Honda CONNECTとは2020年2月に登場予定の新型フィットで日本初、ついでアコードに採用される”ホンダ車専用車載通信モジュール”の総称となっています。
そのため、”サービスの総称ではない”という点は注意したほうが良いでしょう。
なお、海外向け車種ではインドネシアBR-Vで先駆けて導入されています。
今後搭載モデルの方向性は2020年から登場する新型車・フルモデルチェンジ車への搭載となります。
マイナーチェンジ車への搭載はメーカー次第といったところでしょう。
これに関してはタイミングとして”N-BOX”のマイナーチェンジによる搭載/非搭載に注目するとよいでしょう。
目次
Honda CONNECTとは
新型フィットのHonda CONNECT機能とHonda Total Careプレミアム
2020年2月に発売される新型フィットにはHonda CONNECTが設定されることが確定しています。
しかし、データ送受信に使うものがHonda CONNECTという説明がみられます。
サービス・機能は【Honda Total Careプレミアム】サービスに集約
Apple/Androidのスマートフォンが必要になるという点で、他社メーカーのコネクト機能に近いものとなります。
Honda Total Careプレミアムを使用しないケース
走行時データを集積してビッグデータとして活用され、渋滞予測や新車種開発の参考にも使われる模様です。
車内wifi機能は現時点でアナウンスされていません
しかし、ヨーロッパ仕様においてはBluetooth・wifiの設定機能が用意されています。
車内wifiは今後日本仕様にも用意されるとみていいでしょう。
Honda CONNECTの【車載オーディオ機能】
Honda CONNECTのイギリス仕様ではHonda App Centerという様々なアプリを購入できるシステムの用意があります。
Apple/Androidに対応したインターネット契約型の音楽プレーヤーも設定されています。
また、コネクト機能のナビゲーション使用可能なモデルもあり、こちらも日本仕様に引き継がれるでしょう。
インドネシアのHonda CONNECTスマートフォンアプリ機能
Honda CONNECTはスマートフォンアプリによって機能するシステムです。
インドネシア仕様のアプリはすでに運用されています。
ここから日本仕様の機能がある程度類推できます。
インドネシア仕様のHonda CONNECTスマートフォンアプリには
- 燃費計測機能
- 最寄りホンダディーラー検索機能
- ガソリンスタンド/充電ステーション検索機能
- ディーラーサービス予約機能
上記が提供されています。
Honda Total Careプレミアムの【機能】
ユーザーが直接使うことのできるHonda CONNECTの機能はHonda Total Careプレミアムがメインとなるでしょう。
Honda Total Careプレミアムの機能は
- 緊急サポートセンター
- Hondaリモート操作
- Honda ALSOK駆けつけサービス
上記となっています。
【緊急サポートセンター機能】
自動通報機能
状況によっては”近隣の病院との連携もできる”、エアバッグ展開時の自動通報機能です。
緊急通報ボタン
あおり運転被害にあった際など、オペレーターから警察や消防に連絡することができる機能です。
トラブルサポートボタン
まず、故障時/不調時において車のトラブル状況を把握・相談することがでます。
そして、ホンダの販売店やロードサービスに連絡して、スムーズな修理手配や家族への連絡が可能な機能となります。
【ホンダリモート操作】
- スマートフォンからの対応車種への遠隔エアコン操作
- ドアロックのし忘れを通知する機能
- 地図上から車を探すことのできる機能
上記となっています。
こちらはHondaリモート操作アプリのダウンロードが別途必要です。
【Honda ALSOK駆けつけサービス】
駐停車中の車に異変があった際に、スマートフォンに通知をしてくれるサービスです。
状況によってはALSOKの警備員が駆け付けるシステムも用意されています。
Honda CONNECTと【ディスプレイ】
Honda CONNECTは
- マルチインフォメーションディスプレイ
- ナビケーションシステムの大型ディスプレイ
上記どちらかが必須となるシステムです。
ナビゲーションシステムについて
スマートフォンと接続して代替できるシステムもおそらく用意されます。
そのため、ナビゲーションの敷居は低くなると言えます。
また、社外ナビゲーションとの整合性は”やや低くなる”ことは否めないでしょう。
Honda CONNECT【搭載車種】
日本仕様の新型車ではフィット・アコードにHonda CONNECTが採用されます。
しかし、それ以前の2020年1月までに発表されるマイナーチェンジモデル・シビック/S660/NSXには”採用されない”とみていいでしょう。
ただ、イギリス仕様のシビックにはすでにHonda CONNECTを搭載しているため、”搭載自体”は可能です。
2020年内にフルモデルチェンジする車への搭載
ほぼ確実にHonda CONNECTが搭載されます。
しかし、マイナーチェンジ車には販売台数の多いフリードとN-BOXの動向次第といえます。
N-BOXで装備できた場合、N-VANへの搭載もあり得るでしょう。
オデッセイ/ステップワゴンは販売からかなりの期間が経過しています。
現行モデル中にHonda CONNECTが搭載される可能性はかなり低く、次世代型を待ったほうが良いでしょう。
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