「INSIGHT」と聞いて、懐かしいと感じた人も多いはず。
1999年、Honda初の量産ハイブリッドとして登場し、エコカーの歴史を切り拓いたあの名前です。そのインサイトが、今度は“EV”として帰ってくる。
すでにEVの時代と言われて久しいですが、「INSIGHT」という名をここで復活させた意味は、実はかなり象徴的です。
単なる新型EVではなく、“HondaがEV時代をどう考えているのか”を示すクルマ。
ニュースだけでは見えにくい、その本当のポイントを少し深掘りしてみます。
⚡ 新型インサイト登場「EV」として復活
2026年春、Hondaは新型乗用EV「INSIGHT」を発売予定であることを発表しました。
2026年3月5日に先行情報が公開され、3月19日から先行予約受付が始まります。
INSIGHTという名前を見て、
「え、あのハイブリッドの?」
と思った人も少なくないでしょう。
そう、1999年に登場した初代INSIGHTは、Honda初の量産ハイブリッドカーでした。
その後、2代目・3代目と進化してきましたが、今回のモデルは4代目にあたります。
ただし、今回の大きな違いは明確です。
ハイブリッドではなくEVとして登場すること。
これは単なるパワートレーン変更ではなく、
Hondaが次の時代をどう見ているのかを示すメッセージにも見えます。
🚙 クロスオーバーSUV化したINSIGHT

新型INSIGHTは、これまでのセダン系とは異なり
クロスオーバーSUVとして登場します。
最近の自動車市場を見れば、この方向性は「わかるわかる」と思う人も多いはず。
いま世界的に人気があるのは
- SUV
- クロスオーバー
- EV
この3つの要素を組み合わせたクルマです。
つまり新型INSIGHTは、
いまの市場トレンドを非常に素直に反映したモデルとも言えます。
エクステリアはシャープで伸びやかな造形。
塊を前方へ押し出すようなデザインで、未来的な印象を強めています。
ボディカラーは5色設定で、
新色としてアクアトパーズ・メタリックⅡが用意されます。
水の透明感と宝石の輝きをイメージしたカラーとのことですが、実車でどのように見えるかは現時点ではまだわかりません。
🔋 航続距離500km以上という現実的性能

EVで最も気になるポイントは、やはり航続距離でしょう。
新型INSIGHTは
WLTCモード500km以上
と発表されています。
この数字は、
「EVとしては安心できるライン」と感じる人も多いかもしれません。
例えば、
- 通勤
- 買い物
- 週末ドライブ
こうした日常用途なら、ほとんど困ることはない距離です。
ただし、バッテリー容量や充電速度などの詳細スペックについては、現時点では公開されていません。
このあたりは正式発売時に明らかになる可能性があります。
🛋️ 快適性重視の室内パッケージ

新型INSIGHTは、室内の快適性にもかなり力を入れているようです。
特徴的なのは次のポイント。
前席ウォークスルー
センターコンソールを分離しない構造にすることで
前席間のウォークスルーを可能にしています。
ミニバンではよく見る構造ですが、
EVクロスオーバーではやや珍しい設計です。
後席リクライニング

後席にはリクライニング機能を採用。
長距離移動でも快適に過ごせることを狙っています。
さらに、足元スペースも広く確保されているとのこと。
SUVでありながら、
後席の快適性を重視した設計なのは興味深いポイントです。
🌿 車内に“香り”という新しい体験

今回のINSIGHTで、個人的に意外だったのがここ。
アロマディフューザー機能です。
国内向けHonda車として初採用とのこと。
6種類の香りを選べる仕組みで、
車内でリラックスできる環境を作る狙いがあります。
さらに、
インテリジェントヒーティングシステム
という新しい暖房システムも搭載。
これは
- シート
- ステアリング
- 車内ヒーター
などを協調制御し、効率よく暖める仕組みです。
遠赤外線を使った輻射熱も組み合わせることで
- 消費電力の削減
- 静粛性
- 乾燥しにくい暖房
を実現するとのこと。
EVは暖房で電力を消費しやすいと言われるので、
この技術は実用面でも意味がありそうです。
🔎 INSIGHTという名前を復活させた理由

ここが一番面白いポイントかもしれません。
なぜHondaは、このEVに
INSIGHTという名前を使ったのか。
INSIGHTという言葉には
「洞察」
という意味があります。
Hondaの説明でも
時代を洞察し、新しい時代を切り拓く
というコンセプトが語られています。
つまりこのクルマは、
HondaにとってEV時代の象徴的モデル
なのかもしれません。
ただし、販売価格やグレード構成、
日本市場でどのくらい売れるのかについては、現時点ではまだわかりません。
発売が近づくにつれて、
より具体的な情報が出てくるはずです。


コメント