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レクサスLFA後継はPHEVか BEV中止の余波

レクサス
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スーパーカーの話に見えて、これは自分の買い替えにも効いてくる話だと思います。トヨタでさえBEVの計画を止めたからです。

レクサスは伝説のスーパーカーLFAの名を冠したBEVスポーツカーのコンセプトを公開しました。今後登場するであろう2代目となる新型LFAを示唆するモデルで、パワートレインは現時点で公開されていません。GR GTについては登場時期が2027年と公表されている一方、このLFAコンセプトの市販モデルの登場時期には触れられていません。

その市販版が、BEVではなくPHEVになるのではないか。そういう見方が出てきました。背景には、5月末の大きな判断があります。

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🔌 まず起きたのはLF-ZCの開発中止

きっかけはLFA本体ではありません。別のモデルです。

2026年5月29日、レクサス「LF-ZC」市販モデルの開発が中止されたと報じられました。LF-ZCはジャパンモビリティショー2023で世界初公開された次世代BEVのコンセプトカーです。車体をフロント、センター、リアに3分割する新モジュール構造やギガキャストの採用、航続距離1000kmを目指す次世代電池、目標Cd値0.2以下の空力性能を特徴としていました。

ここで見ておきたいのが、中止までの流れです。当初は2026年末の生産開始を目指していたLF-ZCですが、その後2027年半ばへと延期されていました。そして世界的なBEV需要の鈍化や米国および欧州での政策環境の急変などを受け、開発中止という決断が下されたとみられています。

延期があって、その次が中止。この順番は覚えておくと役に立ちます。新型を待っている車が延期になったとき、それが「もう少し」なのか「危ない兆候」なのかを判断する材料になるからです。

なお、これは報道ベースの話です。くるまのニュースがトヨタに取材したところでは、撤退ではなくラインナップの整理ではないか、という見方も示されています。

⚡ LFA後継がPHEVになるという理屈

ベストカー本誌9月10日号では、このLF-ZC中止の余波がLFAの後継モデルにも及ぶ可能性を取り上げています。BEVとして開発されていたものが、BEV寄りのPHEVへ振り替えられるのではないか、という見立てです。

誌面で示されているパワートレーンの構成はツインターボと高出力モーターの組み合わせ。誌面にはRAV4 PHEVのパワートレーン写真が添えられていて、BEV寄りのPHEVなら駆動用バッテリーはもっと大きくなるだろう、という説明がついています。

理屈としては通ります。BEVのスーパースポーツが本当に売れるのかという疑問は社内にもあるとされていて、企画全体を見直すべきという意見も出ているという内容です。全部を電気で賄うより、大きめの電池とエンジンを積んだほうが商品として成立させやすい。そういう判断は十分ありえます。

📕 スクープの続きは本誌が早い

こういう「まだ確定していない話」は、Webの断片を追うより本誌のほうが筋道が見えます。誌面では固体電池の進捗が発売時期に与える影響まで踏み込んでいるので、背景から知りたい方は9月10日号が手っ取り早いです。

確定していないことを確定していない形で書いてくれる媒体は、意外と貴重だと感じています。断言してくれたほうが読みやすいのは確かですが、あとで外れたときに困るのは読む側なので。

⚖️ こんな人には向きません

ここからは自分の買い替えの話になります。「BEVの計画が揺れているなら様子を見よう」という判断は、全員に合うわけではありません。

車検が1年以内に来る方には向きません。様子見の期間に車検費用が丸ごと1回分乗ります。

いま10万km前後の方も慎重にしたほうがいいです。修理が出るたびに延命費用が積み上がり、待った分だけ手元に残るお金が減ります。

逆に、今の車が5年落ち以内で車検まで2年ある方は、待つ余裕があります。2027年から2028年にかけて各社の方針が出そろうので、そこまで見てから決めても遅くありません。

🏁 グッドウッドで走った実車は音がしなかった

PHEV説を面白くしているのは、実車の目撃情報と噛み合っていない点です。

英国のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、レクサスの次世代スーパーカーとみられる開発車両が走行を披露しました。数多くの高性能スポーツカーがエンジンサウンドを響かせるなか、このプロトタイプはほとんど走行音を発することなくヒルクライムを走破しています。

このモデルは初代LFAの実質的な後継として期待されている車両で、同時期に発表されたトヨタGR GTと基本アーキテクチャを共有する可能性も指摘されています。GR GTにはV8ハイブリッドの搭載が有力視されるのに対し、新型LFAは電動化を前提としたフラッグシップとして差別化が図られるとの見方が強いとされています。

少なくともグッドウッドを走った個体は、エンジン音を立てていません。PHEVならモーター走行だけで登り切ることも可能ではありますが、あの場でエンジンを回さない選択をする理由は考えにくいです。

つまり現時点では、PHEV説と実車の観測がまだ揃っていません。開発車両が複数あって方針が並走している可能性もありますし、単純に方針転換が実車に反映される前だった可能性もあります。ここは断定できる段階ではないと思っています。

🔋 本当のボトルネックは全固体電池

誌面が指摘しているもうひとつの要素が、全固体電池です。性能向上が目標に届かず開発が滞っている、という趣旨の記述があります。

レクサスが目指しているのは単に高性能なBEVではなく、電動車でもドライバーとの対話を重視する姿勢です。エンジンサウンドや変速フィールを再現するのではなく、電動車ならではの新しい走りの楽しさを追求する考えが打ち出されています。

ここが難しいところで、電池の性能が足りないとBEVスポーツは重くなります。重くなればスポーツカーとしての価値が落ちる。落ちるならPHEVでいい、という結論に向かうのは自然な流れです。

全固体電池を前提にした車種構想は他にもあって、レクサスの2027年以降の並びはレクサス新車発売情報2027BEV新車発売情報2028に整理しています。今回のLF-ZCの件で前提が動く部分があるので、そのつもりで見てもらえればと思います。

クーペ系の再編についてはレクサス新型クーペ2028年!LC・RC統合とV6HEVの衝撃にまとめました。LFAの立ち位置は、この再編と切り離せません。

📊 いま取れる5つの判断と合わない条件

選択肢向いている人合わない条件判断の目安
今BEVを買う自宅充電があり補助金を使える集合住宅で充電設備がない補助金の年度枠
PHEVを選ぶ長距離と近距離を両方使う充電できず燃費だけを重視車種が出そろう
ハイブリッドで様子見判断材料がそろうまで待ちたい走行距離が年3000km以下いつでも可
次世代BEVを待つ車検まで2年以上ある車検が1年以内2028年以降
今の車に乗り続ける走行7万km以下で不具合なし修理が年2回以上出ている次の車検まで

ここで言いたいのは、待つ判断そのものが悪いということではありません。ただ今回の件で分かったのは、メーカーの計画表は延期も中止もするということです。自分の車検や修理のタイミングのほうが、よほど確定した予定だと思います。

💰 メーカーの予定より、自分の数字を先に

計画が揺れているときほど、動かせる材料を持っておくと落ち着きます。そのひとつが、今の車の査定額です。

BEVの方針が変わると、中古市場の見え方も少しずつ変わります。ハイブリッドの評価が持ち直すこともあれば、BEVの相場が下に振れることもある。どちらに転んでも、自分の車の今の数字を知っていれば判断できます。

売り時の見きわめから引き渡しまでの手順は車の売却で損しない手順 売り時から乗り換えまでにまとめました。査定額を知るだけなら売らなくて構いません。数字を持っていれば、待つコストと今動くコストを同じ土俵に置けます。

📗 続報を追うなら定期的に

LFAの件は、これから何度も動くと思います。全固体電池の進捗次第でBEVに戻る可能性もありますし、そのままPHEVで固まる可能性もあります。

こういうネタは断片を拾い続けるより、まとまったものを定期的に読むほうが結果的に速いです。ベストカーは月2回刊なので、追いかけるペースとしてもちょうどいいと感じています。

✅ まとめ

LF-ZCの市販モデル開発中止が報じられ、その余波としてLFA後継にPHEV説が浮上しました。ツインターボと高出力モーターという構成が誌面では示されています。

ただグッドウッドを走った開発車両はほとんど音を立てておらず、PHEV説と実車の観測はまだ揃っていません。全固体電池の進捗次第で、また揺れる可能性も残っています。

そして今回いちばん大事なのは、トヨタでさえ計画を延期して中止したという事実のほうです。メーカーの予定に自分の買い替えを合わせすぎない。今の車の数字を持っておく。それだけで、揺れる情報に振り回されずに済みます。

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