【新型車に旧車名を再利用するケース】今後のトレンド
日産から発売が予定されている小型SUVのキックスは、1995年ごろに日産で販売されていたパジェロミニOEM車キックスとはSUVという共通点を除いて、ほぼ別物といえる車になっています。
また、三菱のクーペSUVエクリプスクロスは、かつてクーペで販売されていた車種をSUVとして再生しました。こちらも別物といえるでしょう。
他メーカーでは日本メーカーの海外展開において、中国ホンダでインスパイアが販売され、日本ではアコードのデザイン違いです。こちらはオリジナルとかなり立ち位置の近い車種です。
その他、ミニバンのエリシオンも中国で次世代型が販売されています。
また中国トヨタではレビンがセダンとして販売されています。
復活ネーミング再利用の可能性【日産シルビア】
シルビアはFRクーペ入門のような車種でオリジナルモデルが販売終了してからも復活説が根強く出ていますよね。
しかし、次世代型シルビアを示唆する車種はモーターショーに出展されたことは一度もありません。
この「シルビア」の名称をクーペではなくSUVなどの別車種の名前に使用しないのは賢明な判断で、今後スカイラインよりも小さなFRクーペにシルビアの名前が使われるべきといえます。
しかし実際、登場の可能性は非常に低いといえるでしょう。
ただ、中国でコンパクトセダン/4ドアクーペがブームになった場合、復活の可能性はゼロではありません。
その場合はFFになることも考えたほうが良いでしょう。
復活ネーミング再利用の可能性【三菱パジェロ】
パジェロの国内仕様は廃止になりましたね。しかし、パジェロ下位・パジェロスポーツが海外で販売されているため、パジェロシリーズが消滅には至っていないと言えます。
アウトランダーがある程度好調で、パジェロの名を付けられない現状もあり、”復活”は劇的な販売改善や他メーカーとのさらなる連携強化がないと厳しいでしょう。
復活ネーミング再利用の可能性【三菱ランサー】
ランサーも復活説の根強い一台で期待も大きな一台と言えます。
台湾でグランドランサーというセダンが販売されており、この車が日本に輸入されていない点で復活の可能性は低いといわざるを得ません。
一方で、SUVとして復活という説もあります。
この話はRVR・エクリプスクロス・アウトランダーの中間に位置するSUVの登場となり、実現はかなり難しくなるでしょう。
ただ、RVRの動向によって、わずかに可能性が出てくるかもしれないというところでしょう。
復活ネーミング再利用の可能性【ホンダCR-Z】
CR-Zは廃止になった直後に新型のうわさがありました。しかし、その話も現在は沈静化しています。
CR-Zもモーターショーで展示がなく、SUVやミニバンなど他車種に流用できる名前ではないため、ネーミングとして復活の可能性は低いでしょう。
新型車に旧車名を再利用Labo