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軽自動車規格の変更や64ps自主規制撤廃はある?

軽自動車って車重は1トン近くてコンパクトカー並みなのに、排気量は660ccの枠からなかなか向上しませんよね。

ですが、軽の規格って1954年に定まり、排気量は360cc < 550cc < 660ccと60年の間に少しずつ変わってきてるんです。

ボディサイズも全長3m < 3.4m、全幅1.3m < 1.48mと徐々に拡大し、現行のような大きなクルマとなりました。

最後の規格変更はもう20年前で止まっています。

 

箱形の小さな軽自動車の過去から、現在はトールタイプが主流の軽自動車市場ですが、

大きくなった分、「時代に合わせて排気量や全幅を変えないのかな~?」と思います。

そろそろ次世代・世界基準の軽自動車が登場してもおかしくない時代ですよね。

自動車業界の人達は、軽自動車の規格にどうなってほしいのか、調べてみました。

 

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世界には1.0Lの軽自動車サイズが存在する

世界の自動車規格は多様で、アジア新興国向けのクルマは軽自動車のボディサイズに800cc~1000ccのエンジンを載せた車が発売されています。

たとえばマルチスズキインディアの「アルト800

アルト800 小型ハッチバック引用元:https://www.carscoops.com

800cc・1000ccエンジンを搭載し、

  • 全長:3,395mm~3,545mm
  • 全幅:1,490mm~1,515mm

と、少し日本の軽自動車規格からはオーバーしていますが、車格は同等です。

このボディサイズで1.0L前後のエンジンを積めば、ドライブ感覚に優れ、燃費向上も期待できるのです。

 

日本では、こんな可能性が取り上げられていました。

ホンダのS660が1.0Lクラスになる可能性もあった

S660引用元:https://www.carscoops.com

ホンダS660は、1000ccエンジン搭載・100psの軽自動車としてデビューするという話があったといいます。

ですが実現には至らず、S1000(乗用車)として発売される予定に置き換わりました。

 

しかし、このような話題があるということは、軽規格変更の可能性は「ある」ということですね。

日本ではまだ先でしょうけど、世界を見据えると、排気量やボディサイズの規格を変更して「輸出を増やしたい」という考え方はすでにあるようです。

 

ですが、なかなか排気量アップなど軽自動車規格の変更が実現しないのはなぜでしょう?

税金引き上げの問題

軽自動車税が10000円に上がって久しいですね。

これまで軽自動車規格を普通車に近づける話があると、

当時軽自動車に積極的ではなかった大手メーカーから「税金も普通車同等に負担すべき」との話が出ていたそうです。

現在、軽自動車とコンパクトカーの税金の差は「年間50000円」ほどで、大きな開きがあります。

この税金の差は、軽自動車にとって大きなアドバンテージで、この利益を失ってまで軽自動車規格の変更や排気量アップをするのは、得策じゃないと考えているようです。

 

また、軽自動車は、都会なら「セカンドカー」として使い勝手のいいコスト安の足代わりです。

ちょっと出かけるとき、ファーストカーでは不便なときに重宝されます。

地方なら自転車に代わり、あって当たり前、ないとすごく困る存在になりました。

クルマの所有が「1人1台」の時代に、軽自動車は手放せない存在です。

 

そんな使い勝手のいい軽自動車の税金が上がれば、企業側としては売り上げ低下にもつながるし、ユーザーも税金をたくさん払う不利益を被るだけです。

だから、軽自動車規格の変更は慎重に行われ、なかなか実現に至らないという訳ですね。

 

追伸情報|「電動化」が関わる規格変更の未来

軽自動車の規格変更に規制撤廃、大いに魅力は感じます。

もちろんそれに伴う車両価格や税金は上がるでしょうけど。

それでも軽自動車とコンパクトカーの間に位置する形で新たな規格枠ができたら、

今の若い人も価格的に購入しやすく、サイズもちょうどいいのではないでしょうか。

現在はそこにパッソやマーチが位置しますが、価格面、税金面ではコンパクトカー寄りですよね。

 

これから先、軽自動車規格変更が実現する可能性は、目安として「2020年以降の電動化」が関わってくるようです。

確かに、電気で動くならエンジンの排気量は関係なくなり、

バッテリーとモーターの出力の違いだけなので、規格や規制などは緩くなる方向へ向かうのかもしれません。

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