新しく出たと聞くと「今の型を買うと損かな」と気になりますよね。ステラの改良は見た目が変わらないぶん、どこが良くなったのかが分かりにくいモデルです。
結論から書くと、良くなった部分のうち全員が受け取れるのは一つだけで、残りは上のグレードを選んだ人だけのものでした。
🚗 変わったのは中身だけで見た目はそのまま
SUBARUは2026年8月6日に、軽ハイトワゴンのステラの改良モデルを発表しました。価格は136万9500円から207万3500円です。改良前のステラは135万8500円からだったので、スタート価格は1万1000円ほど上がった計算になります。
外の形やエンジンは変わっていません。変わったのは運転支援機能のスマートアシストと、上級グレードのメーターです。値上がりが1万1000円で安全装備が増えたと考えると、内容としては素直な改良だと思います。
ステラはダイハツ工業からのOEM供給を受けているクルマです。中身はダイハツ ムーヴと同じで、現行型は2025年6月のフルモデルチェンジで新しくなりました。
🔍 全グレードが受け取れるのは衝突回避支援だけ
今回の改良は大きく三つです。順に見ていきます。
一つめは衝突回避支援の対象が広がったことです。これまでの前のクルマや歩行者に加えて、横断中の自転車も見つけられるようになりました。さらに交差点で右折するときに向かいから直進してくるクルマや、右左折のときに向かい側から渡ってくる歩行者も検知します。
二つめは全車速追従機能付きACCの前走車の見つけ方が良くなったことです。加速と減速が自然になり、レーンキープコントロールのふらつきも減りました。
三つめはスピードメーターです。ZとZSに、スマートアシストの作動状況などをまとめて映すアクティブマルチインフォメーションメーターが標準装備になりました。
ここが大事なところです。リリースの注記を読むと、ACCとLKCはZがメーカー装着オプション、ZSが標準装備と書かれています。つまりLとGにはそもそもACCが付きません。二つめと三つめはZとZSを選んだ人だけの改良ということになります。
🕵️ ダイハツ側の発表にだけ書かれている変更点
もう一つ、SUBARUのリリースには載っていない情報があります。同じ中身のムーヴでは7月29日に同内容の一部改良が行われていて、そこでは対歩行者の作動条件の上限が60km/hから80km/hに変わったと発表されています。
ステラはOEM車なので同じ仕様である可能性が高いのですが、SUBARUの発表文には書かれていません。速度条件を重視して選ぶなら、契約前に販売店で確認しておくと安心です。こういう細かい差はカタログの注記に隠れていることが多いです。
💴 価格表を見ると同じ値段の組み合わせがある
グレードと価格を並べます。
| グレード | 2WD | 4WD | 向いている人 | 合わない条件 |
|---|---|---|---|---|
| L | 136万9500円 | 149万6000円 | 価格をいちばん優先したい | 高速をよく走る/ACCが欲しい |
| G | 153万4500円 | 166万1000円 | 装備と価格のバランス重視 | ACCが欲しい/2トーンにしたい |
| Z | 182万500円 | 194万7000円 | ACCと新メーターが欲しい | ACCはオプションなので付け忘れると意味がない |
| ZS | 194万7000円 | 207万3500円 | ターボの余裕が欲しい | 4WDと両立させると207万円台になる |
表を見て気づくのは、Zの4WDとZSの2WDがどちらも194万7000円で並んでいることです。同じ予算で、雪道に強い4WDを取るか、坂道や合流が楽なターボを取るかという分かれ道になります。住んでいる場所と走る道で答えが変わる部分なので、ここは営業さんに聞くより自分で決めたほうが早いです。
色にも仕掛けがあります。LとGはホワイトⅢが追加料金なしで選べますが、ZとZSではホワイトⅢが選べません。ZとZSで白にしたい場合はシャイニングホワイト・パールになり、2万2000円が上乗せされます。白を狙っている人にとっては、実質的な価格差がもう少し広がるということです。
2トーンはZとZS専用で、組み合わせによって5万5000円か6万6000円が加わります。LとGでは選べません。
🙅 こんな人には向きません
先に合わない条件を書いておきます。
高速道路を長く走る機会が多い人が、価格だけを見てLやGを選ぶと後悔しやすいです。ACCが付かないので、今回の改良でいちばん体感しやすい部分を受け取れません。
Zを選ぶ場合も注意が必要です。ACCとLKCはオプション扱いなので、見積書に入っているか確認しないまま契約すると、182万円を出したのにACCなしという状態になります。
スーパーハイトワゴンのような高い天井や広い後席を求めている人にも向きません。ステラはハイトワゴンなので、そこは割り切りが必要な部分です。
【内部リンク2|このあたりに挿入】
リンク先:新規記事案「軽のACCは本当に必要か 高速に乗る頻度で考える」
※受け皿記事がまだないので、新規で用意すると内部リンクが自然につながります
🔄 乗り換えを考えるなら今の車の値段を先に知る
「安全装備が良くなったなら乗り換えようかな」と思ったときに、最初にやるべきなのは新車の見積もりではありません。今乗っている車がいくらになるかを先に知ることです。
理由は単純で、下取り価格は新車の値引きと一緒に提示されるので、どちらがいくらなのかが分かりにくくなるからです。先に買取相場を知っていると、提示された下取り額が妥当かどうかを自分で判断できます。
一社ずつ電話が来るのが苦手な人向けの入札方式です。査定は一度だけで済みます。
🚙 兄弟車のムーヴとの違い

ムーヴのグレードはL・X・G・RSの四つです。ステラはL・G・Z・ZSなので、名前の付け方が違うだけで階段の数は同じです。価格の上と下もムーヴが136万9500円から207万3500円で、ステラと同じ範囲に収まっています。

中身が同じなら、決め手になるのは販売店との相性と点検の通いやすさです。近所にスバルの店があるならステラ、ダイハツの店があるならムーヴ、という選び方で問題ありません。
もう一つ知っておきたいのは台数です。SUBARUはステラの販売計画を月400台としています。数が少ないぶん、中古で探すときに選択肢が限られやすいという面があります。
【内部リンク3|このあたりに挿入】
リンク先:新規記事案「OEM車は損か得か 兄弟車の選び方」
※これも受け皿がないので新規提案です
🛡️ 関連アイテム
運転支援は便利ですが、事故が起きたときの記録は別に用意しておくと安心です。
✍️ まとめ
ステラの改良は、全グレードが受け取れる衝突回避支援の強化と、ZとZSだけが受け取れるACCとメーターに分かれています。予算だけでグレードを決めると、改良の中身を半分しか受け取れないことになります。
Zの4WDとZSの2WDが同じ194万7000円で並ぶ点と、ZとZSでは白が有料色になる点は、カタログを開かないと気づきにくい部分です。ここを知ってから見積もりを取ると、話が早く進みます。
乗り換えを迷っている段階なら、今の車の価値を先に確かめておくと判断材料が増えます。
入札方式なので、下取り額と比べる材料として使えます。
まとまった資金を用意せずに新しい安全装備に乗り換えたい場合の選択肢です。



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