アーバンEVコンセプトは、スクープでは「シビックのEV」と呼ばれており、ファン層からは「シティの復活」と喜びの声が挙がっています。
ホンダのEV計画の基礎となるモデルで、2020年の登場を予定しています。
フランクフルトモーターショー2017で初公開され、ジュネーブモーターショー2018で再出展しました。ホンダのEVが感じられます。
エクステリアに「N-ONE」を思わせる、一目で心に残る親しいキャラクター性を採用しています。
また、ボディサイズは「初代シビック」をほうふつとさせ、所有する喜びや愛着が感じられる次世代アーバンカーの雰囲気です。
ホンダ新型シビックEV|モデル概要
- 初代シビック・モチーフデザイン
- フィットより100mm小さいボディサイズ
- ワイドフロントガラス&ワイド画面採用
- 電子サイドミラー採用
- ホンダスポーツEVコンセプト(次期CR-X EV?)と兄弟モデル
ページコンテンツ
スクープ画像|2020年市販予定
アーバンEVコンセプトは、2020年に市販予定のホンダ量産型EVの方向性を示すコンセプトカーです。
初代シビックのフォルムを採用し、都心の移動に最適なコンパクトカーなので、
「シビックEV」とも呼ばれています。
新型シビックEVの内外装デザインには、親しみやすいデザインを採用しています。
また、以下の画像を見ると分かる通り、ミラーレスとなっており
レクサス新型ESで国内初採用された「電子サイドミラー」が装備されます。
参考にESの電子サイドミラー情報となります。
「デジタルアウターミラー」のメリット
また、予防安全の一環でもある新採用のデジタルアウターミラーのメリットは
- ドアミラーがコンパクトなカメラになるので「風切り音」抑制
- 高速走行時の「静粛性」を生み出す
- 運転席から見えない範囲が減少
以上のようなメリットと安全性を高める効果があります。
また、特徴としては
雨滴防止カメラハウジング形状採用
雨滴によりドアウィンドウが濡れ、見えにくい状況でも
室内のディスプレイで左右後方を確認しやすくなります。
シフト&ウィンカー連動|表示エリア切り換え機能採用
ウインカー操作・シフト操作(バック)にともなって表示内容を変更します。
左右後方を確認しやすいように「表示エリア」を拡大する機能も搭載しています。
【動画】デジタルアウターミラー|稼働イメージ
エクステリア|コンセプト
- 強化樹脂素材を使用する細いAピラー採用
- フロント全体を覆うワイドなフロントガラス
アーバンEVコンセプトのボディカラーには、Harmonic White Mistという名で
未来をイメージした「ホンダらしいマットホワイト」を採用。
かつてシビックで人気を得たボディカラーです。
このアーバンEVコンセプトのデザインや機能は、
次期フィットEVなどにも派生させEVモデルの初期型となりそうです。
ボディサイズ
アーバンEVコンセプトの全長は、フィットより100mm小さいサイズです。
フィットのボディサイズは
- 全長3955mm
- 全幅1695mm
- 全高1525mm
なので、アーバンEVコンセプトの全長は「3855mm」程度となります。
インテリア
先進的でありながら「シンプルな構成」で形作られています。
ドア構造には、「後部起点となるヒンジドア」を採用しており、
懐かしさと合わせてモダンな雰囲気を感じさせます。
車内には異なる素材で仕上げられたベンチシート2脚を配置。乗車定員は4名。
アーバンEVコンセプトのダッシュボードには、超大型メイン画面を採用しており、
電子サイドミラーの除法やバッテリー残量など、あらゆる車両情報を表示します。
内外装の機能
アーバンEVコンセプトには、ユーモア溢れ、EVらしい自由で広がりのある機能も備えられています。
車の前後に他のドライバーへの「あいさつ」や「交通状況アドバイス」、
また「クルマ本体の充電状況」などを多言語で「メッセージ表示」することも可能になっています。
アーバンEVコンセプトは、未来=EV社会を予感させるユーモアあるモデルですね。
新開発プラットフォーム採用
アーバンEVコンセプトには新開発プラットフォームが採用されており、
EV専用プラットフォームとなります。
「量販市販型EV」実現に向けた「技術・設計」をフル搭載しています。
ホンダは、2025年に欧州四輪商品ラインアップの販売台数3分の2を「EVモデル」にするのが目標です。
アーバンEVコンセプトとスポーツEVコンセプトの関係
そして、アーバンEVコンセプトには走行性能を分けた姉妹車的存在がいます。
アーバンEVコンセプト(シビックEV)が都会型。
「スポーツEVコンセプト」は走行性能に特化したEVです。
スポーツEVコンセプトは、アーバンEVコンセプトと共通の
EV専用プラットフォームを採用しています。
中身はコンパクトボディ・EVパワートレーン・人工知能(AI)を組み合わせたモデルです。
上記画像を見てもわかる通り、今すぐサーキット走行しそうなデザインですよね。
「低重心を追究」した「ワイド&ローボディ」採用
ロングノーズにコーダトロンカのテール(直角に落ちるリア後端)など
CR-Z(2017年1月終了モデル)を彷彿とさせ、
なおかつクラシックな印象のデザインを採用。
各EVモデルに役割の棲み分けをさせる
共通プラットフォームを採用しながらも両コンセプトは、
初めで述べた通り役割分担しています。
- スポーツEVコンセプト:遠方への移動やスポーツ走行に適したモデル
- アーバンEVコンセプト(シビックEV):都市部移動に適したモデル
といった役割の棲み分けをしています。
今のホンダで言えば、フィットとCR-Zのような関係ですね。
またホンダは、スポーツEVコンセプトを
「電動化されても決して失われることのないホンダのDNAである操る喜びを実現」していると紹介しています。
NeuV(ニューヴィー)|自動運転技術+AI技術搭載コンセプト
上記2モデルのほかに「新たなEVコンセプト」も出展しています。
モビリティの可能性を追求する新たなEVコンセプト。
移動性と走行性が上記2モデルなら、ニューヴィーは
「自動運転」+「AI技術」を搭載する「機能に特化した移動体」としての役割になります。
安全運転サポート
ドライバーの「表情」や「声の調子」を検知し、
運転状況を把握しながら安全運転のサポートを行える技術を搭載。
コミュニケーション機能
また、ドライバーのライフスタイルや嗜好まで学習し、
休日の行き先を提案するなど「コミュニケーション機能」を発達させたモデルです。
3モデルとも、明確に「EVの可能性」を示唆したホンダらしく分かりやすいコンセプトカーですね。
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