新型セレナは2022年9月登場が期待されています。予想時期が1年延びましたね。
ソース引用元:ベストカー 2021年 5月10日号
セレナは5ナンバーサイズを標準モデルとしてキープコンセプトに据えつつ、ライバルを圧倒する進化を遂げます。
現行も性能の高い3列目シートのアレンジをブラッシュアップして新型の販売を後押し。
人気のe-POWERはモーター出力性能を向上し、動力性能・燃費性能もアップしています。
他パワートレインとしてマイルドハイブリッド搭載2.0Lガソリンも継続採用です。
さらに、自動運転機能としてハンズフリーが可能となるアップデート版プロパイロット2.0も搭載。
派生モデルとなるオーテックやNISMOも新型セレナで、より魅力を増して設定されるでしょう。
- 全長
- 全幅
- 全高
- ホイールベース
- 重量
- エンジン
- エンジン出力
- モーター出力
- モーター出力
- トランスミッション
- 4770mm
- 1740mm
- 1860mm
- 2860mm
- 1750kg
- 1.2L直4+モーター
- 85ps
- 11.0kgm
- 145ps/34.0kgm
- 6速AT
目次
新型セレナも5ナンバーサイズを維持
ノーマルモデルは1700mm以下の5ナンバーサイズを維持するキープコンセプトのモデルとなります。
ノートと同じ”Vモーション”を採用する流れでしょう。
ヘッドライト形状も極細を踏襲し、新型セレナはシックな顔に変更されます。
新型セレナの内装は3列目の使い勝手にフォーカス
内装ではノア/ヴォクシー/ステップワゴンの使い勝手を研究し、それを超す居住性へ進化します。
セレナは3列目の使い勝手にフォーカスし、居住性の向上と”収納時のシンプルな操作性”を追求します。
現行の跳ね上げ式を見直して、よりワンタッチ操作で完了する仕組みを検討中との噂です。
新型セレナの新e-POWERシステム【出力向上】
新型セレナも現行と同じ1.2Lエンジンで発電するe-POWER搭載。
モーター出力を140psに向上させたe-POWERシステムへ変更されます。
【ガソリン】2.0L+マイルドハイブリッド
新型セレナは従来版ペダル操作できるガソリンモデルも継続設定されます。
マイルドハイブリッド車はe-POWERモデルの廉価版の位置付けで設定されます。
新型セレナはハンズフリー可能プロパイロット2.0搭載
同一車線内ハンズフリー対応の最新安全機能を採用します。
同一車線内ハンズフリー機能はルート走行中の車線変更・分岐・追い越し車線変更の支援を行う機能です。
ただ、ハンズフリー機能が利用できない状況もあります。
- 中央分離帯のない対面通行路
- GPS信号が遮断されるトンネル
- 大きなステアリング操作が必要なカーブ
- 料金所・合流
- 車線数減少地点・車線数減少地点手前
においては、ドライバーに通知され、ステアリング操作を開始する必要があります。
純正カーナビとデータ連動で作動するため安全性は抜群。
しかし、経済性を考えると贅沢な機能ですね。
プロパイロット2.0の利点はなに?
高速道路の同一車線の操作において、ハンドル操作の負担を大幅に低減することです。
さらに、同時搭載されたインテリジェントクルーズコントロールによって、アクセル操作も低減することができます。
しかし、価格の割にデメリットも
なお、一般道ですべての機能の使用は現時点では不可能となっています。また、完全自動運転技術ではない点は注意すべきポイントです。
ドライバーモニターカメラによって、ドライバーが操作可能な状況においてのみ、プロパイロット2.0が作動するようになっています。
セレナe-POWERに”4WD”追加?
セレナe-POWERにも4WDモデルが追加されるかもしれません。この点は、先ほどのエクストレイルと同様です。
これにより雪国に住んでいる方もe-POWER 4WDを選択することが出来るようになります。
セレナe-POWER 4WD【3モード】
ノートe-POWERの4WDと基本的には同様のものとなります。
①エンジン駆動車/モーターアシスト4WD
前輪をエンジン駆動で動かし、後輪をモーター駆動させる
②e-POWER/モーターアシスト4WD
前後輪ともにモーター駆動させる
③機械式4WD/パッシブ式
前後輪ともにエンジン駆動させる
e-POWER 4WDはワンペダル走行対応
e-POWER 4WDは、アクセルペダルを踏み戻すだけで大きく減速できるワンペダル走行のメリットを保っています。
そのため、雪道で必要となる4WD特有の緻密な駆動力のコントロールも可能です。
現在セレナe-POWERに4WDモデルは設定されていません。
セレナの4WDモデルを購入するには、マイルドハイブリッドモデルを選択する必要があります。
4WD搭載で燃費の悪化はある?
ノートe-POWERの2WD/4WD比較では、”80kgの重量差”があり燃費に差が出ました。
これと同様に、セレナe-POWERも燃費の悪化を避けられないでしょう。
しかし、ライバルノア/ヴォクシー/ホンダステップワゴンのハイブリッドには4WDモデルが設定されていません。
ここは大きなセールスポイントとなるでしょう。
新型セレナもオーテック/NISMO設定
最後に派生車種の情報です。
現行すでに設定されているオーテック/NISMOモデルは、次期セレナにも両モデル設定されるとの噂です。
スポーティを楽しみたい方はNISMO。上質さを味わいたい方はオーテックを選択することになります。
【2018年3月1日】セレナe-POWER登場
セレナe-POWER|グレード&価格
- 価格帯:296万8920円~340万4160円
- 直列3気筒DOHC 1.2L+EM57モーター
- 2WD(FF)(のみ)
e-POWER X
2,968,920円
e-POWER XV
3,128,760円
e-POWER ハイウェイスター
3,178,440円
e-POWER ハイウェイスター V
3,404,160円
そして気になるのはe-POWERの燃費ですね。
JC08モード燃費:26.2キロ
e-POWERの採用でJC08モード燃費26.2キロを達成しています。
タンク容量は55L。
では、JC08モード燃費:26.2キロを達成した新型セレナe-POWERの「e-POWERの仕組み」は、どういったものなのでしょうか?
モーターにEM57を採用
このモーターはノートe-POWER・先代リーフに搭載されていたモーターです。
1700キロあるミニバンの車体を引っ張るために容量を増やし、新型セレナe-POWER専用の出力・トルク設定になっています。
モーター
最高出力:100kW
最大トルク:357N・m
ちなみに先代リーフのモーター出力は以下です。大幅にパワーアップされているのがわかりますね。
先代リーフ|モーター
最高出力:80kW(109PS)/3008~10000rpm
最大トルク:254N・m(25.9kgf・m)/0~3008rpm
では、e-POWERの「システム」についても簡単に見ておきましょう。
e-POWERについて
e-POWERは「シリーズハイブリッド」や「レンジエクステンダーEV」と呼ばれ、電気自動車の航続距離を延ばすための「発電専用エンジン」を搭載するシステムです。
- シリーズハイブリッド:モーターを回す電気を大きなエンジンで発電するクルマ
- レンジエクステンダー:補助的な発電のために小さなエンジンを使う仕組みのEV
2016年11月発売のノートe-POWERと同じく、エンジンを発電専用で使い、モーターで駆動(走行)が可能なシステムです。
電気自動車扱いなんだけど、燃料には「ガソリン」を使用し、充電の必要はありません。
ガソリンでエンジンを回してできた電気をバッテリーに蓄電し、モーターに電気を送って走行するからです。
そして、e-POWERは「燃費」「EV走行」に加えて大きな特徴を持っています。
e-POWER Drive|ECOモード・Sモード
通常の「アクセル」と「ブレーキ」を交互に使って走行するノーマルモードに加えて、アクセルペダル・ワンペダルで操作できるのがe-POWER Drive。
ドライブモードスイッチを押して「ECOモード」「Sモード」を選択すると、「ワンペダル」で加速・減速・停止までの一連の操作が可能になります。
各モードの使用シーンは以下となっています。
- ノーマルモード:一般道や高速など力強い加速が必要なとき
- Sモード:交差点・右左折などカーブが連続して加減速を繰り返すとき
- ECOモード:渋滞など発進・停止を繰り返す際に必要以上の加速を抑えたいとき
各モードすべて、100%モータードライブの醍醐味を味わえる仕様です。
S・ECOモードでは、アクセルを離して回生を利かせながら「減速・停止」をコントロールします。
Gがかかるときにストップランプも連動して点灯しますが、最終的な停止時はストップランプは点灯しないため、ブレーキを踏む必要があります。
従来のペダル操作による走行(e-POWER Driveのノーマルモード含む)に比べ、「運転が楽」になると評判です。
詳しくは以下の記事にまとめています。
便利な機能ばかりでしたが、新型セレナe-POWERは安全面でも優れています。
高速道路同一車線自動運転技術|プロパイロット搭載
セレナe-POWER|自動運転技術の内容
- 高速道路の運転に対応
- 渋滞時の自動停止、発進
- カーブを自動で曲がる
単純なストレートとカーブの連続である高速道路で作動します。
まずは、高速道路に対応する半自動運転技術から開始。年末年始やお盆・GWと、必ず渋滞が発生する時期に力を発揮します。
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