電動化が進む中、三菱自動車が世界戦略において新たな一歩を踏み出しました。注目すべきは、日産とのEV連携強化、そしてテクノロジー企業・フォックスコンとの協業です。日本市場に直接投入されるモデルの情報は現時点で限られていますが、海外市場向けの動きからも、今後の日本市場への展開や商品開発のヒントが見えてきます。
🔋「リーフの変装」から見える、三菱のEV戦略の本気度
2026年、北米市場にて登場予定の三菱製EVは、実質的には日産リーフのリバッジモデル。
共通のCMF-EVプラットフォームを採用し、単一モーター、前輪駆動、約300マイル(約482km)の航続距離を目指すという仕様です。
このモデルがなぜ注目されるのか? それは、三菱が自社開発にこだわらず、パートナーシップを活用してEVラインナップを短期間で拡充する柔軟さを示した点にあります。日本市場にも今後、このような戦略的提携車が導入される可能性は十分にあるでしょう。
🌏 豪州市場向けモデルに見る、日本への技術波及
もう一つの注目すべき動きは、フォックスコン傘下のフォックストロンと提携して開発される新型EV。
この車両は、デザインをピニンファリーナが手がけ、2026年後半にオーストラリア・ニュージーランド市場に投入予定です。
ここでのキーポイントは、「高性能なEV」と「先進インフォテインメント」を掲げている点。フォックスコンのような異業種からのテクノロジー融合が、従来の自動車メーカーでは実現できなかったユーザー体験を生み出す可能性があるということ。
「なぜ?」と問うならば、それは消費者の価値観が“単なる移動手段”から“スマート体験”へとシフトしているからです。
🗾 日本市場への示唆と期待
現在のところ、このモデルが日本市場に直接投入されるという発表はありません。しかし、以下の点から、今後の日本市場での展開にも期待が持てます。
- 共通プラットフォーム戦略:日産との提携により、日本でもリーフやアリアに似た三菱車の登場があり得る。
- 先進インフォテインメントの導入:フォックスコンとの協業から得られる技術は、日本向け車種にも応用可能。
- 再構築されるディーラーネットワークと販売戦略:「モメンタム2030」に基づくグローバル販売強化の一環として、日本市場も無視できない。
🚘 EVは「ブランド」ではなく「体験」で選ぶ時代へ
今回の提携の本質は、“三菱らしさ”を捨てたのではなく、むしろ“時代に即した三菱らしさ”を再構築している点にあります。日本市場においても、電動車選びの基準は変わりつつあります。
だからこそ、三菱の「変装EV」は単なるリバッジモデルに留まらず、「EVを通じた新しい体験の提供者」として、次世代ユーザーの心を掴む可能性を秘めています。
🔚 未来に向けた読者へのメッセージ
今後、日本の道を走る三菱EVが、実はリーフの血を引いていたり、台湾の技術を宿していたりすることも珍しくはなくなるでしょう。でも、それでいいんです。
重要なのは、「どこのブランドか」ではなく、「どんな体験をくれるか」。
選ぶ基準が変わる今、EVという乗り物は、“暮らしをどう変えてくれるか”という視点で選ぶべき時代に入っています。




















