ノートを見に行ったら、黒い特別仕様が増えていた。値段も上がっていて、その場では決められなかった。そんな方が今週から増えると思います。
日産は2026年8月24日に、ノートとオーラ、オーラNISMOの一部仕様変更を発表しました。あわせて黒で統一した仕様が加わっています。
見た目の話に見えますが、中身はそれだけではありません。特にオーラは、差額の意味が大きく変わりました。
この記事では、何が変わったのか、差額に何が入っているのか、そして買うかどうかの決め方をまとめます。
🚗 まず、全車で変わったところ

一つ目はステアリングです。
これまでの本革巻から、テーラーフィットという合成皮革を使ったものに変わりました。
合成皮革と聞くと安っぽく感じるかもしれません。この素材は、上質な革のような手触りと高い耐久性を両立させたものだと説明されています。汗や日差しで傷みにくいのは、実際に長く乗る人には効く部分です。
対象は、ノートの2WDで寒冷地仕様が付かない車と、オーラNISMOを除いた全車です。
二つ目は暖かさです。

オーラとオーラNISMOの2WD車に、ステアリングヒーターと前席のシートヒーターが標準で付きました。これまで4WDにしか付かなかった装備です。
寒い朝に手とお尻が先に温まるのは、想像以上に楽です。冬の短距離では、エアコンより早く効きます。
三つ目はタイヤです。

オーラNISMOのタイヤが、ミシュランのパイロットスポーツ5に変わりました。走りと燃費の両方を狙った変更です。
そして、ノートは価格が改定されました。物流費と材料費の高騰が理由と説明されています。
前回の仕様向上のときの内容は、こちらにまとめてあります。
日産「ノート/オーラ」仕様向上🚗【2025年8月28日発売】安心・安全で選ばれる理由とは?
⚫ Black Editionは何が黒いのか

ノートのBlack Editionは、フロントグリル、ドアミラー、ホイールカバーが黒になります。正面のロゴのエンブレムまで黒で統一されました。
内装も黒が基調です。外も中も黒でそろえた、落ち着いた見た目になります。
見た目だけではありません。周囲を上から見たように映すアラウンドビューモニターと、後ろのカメラ映像を映すインテリジェントルームミラーが標準で付きます。
車庫入れが苦手な方には、この2つはかなり効きます。後ろに荷物や人を乗せていても、後方の視界が確保できるためです。
新しい色も出ました。白と黒の2トーンで、要望が多かった組み合わせだそうです。
オーラのBlack Editionは、もう少し踏み込んでいます。黒いエンブレム、黒いグリルの飾り、ヘッドランプの内側の黒いパネル、黒いドアミラー、専用の黒いアルミホイールです。
こちらは装備も大きく変わります。ナビゲーション、ボーズのオーディオ、ETC2.0、そしてプロパイロットが標準になりました。
プロパイロットは、高速道路で前の車との距離と車線の真ん中を保つ機能です。長い距離を走る方の疲れ方が変わります。
💰 差額の中身を見ます
ここが一番大事な部分です。同じBlack Editionでも、ノートとオーラでは意味がまったく違います。
| グレード | 価格 | 差額 | 合わない条件 |
|---|---|---|---|
| ノート X | 239万9,100円 | 基準 | 後方の見え方に不安がある人 |
| ノート X Black Edition | 249万9,200円 | 約10万円 | 明るい色の車がほしい人 |
| オーラ G | 284万9,000円 | 基準 | 高速をよく走る人 |
| オーラ G Black Edition | 327万1,400円 | 約42万円 | 予算を300万円に抑えたい人 |
| オーラ NISMO Black Limited | 364万4,300円 | 約48万円 | 赤いアクセントが好きな人 |
ノートの10万円は、安全装備2つぶんと見た目です。この2つを後から付けることはできないので、必要なら最初に選ぶしかありません。
オーラの42万円は、装備がごっそり入っています。ナビ、ボーズ、ETC2.0、プロパイロットの4つです。
これを別々に付けると、それぞれ十数万円から数十万円かかります。全部欲しい人にとっては、42万円は高くありません。むしろ安い場合があります。
反対に、ナビはスマートフォンで足りる、高速はほとんど走らない。そういう方には、42万円がまるごと余分になります。
つまりこの差額は、装備が要るか要らないかで、得にも損にもなります。金額だけで判断しないでください。
🏁 NISMOの黒は少し違います

オーラNISMOのBlack Limitedは、性能を上げたものではありません。
NISMOの象徴だった赤いアクセントを、すべて黒にそろえた仕様です。専用のデカールと、車内の専用エンブレムが付きます。
こちらもナビ、ボーズ、プロパイロットが標準です。差額の48万円には、その分が入っています。
限定という名前が付いているので、台数が決まっている可能性があります。欲しい方は、早めに販売店へ確認したほうが確実です。
NISMOの上のグレードを待っている方は、こちらの話も参考になります。
オーラNISMO RS Conceptの本気|市販化はあるのか
🧰 見落としやすいところ

ノートの価格改定
Black Editionの話に目が行きますが、標準のグレードも上がっています。前に見た見積もりは、もう使えません。
AUTECHの仕様も変わった
AUTECH LINEは、前バンパーの飾りがメッキからボディと同じ色になりました。好みが分かれる部分なので、実車で見てください。
助手席が回るシートの仕様
Black Editionをもとにしたものが新しく加わりました。介助が必要なご家族がいる方は、選べる幅が広がっています。
NISMOの一部グレードの扱い
専用シートを付けた車と4WDの仕様は、日産モータースポーツ&カスタマイズが取り扱う持ち込み登録車になります。手続きと納期が通常と変わるので、先に確認してください。
AUTECH LINEの中身は、こちらにまとめてあります。
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🔁 乗り換えるなら、今の車の値段が先です
240万円のノートでも、今の車が80万円で売れれば、用意するのは160万円です。オーラのBlack Editionなら、差額の42万円が今の車で埋まることもあります。
ここを知らないまま商談に行くと、下取りの数字が高いのか安いのか判断できません。下取りは値引きとまとめて計算されることがあり、車の値段が見えにくくなります。
ユーカーパックは、査定を1回受ければ全国の買取店が値段を出し合う仕組みです。売ると決めていなくても、相場を知る目的で使えます。1社ずつ電話が来ないので、迷っている段階でも進めやすいと思います。
査定の前にやると数字が変わる準備は、こちらにまとめました。
⚠️ こんな人には向きません
明るい色の車に乗りたい方には、Black Editionは向きません。黒でそろえるのが目的の仕様だからです。
予算を300万円以内に抑えたい方も、オーラのBlack Editionは難しくなります。標準のGとの差が42万円あります。
高速道路をほとんど走らない方も、プロパイロットの価値が出にくいです。その場合は標準のグレードで足ります。
赤いアクセントが好きでNISMOを選んできた方も、Black Limitedは合いません。その良さを消した仕様です。
反対に、装備を全部付けたい方には、オーラのBlack Editionは分かりやすい選び方です。あとから足す手間がありません。
✅ 今日からできる三つ

欲しい装備を紙に書き出す
ナビ、オーディオ、ETC2.0、プロパイロット。この4つに丸が3つ以上つくなら、オーラのBlack Editionが近道です。
前に取った見積もりを捨てる
ノートは価格が改定されたので、数字が変わっています。
今の車の買取価格を一度出しておく
金額が分かると、差額を埋められるかがその場で計算できます。
今の車にあと何年乗るかを決めておくと、判断がもっと楽になります。
黒くしたいだけなのか、装備がほしいのか。そこを分けて考えると、迷いが減ると思います。


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