マツダが2026年5月12日の決算説明会で、次期「CX-3」をタイで生産し、2027年に市場へ投入すると明らかにしました。
一時は廃止のうわさもあったモデルですが、しっかり後継が用意されていたようです。
現行型は2026年2月末で国内向けの生産を終えていて、いまは在庫車のみ。
ここでは確定している情報と、報道ベースの予想をていねいに分けながら、いまわかっていることを整理してみますね。
🚗 決算説明会で「次期CX-3」が正式に
毛籠勝弘社長は決算説明会で、ASEAN・欧州・豪州に共同開発の電動車を順次入れていく方針にふれつつ、「タイで投資し開発している次期CX-3を来年、市場に導入する」と述べています。
あわせて、ねらいは手の届きやすい価格帯(ボリュームゾーン)の獲得だと説明していました。
車名についても、現時点では「CX-3」がそのまま引き継がれる見込みのようです。
🏭 生産はタイのAAT工場、まずタイから
生産を担うのは、タイのオートアライアンス(タイランド)、いわゆるAATです。
フォードとの合弁で1998年から量産を続けてきた拠点で、累計400万台規模の実績があるとされています。
導入の順番は、まず2027年にタイで発売し、そのあとに日本やASEAN各国へ広げていく流れとのこと。
実は現行CX-3も2022年からタイ生産に切り替わっていたので、その点では地続きの計画と言えそうです。
🔄 「マツダ2」は生産終了、Bセグはどうなる?

ここで気になるのが、エントリーモデルだった「マツダ2」の動きですよね。
確定している話と、報道ベースの予想を分けて見ていきますね。
まず確定している部分から。
マツダ2の国内生産は、2026年8月末で終了することが決まっています。2026年5月12日の決算会見で、毛籠勝弘社長があらためて認めた内容です。
生産を担ってきたのは山口県の防府工場で、国内販売は在庫がなくなり次第終了する見込みとのこと。タイとメキシコでの生産・販売は、このあとも続いていきます。
終了の理由についても、社長から説明がありました。
日本の小型車(Bセグメント)市場では人気がSUVやクロスオーバーに集まっていて、マツダ2のようなハッチバックの需要が少しずつ縮んできている、という背景です。「商品ポートフォリオを需要のある方に張り替えたい」という言葉で、そのねらいが語られていました。
ここで、ていねいに分けておきたいポイントがひとつ。
社長は「マツダ2の後継がCX-3だ」とまでは言っていない、という点です。
あくまで「2027年にタイで生産する次期CX-3を日本に入れて、Bセグメントの販売台数をしっかりカバーしていきたい」という言い回しでした。
同じ車種をそのまま引き継ぐというより、エントリー層の受け皿を、ハッチバックから人気のコンパクトSUVへ静かに移していく——そんなイメージに近いのかもしれません。
ここからは報道・憶測ベース
なお、マツダ2そのものがフルモデルチェンジで生き残るのでは、という見方も残っています。
「ジャパンモビリティショー2025」で公開された「MAZDA VISION X-COMPACT」の市販化を期待する声があり、後継が次期CX-3に統合されるのか、それともハッチバックとして存続するのかは、媒体によって予想が分かれている段階です。

エントリーモデルのバトンが、どんな形で渡されていくのか。ここも確かな続報を待ちながら、ゆっくり見守りたいですね。
💴 決算は減益、でも今期は反転を見込む
肝心の足元の決算は、2026年3月期で売上高4兆9182億円(前期比2.0%減)、営業利益516億円(72.3%減)と大きめの減益でした。
主因は米国の追加関税で、影響を受けたのは上期。下期はそこから回復したと報告されています。
一方で2027年3月期は、新型CX-5をテコにグローバル132万台(+8%)、売上高5兆5000億円(+12%)、営業利益1500億円(+191%)、当期純利益900億円(+157%)を見通していて、攻めに転じる構えのようです。
🔮 パワートレインやデザインは?(ここからは報道・憶測ベース)
ここからはまだ公式確定ではなく、各メディアの予想や報道です。
日本導入の時期は2027年後半とみる見方が多いようです。
パワートレインは1.5Lガソリンにマイルドハイブリッドを組み合わせる構成が有力視され、現行の1.8Lディーゼルは廃止が濃厚との報道。
さらにロータリーを発電に使うPHEV(ロータリーEV)やBEVの可能性にもふれる媒体がある一方、電動化モデルは別の車名で展開されるのでは、という見方もあって、ここは情報が分かれています。
デザインは「ジャパンモビリティショー2025」のビジョンXコンパクトや新型CX-5に通じる雰囲気が予想されていますが、ティザー画像などの公式公開はまだ。

新型CX-5モデルチェンジ2026!2027年フルハイブリッドへ進化
プラットフォームも現行の改良版(キャリーオーバー)が有力と見られている段階です。
🍵 波瑠のひとこと

コンパクトSUVって、毎日のすぐそばにいてくれる、ちょうどいい距離感の一台だなと思います。
大きすぎず、肩の力を抜いて乗れて、ひとりの時間にもそっと寄り添ってくれる。
次期CX-3がどんな表情で出てくるのか、確かな続報を待ちながら、ゆっくり楽しみにしていたいですね。


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