レクサスGXって聞き慣れないかもしれませんが、実はかなり本格的な悪路仕様のSUVなんです。
レクサスは2026年9月24日、GXを一部改良して全国のレクサス店で発売しました。タイヤまわりの変更が中心で、走破性と快適装備の両方に手が入っています。
なぜタイヤを大きくしたのか、それで何が変わるのか、順番に見ていきますね。
🛞 なぜタイヤサイズが拡大されたのか

タイヤサイズが265/65R18から265/70R18に変わりました。数字の後半が65から70に変わっているのが分かりますか。これはタイヤの側面の高さの比率を表す数値で、大きくなるほどタイヤの外径そのものが太く高くなります。
最低地上高を上げるための拡大
タイヤの外径が大きくなると、車体の下と地面の間の高さ、いわゆる最低地上高も自然に高くなります。岩がゴロゴロした悪路では、この高さが数センチ違うだけで、車の底を擦らずに通過できるかどうかが変わってきます。
見た目にも走破性を表現する狙い
タイヤの側面には、ブロックパターンという凹凸のある模様が施されました。悪路用のタイヤらしい、力強い印象を与えるデザインです。機能だけでなく、見た目からも「この車は本気で悪路を走る」という主張が伝わってくる仕上げになっていますね。
静粛性を犠牲にしない工夫
悪路向けにタイヤを変えると、舗装路でのロードノイズが増えるのが一般的です。ただ今回は、タイヤの内部構造と接地面の模様を最適化することで、オンロードでの静かさも両立させたとされています。悪路性能を上げつつ、街乗りの快適さを落とさない、という両立の工夫が入っているということですね。
🎯 なぜAVSとEPSの制御を見直したのか
足回りとステアリングの制御プログラムも改良されています。
AVSが揺れを抑える仕組み
AVSは、路面の状況に応じて減衰力を自動で調整するサスペンションの仕組みです。今回の改良で、オフロードでの高い走破性を保ったまま、オンロード走行時の車体の揺れを抑える方向にチューニングされました。
EPSが取り回しと安定性の両方を支える
EPSは電動のパワーステアリングです。低速での取り回しやすさと、高速道路やワインディングでのライントレース性、つまり狙った通りのラインを走れる正確さの両方を向上させたとされています。
なぜ両方を同時に変える必要があったのか
タイヤが大きくなると、車の重さのかかり方や接地の感覚が変わります。タイヤだけ変えて足回りとステアリングの制御をそのままにすると、乗り心地やハンドリングにちぐはぐな部分が出やすくなります。3つをセットで見直したのは、この整合性を取るためだと考えられますね。
🌬 なぜセカンドシートだけベンチレーションが標準になったのか

快適装備として、セカンドシートのシートベンチレーション機能が全車標準になりました。
シートの中から風が出て、座面と背中の蒸れを抑える機能です。GXは3列シートの大型SUVで、後部座席に長時間座る機会が多い車です。夏場の長距離移動で、この機能があるかないかは体感の差が大きい部分だと思います。
📊 グレードと価格を整理します
エンジンは3.5リッターのV型6気筒、インタークーラー付きツインターボで統一されています。変速機はダイレクトシフト10速AT、駆動方式はAWDです。
| グレード | 価格 | 向いている使い方 | 見送ったほうがいい場面 |
|---|---|---|---|
| version L | 1,315万円 | 快適装備を重視したい | 本格的な悪路走行が中心 |
| OVERTRAIL+ | 1,240万円 | 悪路と舗装路の両方を走る | 街乗りしかしない |
面白いのは、上位の装備を持つversion Lより、悪路仕様のOVERTRAIL+のほうが75万円安い価格設定になっている点です。
用途に特化した仕様が、必ずしも高くなるとは限らないという例ですね。オフロードを走る予定がある方には、価格と性能の両方でOVERTRAIL+が選びやすい存在だと思います。
レクサス全体の動きはこちらです。


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