないでしょうか。
Hマークは、ただのロゴではありません。
それは、私たちがこれまで乗ってきたクルマ、憧れてきたレースシーン、そして“ホンダらしさ”そのものを象徴する存在でした。
2026年1月13日、Hondaは四輪事業の新たなシンボルとして、**まったく新しい「Hマーク」**を発表しました。
しかもこれは、単なるデザイン変更ではありません。
EV時代に向けた「第二の創業期」
その覚悟と思想が、この小さなマークの中に、ぎゅっと詰め込まれています。
🚗 Hマークは、Hondaの「原点」だった
HondaのHマークが初めて使われたのは1963年。
それ以来、何度かのデザイン変更を重ねながらも、常に「四輪Hondaの顔」として存在し続けてきました。
エンジン技術で世界を驚かせ、
F1やMotoGPで勝ち続け、
市販車では“人のための機械”を作り続けてきた。
Hマークは、そのすべての歴史を静かに見届けてきた存在です。
だからこそ、Hondaがこのマークを変えるという事実は、軽い決断ではないことが分かります。
⚡ 新Hマークに込められたデザイン思想
今回発表された新しいHマークは、従来よりもシンプルで、フラットで、余白を感じさせるデザインになっています。
特徴的なのは、
👉 両手を広げたように見えるフォルム
これは公式にも説明されている通り、
- モビリティの可能性を広げる姿勢
- ユーザーに真正面から向き合う姿勢
この2つを象徴しています。
エンブレムが「主張」するのではなく、
人や社会を包み込むような存在になる
そんな、これまでの自動車メーカーのロゴとは少し違う方向性を感じさせます。
🔋 Honda 0シリーズと“ゼロからの再出発”
この新Hマークが生まれた直接のきっかけが、
**「Honda 0シリーズ」**です。
Hondaは、次世代EV開発にあたって
「原点に立ち返り、ゼロから全く新しいEVを創る」
という言葉を使っています。
これは単に
「エンジンをモーターに置き換える」
という話ではありません。
- クルマとは何か
- 人とモビリティの関係とは何か
- 便利さの先に、どんな体験を提供するのか
そこから全部、問い直している。
だからこそ、ロゴも“そのまま”ではいられなかった、ということなんだと思います。
🤔 なぜ今、Hマークを変える必要があったのか?
ここが一番大事なポイントです。
正直に言えば、
Hマークはすでに「完成されたブランド資産」でした。
変えなくても、売上はすぐには落ちなかったはずです。
それでもHondaは、あえて変えた。
理由はシンプルで、
これからの10年は、過去の延長では戦えない
と分かっているから。
EV化、知能化、ソフトウェア化。
クルマは「機械」から「体験」へと変わりつつあります。
その時代に、
- 昔の成功体験
- 従来のやり方
- 「Hondaらしさ」という固定観念
これらに縛られていたら、先には進めない。
新Hマークは、
自分たちで自分たちを壊す覚悟の象徴
とも言える存在なんです。
🏁 販売店・モータースポーツまで広がる意味
今回の発表で注目したいのは、
この新Hマークが 車両だけでなく
- 販売店
- コミュニケーション
- 四輪モータースポーツ
といった、四輪事業全体に適用されるという点です。
つまりこれは、
「EV用ロゴ」ではありません。
Hondaがユーザーと出会うすべての接点で、
この思想を共有していく、という宣言です。
サーキットで見るHマークも、
街のショールームで見るHマークも、
同じ未来を向いている。
この一貫性は、かなり強いメッセージだと思います。
🌱 第二の創業期、その先にあるもの
Hondaは今回、はっきりと
**「第二の創業期」**という言葉を使いました。
これは、守りに入った企業の言葉ではありません。
むしろその逆。
- もう一度、挑戦する
- もう一度、世界を驚かせる
- もう一度、「夢」を語る
その覚悟がなければ、
こんな大事なシンボルは変えられないはずです。
新しいHマークは、
完成形ではなく「スタートライン」。
これから登場するEV、
2027年以降の次世代ハイブリッド、
そしてまだ私たちが知らない未来のHonda。
そのすべての“最初の一歩”として、
このHマークは存在していくのだと思います。




















