”SUZUKI Safety Support”はスズキ車に搭載される予防安全装備・安全装備の総称。様々な検知装置による衝突被害低減ブレーキや誤発進抑制機能だけでなく、ヘッドアップディスプレイも機能に含まれます。
なお、スズキ製三菱デリカD:2は”e-Assist”の名称となっています。
しかし、実質SUZUKI Safety Supportが搭載されます。
日産OEMのランディは衝突被害低減ブレーキといった予防安全装備は一通り装備されます。
しかし、SUZUKI Safety Supportは名乗っていません。
目次
SUZUKI Safety Supportとは
【動画】衝突被害低減ブレーキ+SUZUKI Safety Support
SUZUKI Safety Supportの衝突被害低減ブレーキ
SUZUKI Safety Supportの衝突被害低減ブレーキには
- デュアルセンサーブレーキサポート
- デュアルカメラブレーキサポート
- レーダーブレーキサポートⅡ
- レーダーブレーキサポート
があります。
一つずつ機能を開設します。
デュアルセンサーブレーキサポート
販売台数の多いスペーシア・ワゴンR・アルト・スイフトに装備されています。
スズキの衝突被害低減ブレーキメインの形式です。
検知方式は単眼カメラとレーザーレーダーによるものとなります。
デュアルカメラブレーキサポート
スズキ車の中では次に普及台数が多いといえます。
搭載車種は初代ハスラー・イグニス・ソリオ・エブリイに装備されています。
こちらは2つのカメラによって検知する方式となっています。
単純比較はできない面もあるものの、非搭載グレードとの価格差はデュアルカメラブレーキサポートよりもやや高いです。
検知速度域はデュアルセンサーブレーキサポートと同等、歩行者も検知できる点も同等です。
レーダーブレーキサポートⅡ
バレーノ・SX4 S-CROSSのみに設定されている衝突被害低減ブレーキです。
作動速度域はデュアルセンサーブレーキサポートに劣るものとなっているのが現状です。
歩行者も検知できないため、やや簡易的なものといえるでしょう。
さらにレーダーブレーキサポートは現行アルトの初期型などに搭載されています。
こちらもやはり簡易型といえるスペックとなっています。
SUZUKI Safety Supportの機能
衝突被害低減ブレーキ”以外”の機能として、
- 後退時ブレーキサポート
- 前方後方の誤発進抑制機能
- 車線逸脱警報機能
- 車線逸脱抑制機能
- ふらつき警報機能
- 先行車発進お知らせ機能
- ハイビームアシスト
- アダプティブクルーズコントロール
- 全方位モニター
- ブラインドスポットモニター
- リヤクロストラフィックアラート(後退時安全機能)
- 標識認識機能
- ヘッドアップディスプレイ
上記が挙げられます。
他メーカーに見られる”衝突被害低減ステアリング機能”は現時点では搭載されていません。
この機能は、次世代型ハスラーに搭載が期待されるものといえます。
SUZUKI Safety Supportの今後
SUZUKI Safety Supportは大別しても
- デュアルセンサーブレーキサポート
- デュアルカメラブレーキサポート
- レーダーブレーキサポートⅡ
に分かれています。
現在の傾向とコスト面から、デュアルセンサーブレーキサポートが今後も主流になっていくでしょう。
レーダーブレーキサポートⅡは、搭載車種のマイナーチェンジ次第では”廃止”ということも考えられます。
また、SUZUKI Safety Supportは基本的に、軽自動車に登録車と同等の機能を搭載する傾向があります。
さらに、販売台数の多いアルトやスペーシア・ワゴンRが最新の機能を搭載する傾向にあります。
この点を考慮すると、販売台数で上記モデルに次ぐのがハスラーです。
そのため、次期型で装備される予防安全装備に注目するとよいでしょう。