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車の維持費を年間で計算して続けるか決める

車の売却・買取
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車の維持費が高いと感じていても、実際にいくら払っているかを言える人は多くありません。

税金は年1回、車検は2年に1回、ガソリンは毎週。支払うタイミングがバラバラなので、合計が見えないからです。

合計が見えないと、乗り続けるか手放すかの判断もできません。

ここでは6つの箱に分けて、自分の車の年間維持費を出す方法をまとめます。電卓があれば10分で終わります。

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🧮 維持費は6つの箱に分けて数える

数える項目は次の6つです。これ以外は誤差の範囲なので気にしなくて大丈夫です。

自動車税。毎年5月に届くものです。

自賠責保険と重量税。車検のときにまとめて払うので、2年分を2で割ります。

任意保険。年払いならそのまま、月払いなら12倍します。

燃料代。給油の頻度と1回の金額から出します。

車検と整備。前回の車検の総額から、上で数えた自賠責と重量税を引いた残りを2で割ります。

駐車場代。月額を12倍します。

この6つを足せば、年間の維持費が出ます。細かい消耗品は年1万円から2万円を上乗せしておけば十分です。

🧾 税金の目安

自動車税は排気量で決まります。軽自動車は10,800円、1リットル以下は25,000円、1.5リットル以下は30,500円、2リットル以下は36,000円です。2019年9月以前に登録された車は、これより高い旧税率が適用されます。

ここで注意したいのが年数による重課です。ガソリン車は新規登録から13年を超えると自動車税が約15パーセント上がります。軽自動車も同様に上がります。

重量税も同じで、13年超と18年超で段階的に高くなります。1トンから1.5トンの普通車なら、2年分で24,600円が13年超で34,200円、18年超で37,800円というように増えていきます。

つまり、古い車ほど税金が重くなる設計です。乗り続けるほど得だと考えていると、この部分で誤算が出ます。

🛡 自賠責は2026年11月から値上げになる

ここは新しい情報なので押さえておいてください。自賠責保険料が2026年11月1日始期の契約から引き上げられます。13年ぶりの値上げです。

自家用乗用車の24か月契約は17,650円から18,560円へ、軽自動車の24か月契約は17,540円から18,660円になります。

気づいた方もいると思いますが、値上げ後は軽自動車のほうが普通車より高くなります。これまで軽は普通車よりわずかに安かったのですが、値上げ幅が軽のほうが大きいため逆転します。金額としては百円単位ですが、軽は安いという前提が一部崩れる話です。

適用の基準は保険の始期日です。2026年10月31日までを始期日にできれば現行料金のままなので、秋に車検が来る方は日程を確認しておく価値があります。ただし差額は千円程度なので、無理に前倒しして整備をおろそかにするほどではありません。

⛽ 燃料代の出し方

年間の走行距離を燃費で割って、リットル単価をかけます。距離が分からなければ、車検証の走行距離と前回車検時の距離の差を2で割れば年間距離が出ます。

2026年8月10日時点のレギュラーガソリンの全国平均は1リットル170円10銭です。ガソリンの旧暫定税率は2025年12月31日に廃止されましたが、原油価格の上昇で値下げ効果は相殺されており、政府の補助金で170円前後に抑えられている状態です。

年8,000キロ走る車で計算すると、燃費20キロなら約6万8千円、15キロなら約9万1千円、10キロなら約13万6千円です。燃費の差がそのまま年間で数万円の差になります。

🅿️ 駐車場代がいちばん大きいことがある

見落とされがちですが、都市部では駐車場代が維持費の3割から4割を占めます。月2万円なら年24万円で、税金と保険を合わせた額より大きくなります。

自宅に停められる人と、月極を借りている人とでは、同じ車でも維持費がまったく違います。他人の維持費の記事があてにならないのは、ここの前提が違うからです。

📊 実際に計算してみる

年8,000キロ走行、駐車場は月1万円という前提で3パターン出します。あくまで目安です。

軽自動車のスーパーハイトワゴンで、燃費20キロ。税金と自賠責と重量税で約2万3千円、任意保険5万円、ガソリン6万8千円、駐車場12万円、車検と整備で年4万円、消耗品1万円。合計でおよそ31万円です。

1.5リットルのコンパクトカーで、燃費18キロ。税金関係で約5万2千円、任意保険6万円、ガソリン7万5千円、駐車場12万円、車検と整備で年5万円、消耗品1万5千円。合計でおよそ37万円です。

2リットルのミニバンで13年超、燃費11キロ。重課で税金関係が約7万3千円、任意保険7万円、ガソリン12万4千円、駐車場12万円、車検と整備で年7万円、消耗品2万円。合計でおよそ47万円です。

軽とミニバンで年16万円の差です。10年乗れば160万円になります。

📉 続けるか手放すかを決める線

年間維持費が出たら、次は判断です。ここで使う数字は3つあります。

1つめは、今の車の買取相場。2つめは、年間維持費。3つめは、これから出そうな修理費です。

10年を超えると、部品の寿命がまとめて来ます。タイミングベルト、ウォーターポンプ、ダンパー、エアコンのコンプレッサー。どれも1回で数万円から十数万円です。次の車検で20万円と言われる可能性がある状態で、買取相場が20万円なら、乗り続ける判断はかなり不利になります。

逆に、駐車場が自宅にあり、走行距離が少なく、大きな整備歴がまだ来ていない車なら、乗り続けるほうが安く済みます。新しい車に替えれば維持費は下がりますが、車両価格という新しい支出が生まれるからです。

判断の第一歩は、今の車がいくらなのかを知ることです。ここが分からないと、比較する土台ができません。査定は無料で、金額を聞いたからといって売る必要もありません。

📊 3つの選択肢の比較

選択向いている状況合わない条件
今の車に乗り続ける自宅に駐車場がある。走行距離が少ない。大きな整備がまだ先13年を超えて重課が始まっている。次の車検で高額整備が見込まれる
中古で買い替える維持費の安い車格に落としたい。車両価格を抑えたい中古相場が高止まりしている時期。狙いの車が値下がり待ちの状態
新車に買い替える10年以上乗るつもりがある。燃費と保険料が下がる数年で乗り換える予定がある。値落ちの負担が大きい
車を手放す週末しか乗らない。駐車場代が月2万円以上公共交通が弱い地域。買い物や通院に車が要る

4つめは真剣に検討する価値があります。年間維持費が40万円で、月に2回しか乗らないなら、レンタカーやカーシェアのほうが安くなる計算です。ただし地方では成り立たないので、住んでいる場所で答えが変わります。

乗り換えを選ぶなら、頭金や車検のたびの出費を平準化する定額サービスという手もあります。

🔧 維持費を今すぐ下げる小さな手

大きな判断の前に、すぐできることも書いておきます。

任意保険を見直す。年齢条件や運転者限定が古いままの人は多いです。子どもが独立しているのに家族限定のままなら、条件を変えるだけで下がります。

タイヤの空気圧を月1回見る。空気圧が低いと転がり抵抗が増えて燃費が落ちます。エーモンのエアゲージなら千円台で買えて、ガソリンスタンドに寄らなくても自宅で測れます。

車検を受ける場所を変える。ディーラーと車検専門店では、同じ整備内容でも数万円の差が出ることがあります。ただし整備の質が落ちる場合もあるので、古い車ほど慎重に選んでください。

🙅 こんな人には向きません

この記事の計算は、自家用の乗用車を想定しています。次の場合は当てはまりません。

仕事で使っている車。走行距離が桁違いになるので、燃料代とタイヤ代の比重がまったく変わります。

輸入車。部品代と工賃が国産の2倍前後になることがあり、車検と整備の欄が大きく膨らみます。

リースやサブスクで乗っている車。維持費の多くが月額に含まれているので、この分け方では計算できません。

📝 まとめ

6つの箱に分けて足す。これだけで年間維持費が出ます。

出たら、その金額と今の車の買取相場、それから次の車検で出そうな修理費を並べてみてください。3つ並べて初めて、続けるか手放すかの判断ができます。

古い車ほど税金が重くなり、11月からは自賠責も上がります。維持費は放っておくと静かに増えていく性質のものです。年に1回、この計算をする習慣をつけておくと、判断が遅れません。

まずは今の車の金額から確認してみてください。

売り時の考え方から売り方の選び方まではこちらにまとめています。→ 車の売却で損しない手順 売り時から乗り換えまで

売る前の準備で金額が変わる項目もあります。→ 車を売る前にやること7つ

一括査定の使い勝手が気になる方はこちらもどうぞ。→ ユーカーパックの評判

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