CX-30「XD Drive Edition」登場の核心
マツダが2025年10月、CX-30にディーゼル専用の新グレード「XD Drive Edition」を追加した。

人気だった「XD Black Selection」を廃止し、新たな黒基調の世界観に刷新。さらに、マツダコネクトのタッチ操作対応や、燃費改善など、CX-30の“日常価値”を底から支えるようなアップデートも施されている。
CX-30をすでに愛している人なら、この進化が単なる「商品改良」ではなく、“生活の質を上げるための調律”だときっと感じ取れるはずだ。
この記事では、今回の改良ポイントを整理しつつ、
なぜ今この変更が入ったのか?
どんな価値がユーザーにもたらされるのか?
そしてその先に、CX-30とのどんな物語が待っているのか?
そんな視点で深掘りしていくよ。
■ 新登場「XD Drive Edition」──黒の世界観がCX-30を引き締める
CX-30の今回の改良の中心となるのが、新グレード**「XD Drive Edition」**。
装備の特徴は以下の通り。
- 黒革・白革のレザーシート
- 合成皮革ドアトリム
- ブラック塗装のアルミホイール
- ブラックドアミラー
- ブラックシグネチャーウイング
全体としては “上質 × スポーティ” を軸にした黒基調の世界観で、CX-30の持つ「伸びやかさ」と「タイトな印象」がうまく同居している。
そして同時に、これまで設定されていた**「XD Black Selection」は廃止**。
ラインナップが整理され、選びやすくなった点も今回の重要ポイントだ。
■ 操作性も日常性も改善──マツダコネクトがタッチ対応へ
今回の改良で嬉しいのが、
Apple CarPlay / Android Auto がタッチパネル操作に対応したこと。
対象は
「XD S Package(オプション無し)」以外のほぼ全機種。
10.25インチセンターディスプレイのタッチ対応は思った以上に日常のストレスを減らしてくれる。
- 駐車中のちょっとした設定変更
- マップ操作の直感性
- 音楽アプリの操作
- スマホ的な動作感
CX-30が“気持ちよさ”を大切にしてきたクルマであることを考えると、この改善はかなり大きい。
■ 内装色をネイビーブルーからブラックへ──CX-30の“質感軸”がひとつに
もう一つ大きな動きは、内装色の変更。
対象は
- 20S i Selection
- 20S Touring(布シート)
- XD S Package
これらの内装色が「ネイビーブルー → ブラック」に一新された。
この変更の意味は、“落ち着いた統一感”をCX-30全体でつくったということ。
ブラック内装は、明暗のコントラストが強く、造形の陰影が綺麗に出る。
CX-30は“光と影のデザイン”が大きな特徴だから、その魅力がより引き立つ方向の調整だと感じる。
■ 1.8Lディーゼルがさらに進化──燃費向上の背景
今回の隠れた注目ポイントとして、1.8Lディーゼルの燃費改善がある。
改善後の数値は以下の通り。
- 2WD:19.5km/L → 20.2km/L
- 4WD:18.7km/L → 19.2km/L
対象グレードは
- XD S Package
- XD Drive Edition
- XD Retro Sports Edition
燃料噴射制御の見直しなど細かい調整の積み重ねで、数字以上に“走りの滑らかさ”を感じる改良になっている。
トルクの厚さと燃費の良さを両立してきたマツダのディーゼルは、ここにきてさらに磨きをかけてきた。
■ 中盤深掘り:「なぜ?」CX-30はこのタイミングで大幅に“質”を整えたのか
今回のCX-30の商品改良は、
一見すると「装備追加」「燃費改善」といった実用的アップデートだけに見えるかもしれない。
でも、少し俯瞰すると“マツダの姿勢”が強くにじんでくる。
ここからは、その本質的な意味を3つの視点で深掘りしていくよ。
● ① CX-30の世界観を“より鮮明にする”ため
内装色・外装加飾・グレード構成が整理されたことで、
CX-30の「質感で勝負するSUV」という軸がよりくっきりした。
特に
- 黒基調のXD Drive Edition
- ブラックへ統一された内装
- タッチ操作対応による近代化
これらは、CX-30が“ただのコンパクトSUV”ではなく、
生活を整える相棒としての存在感を高めるための調律とも言える。
● ② ディーゼルユーザーの“リアルなニーズ”に応えるため
MAZDA3と同様、CX-30にディーゼルの上位仕様を追加した背景には、
- 長距離移動の多い人
- 高速中心のユーザー
- トルク重視の走りが好きな人
- 「SUV × ディーゼル」の相性を知っている層
こうしたユーザーの声が確実にある。
燃費向上はもちろん、
“上質で長く乗りたくなるグレード”を作ることが、ディーゼルユーザーの期待に応える最適解だった。
● ③ CX-30を“生活の中心に置く人”が増えたから
CX-30は、ただ移動するだけのクルマじゃなくて、
“自分の時間の質を上げる道具”として支持されてきた。
だからこそ、今回の改良は
- 触れる質感
- 操作性
- 視覚的統一感
- 走りの滑らかさ
- 経済性
こうした“日常の気持ちよさ”を底上げしている。
これは、デザインのためのデザインじゃなくて、
「日々の生活が少しだけ軽くなる」ための進化だと感じる。
■ CX-30の進化がもたらす価値「使うほど深まる愛着」という体験
今回のアップデートで、CX-30はこんな体験を提供してくれるようになる。
- 黒基調のシートに座った瞬間の落ち着き
- 操作の直感性が増して“気持ちよく触れる”時間
- 走り出しのトルクが軽やかで、朝から気分が整う
- 燃費改善で、毎日の移動に余裕が生まれる
- 夜のドライブで、黒光りする外観が静かに存在感を放つ
数字に見える部分だけじゃなくて、
日常の感情に優しく効いてくる進化だと思う。
■ マツダの“ひと中心”思想の延長線にある未来
マツダは2030年に向けて、
「走る歓び」と「生きる歓び」をリンクさせると公言している。
今回のCX-30の商品改良は、その哲学の小さな一歩だ。
- より美しく
- より使いやすく
- より気持ちよく
- より自分らしく過ごせるクルマへ
CX-30と過ごす日々は、単なる移動ではなくて、
“自分の人生を整える時間”になる。
今回のアップデートは、その物語の重要な章だと思う。













