マツダは「ブランド強化の一環としてFRベースで使用する直列6気筒エンジンの開発を進めている」ことはオフィシャルで発表されています。しかし、その搭載車種までは明らかにはなっていません。
ただ、Mazda6は有力視されており、CX-5もFRベースで直列6気筒エンジンを搭載するという説もあります。しかし、CX-5はマツダの支柱とも言える売れ筋の車種なので、ここに価格や車格の大きく異なる6気筒エンジンを採用する線はやや微妙といえるでしょう。
市場的にも6気筒エンジンのミドルクラスSUVは国産では、ほぼ存在していない点もCX-5に直列6気筒エンジンを搭載することが確実と言い難い部分です。
また、現行CX-5の2.0Lガソリンは6気筒SKYACTIVE Xエンジンではオーバースペック気味になるため、
- 「直列6気筒エンジン対応の別車種を用意する」
という見方もあります。その場合、CX-50やCX-6、CX-7を名前として使う線も考えられます。
しかしそうなるとCX-5の8人乗り版CX-8の立ち位置が微妙になる点が問題です。
マツダCX-5のフルモデルチェンジ後のメカニズム
現行ラインナップの延長線、キープコンセプトの方向でCX-5のフルモデルチェンジをメカニズム面で考えると、CX-30に搭載される2.0SKYACTIVE XをCX-5に搭載することで、2.0Lながら2.5L車に匹敵するスペックとなります。
これ以上のスペックをCX-5に持たせるのは確実と言い難く、ガソリン4気筒エンジンの存続はほぼ確実でしょう。
一方、ディーゼル6気筒エンジンはパワフルすぎるため「車格に合うのか?」という問題もあり、2.2Lの4気筒ディーゼルは確実に存続するでしょう。
また、6気筒エンジンでは、2.0Lはすでに4気筒で存在し、メリットがあまりないため2.5L以上になると考えられます。この部分が「CX-5に6気筒エンジンを搭載する可能性が低い」と考えられる点となっています。
これが北米で展開している大型SUVのCX-9であれば、問題なく直列6気筒エンジンのSKYACTIVE Xを搭載するでしょう。
マツダCX-5のフルモデルチェンジ後の登場タイミング
マツダCX-5のフルモデルチェンジ後のスタイルに関しては、現在までヒントになる車種がモーターショーのコンセプトカーで展示されていません。
直列6気筒エンジンのSUVに関しては、アメリカ市場をにらんでの車種でもあるため、アメリカのモーターショーでいち早く登場する可能性があります。
一方、CX-5が直列4気筒エンジンのままフルモデルチェンジを受けた場合は、東京モーターショー・東京オートサロン・欧州系モーターショーで最初に展示される可能性が高まります。
マツダCX-5フルモデルチェンジ情報Labo
画像引用元:http://www.carscoops.com/