トヨタ兄弟車の車名統一動向予測
トヨタは兄弟車の車名統一や車種数のスリム化、2020年5月からのトヨタモビリティへの販売チャネルの統一で新たな戦略を打ち出しています。
ヴィッツから改名されたヤリスも、世界統一車名ということでこの戦略の一環かもしれませんね。
また、エスティマ・マークXの廃止も、この戦略に含まれているものとみていいでしょう。
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なお、他メーカーであるダイハツと関係のあるパッソ・ピクシス系軽自動車、スバルと関係のある86は、この方向には影響がありません。
トヨタの兄弟車
トヨタではノア・ヴォクシー・エスクァイア・アルファードとヴェルファイア・ルーミー/タンク・スペイド/ポルテが明確な兄弟車となっています。
海外との名称違いではアクアがプリウスcとして販売されているケースも挙げられます。
この中ではノア・ヴォクシー・エスクァイア・アルファードとヴェルファイア・ルーミー/タンクは販売もかなり好調で、車種を合算すればジャンル内での販売台数はミニバンや高級ミニバンでトップとなりえます。
ただし、単体でもかなりの販売台数を占めており、ブランドとして非常に強力なものを持っているところが今後の予測を難しくさせている部分といえます。
また、これら車種は北米とヨーロッパなどでは扱われていないこともポイントです。
トヨタの兄弟車の今後
- メインの名前に使われなかったものを使用
- メインの名前を使いつつデザインは残して別グレード名にする
- 全く新しい車名を用意する手法
が考えられます。
新ネーミングを用意した場合
デザインの変化をもたらさないマイナーチェンジとなります。
旧来の名前を採用した場合に比べ、宣伝費用がかかり、今までよりブランドが弱体化する可能性があることはウィークポイントといえるでしょう。
ただ、タンクとルーミーはアルファード・ヴェルファイア、ノア系列とは異なり、デザインの違いがほとんどないため一本化という可能性も考えられます。
2021年ごろには決着がつく問題で、リニューアルされた販売店のトヨタモビリティではノア・ヴォクシー・エスクァイアが自由に選択できる期間が存在するようです。
なお、ポルテとスペイドに関しては後継車のうわさもなく、後席にスライドドアを持つタンク/ルーミーが後継といえる部分もあるため、車種削減の対象となって廃止の可能性が高いと言えます。
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画像引用元:https://www.carscoops.com/