ホンダは今後ハイブリッドカーのスポーツカー展開に期待できる?
ホンダはブランドの頂点とも言えるスーパースポーツカーNSXを3モーター式のハイブリッドカーとして発売しており、過去にはコンパクトのハイブリッドクーペのCR-Zが発売されていました。
このようにスポーツカーにハイブリッドシステムを搭載してきた実績があります。
一方、ホンダブランドのスポーツイメージを引っ張るタイプRグレードにはハイブリッドカーは存在しておらず、今後ハイブリッドカーのタイプRが登場する場合、シビックタイプRでは技術的なハードルが高いため、
- 「元々ハイブリッドカーのNSXにタイプRが登場する」
という説はたびたび聞かれています。
ホンダハイブリッドカーのスポーツカーと海外展開
ホンダハイブリッドカーの2ドアクーペであるNSX・CR-Zは海外展開が行われています。
また、ガソリン車のスポーツカーであるシビックタイプRも、現行モデルで北米も加え、幅広い世界展開が行われています。
一方、ハイブリッドカーは現行フィットの2モーター式e:HEVがヨーロッパ圏・北米・中国で世界展開をしているのに対し、先代モデルフィットや現行フリードに搭載されるSPORT HYBRID i-DCDはアジア一部地域でのみの販売で、全世界展開というには遠い状況でした。
このことから今後ホンダがハイブリッドによるスポーツカーを海外展開した場合、SPORT HYBRID i-DCDを搭載する可能性はほぼゼロといえるでしょう。
そして、ホンダがハイブリッドスポーツカーを販売した場合、おそらく2モーター式となると考えられます。
ここ数年、ホンダはコンセプトカーでは2ドアクーペも含め電気自動車が主流となっていることもあり、ハイブリッドスポーツカーの新展開に関して、かなり不透明とも言えます。
既存ホンダスポーツカーのハイブリッド化
既存のホンダでスポーツ要素の強い車をハイブリッド化する想定は意外と範囲が狭く、
- 軽のS660は不可能
- シビックタイプRも出力面でおそらく不可能
となり、現実的な範囲ながら実現は難しそうなシビックの5ドア、シビッククーペのハイブリッド化が限界です。
このためハイブリッドスポーツカーの新車種を期待する声が上がるのも無理がないとも言えます。
また、現在ホンダのメインとなるハイブリッドカーは
- システム出力212馬力
- 排気量3.0L相当
というモーター出力109馬力のフィットのものとなっており、過去のホンダラインナップから考えても、ちょうどいいサイズのスポーツカーがないとも言えます。フリードはちょうどいいのにね。
ホンダハイブリッドスポーツカーLabo
画像引用元:https://www.carscoops.com/