【トヨタダブルディスプレイの特徴】クラウンに設定中の新機能
ダブルディスプレイは大型ディスプレイに比べ、サイズが小さく自由度が高い点がメリットです。
トヨタでは現行クラウンがすでにダブルディスプレイを搭載し、プリウスやアルファード系ミニバンに搭載の可能性もあると言えるでしょう。両者ともにフルモデルチェンジで搭載が期待されます。
レクサス車は各車種フルモデルチェンジ次第、ダブルディスプレイ、または同等の機能とサイズを持った大型ディスプレイを搭載するでしょう。
トヨタダブルディスプレイの機能
トヨタの現行クラウンのインパネにはメーター以外に2つのディスプレイが設定されていて、コネクト機能のアプリ操作はそのうち一つのダッシュボードの中に設置されたトヨタマルチオペレーションタッチディスプレイで行います。
トヨタマルチオペレーションタッチディスプレイ【下画面】
画面サイズは8インチとなっています。
こちらの操作系はタッチパネルとなっており、スマートフォン的な感覚で操作できるためコネクト系のアプリの操作ではタッチパネルはスムーズさの面でベストといえると思います。
エアコンやオーディオの操作もこちらで行うため、操作用のディスプレイととらえても良いでしょう。
一方、もう一つのディスプレイ。
遠視点ディスプレイ【上画面】
サイズは7インチです。
こちらにはカーナビの地図表示やテレビ画面の表示が可能となっており、走行時の緊急情報割り込み通知などもこちらで行われるなど、役割分担がしっかりしているディスプレイです。
遠視点ディスプレイは運転時に焦点を合わせやすいことを謳っており、見やすさを重視したものとなっています。
なお、このダブルディスプレイにはクラウンのフロントウィンドウに投射されるカラーヘッドアップディスプレイは含まれていません。
ダブルディスプレイとシングルディスプレイ
ダブルディスプレイはクラウンから搭載スタートしたトヨタの上級車に搭載される二つのディスプレイシステムです。
ただ、普及価格帯の車には1つのディスプレイとなっています。
ライズやカローラのディスプレイオーディオがそれにあたり、機能としてはトヨタマルチオペレーションタッチディスプレイと遠視点ディスプレイの機能をある程度あわせ持っているものといえます。
しかし、ダブルディスプレイのほうが操作のしやすさや視認性の面で機能的に優れています。ディスプレイシステムを搭載した車種は社外製カーナビを装着できない点は注意が必要です。
ナビゲーションシステムの違い
ディスプレイオーディオの車種ではスマートフォンと接続して使え、クラウンのダブルディスプレイはスマートフォンと接続することなくナビゲーションシステムは標準装備となっています。
コネクトシステムの違い
ディスプレイシステムを搭載した車種で使えるものとなっており、外付けでコネクトシステムを付けたり、ダブルディスプレイを外付けで用意することはできません。
トヨタではダブルディスプレイを搭載した車種が上級グレードとなり、ディスプレイオーディオを搭載した低価格グレードが同一車種に設定されるといった方向性は、今後も登場しないでしょう。
他メーカーも大型ディスプレイや複数のディスプレイの搭載開始
新型のメルセデスベンツのGLSはかなり横に広がった大型ディスプレイ。発売が予定されているホンダの電気自動車eでは横に非常に長い12.3インチデュアルディスプレイが搭載されますよね。
大型ディスプレイの装備は世界的なトレンドになりつつあるようです。
一方、ホンダのダブルディスプレイに相当するような大型ディスプレイは、新型フィットと新型アコードに採用されていないことから、次世代型オデッセイまたはワールドモデルの次世代シビックあたりから変化があるのでは思います。
日産は現状で新型高級車・上級車が導入されない限りダブルディスプレイ搭載は難しいでしょう。強いて言えば次期エクストレイル、新型電気自動車アリアに搭載されるかもしれません。
マツダ車に関してはすでにシングルディスプレイのマツダコネクトが標準搭載されています。しかし、次世代CX-5、次世代Mazda6あたりがダブルディスプレイ搭載モデルの注目点になるのではないでしょうか。
三菱は次世代アウトランダー、スバルはレヴォーグ以降に登場する新型車次第です。
スズキとダイハツは小型車中心なので、ダブルディスプレイに相当するディスプレイは期待しないほうがいいかもしれませんね。
ダブルディスプレイLabo
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