GRスープラにサーキット仕様となるスープラGRMNが追加されます。
運動性能向上に特化し、さらなる走行性能の磨き上げが行われます。
軽量化・ボディ補強・足回りチューニングに加え、標準モデルと異なるエンジンを搭載します。
目次【◎=更新】
スープラGRMNのモデル情報2021
- 全長
- 全幅
- 全高
- ホイールベース
- 重量
- エンジン
- 最高出力
- 最大トルク
- トランスミッション
- 4410mm
- 1880mm
- 1285mm
- 2470mm
- 1370kg
- 3.0L直6ターボ
- 385ps/5000rpm
- 52.0kgm
- 8速AT
GRスープラGRMNは徹底的な”軽量化”でポテンシャル向上
GRスープラGRMNは、カーボンファイバーを使って大幅な軽量化を目指す開発が進められています。
軽量化へのアプローチには、TRDが製作した86の研究車両86コンプリートカー「グリフォン」が参考になっていると思われます。
グリフォンは、カーボンファイバーによる大幅な軽量化や、ボディのスポット溶接追加による高剛性化を実施。
風洞実験を繰り返すことで空力性能を向上し、エンジンパワーに手は加えていません。(340ps)
それなのに、筑波サーキットで1分0秒台を記録する速さを手にしています。
最終的には、グリフォンは自然吸気エンジンで30馬力のアップがされます。
しかし、初期モデルはGRスープラGRMNのコンセプトに近いと言えます。
GRスープラGRMNのパワートレーン
直6 340psのエンジンは400ps程度まで出力アップされることが予想されています。
BMW3シリーズ 高性能グレードM340i xDriveと同エンジンを採用。
Mパフォーマンスにより専用チューニングされた3.0L直6ターボ(最高出力374ps)を、さらにGRMN専用にチューニングします。
GRスープラGRMNの発売時期
GRスープラGRMNは、開発が進められている状況にあります。
しかし、開発がスムーズに進んでも”2021年”になるでしょう。
サーキットでの速さを求めるGRスープラGRMNのコンセプトから、徹底的な走り込みや風洞実験といったテストを繰り返すためです。
GRスープラGRMNの予想価格
700万円を確実に上回り800万円前後スタートになると予想されます。
GRスープラGRMNは、GRスープラの最上級グレード”RZ”をベースに、ボディ各所や新規エアロパーツを装備。
また、カーボンファイバーといった高価な素材の採用、スポット溶接の追加などのチューニングが行われるためです。
GRスープラGRMNは『限定』モデルで発売?
GRスープラGRMNはGRブランドの頂点に立つモデルとして、86GRMNやヴィッツGRMNのように限定生産の特別モデルとなる可能性が高いです。
サーキット特化チューニングを極めたGRMNの名称が与えられる刺激の強いスポーツモデルとなります。
トヨタはGRブランドに階層を設けており、土台からいくとGR PARTS⇒GR SPORT⇒GR⇒GRMNを設定しています。
GRスープラGRMNのライバルはケイマンGT4
ケイマンGT4は、サーキットでの速さを主眼に置きつつ、公道走行を前提としたモデルとなっていて、GRスープラGRMNのコンセプトに近いモデルだと言えます。
「GRスープラはポルシェのケイマン(エントリーモデル)を意識し開発した」とGR開発統括部チーフエンジニアの多田氏も発言されています。
このケイマンスペシャルモデルGT4は、サーキット志向の存在です。
GRスープラGRMNとケイマンGT4の違い
両者は公道走行可能なサーキットモデルでライバルとなる関係です。しかし、両車の速さに対するアプローチは大きく異なっています。
GRスープラGRMNは、エンジンには大きな手を加えず、”徹底的な軽量化”を実施することで速さを獲得すると言われています。
それに対して、ケイマンGT4は、エンジンを載せ替えることでエンジンパワーを上げて速さを獲得しています。
追伸情報
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画像引用元:https://www.carscoops.com/
2002年に生産終了し17年後に復活した5代目・GRスープラ
トヨタスポーツモデル専門ブランド「GR」初の専売車種となり、車名もGRを冠した「GRスープラ」となりました。
このGRスープラは発売前にも関わらず、3.0Lターボエンジン搭載の「RZ」の日本国内の2019年モデルが完売してしまうなど高い人気のモデルとなっています。