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高齢ドライバーの事故防止策|新たな予防安全装備や自動運転技術の普及で促進

2019年は高齢ドライバーによる交通事故が話題になりました。それにともない高齢ドライバーによる事故対策もなされつつあります。

  • 新型車の高度な予防安全装備
  • 最新ではない車にも外付けできるブレーキ・アクセル踏み間違い防止装置

といった車そのものの事故防止策もいくつか出てきています。

また、そのほかの対策として免許制度の厳格化や安全装備を施した車種限定の免許も政府によって検討されています。



高齢ドライバーの事故防止策と新たな予防安全装備について

高齢ドライバーの事故防止策

高齢ドライバーの事故率について

高齢ドライバーの事故率(事故全体に占める高齢運転者の割合)は、ここ数年でやや上昇傾向にあります。

しかし、全年齢層における事故件数は減っており、交通事故死者数は一時期の10000人という時代ではなくなっていることもポイントです。

なお、交通安全白書によると、16歳から19歳までの事故率のほうが80歳以上の事故率よりも高くなっています。

事故率としては高い部類です。

ちなみに、75歳未満のドライバーと比較した75歳以上の高齢ドライバーによる事故要因は、”操作ミス”が多いです。

その中でも、アクセルとブレーキ踏み間違いの率が、かなり高くなっています。

事故対策と【サポカー】【高度安全装備】

自動車事故対策として、車種搭載機能を選定しているサポカー制度があります。

【サポカー】

サポカーは衝突被害低減ブレーキが装備されていることが条件です。

【サポカーS】

サポカーSは衝突被害低減ブレーキに加え、”踏み間違い加速抑制機能”を搭載した車を指します。

さらに、サポカーSは”低速”衝突被害低減ブレーキと踏み間違い加速抑制機能を搭載したものを”ベーシック”と指定。

作動速度域がより広い”対車両”衝突被害低減ブレーキと踏み間違い加速抑制機能を搭載したものを”ベーシック+”としています。

そして、よく耳にするのが”サポカーSワイド”。

【サポカーSワイド】

こちらは

  • ”対歩行者”機能付き衝突被害低減ブレーキ
  • 踏み間違い加速抑制機能
  • 車線逸脱機能
  • オートハイビーム

上記の先進的なライト機能を持ったものを”サポカーSワイド”と指定しています。

【高度安全装備】

アダプティブクルーズコントロールや標識認識機能、衝突被害低減ステアリングなど、メーカーによってはサポカーSの枠に入っていない安全装備を導入していることも多くなっています。

これらは基本的に4ドア以上の乗用車で新型車であれば導入されている率が高くなっています。

そのため、「選ぶのに困る」ということはあまりないでしょう。

ただ、フルモデルチェンジ時の性能向上が著しい装備となるため、安全性を追求するのであれば、同一車種のフルモデルチェンジを待つほうが良いでしょう。

【運転支援システム】

さらに、”運転支援システム”は現時点では高速道路のみ対応となっているため、こちらは運転する状況を考えて導入を考えるとよいでしょう。

衝突被害低減ブレーキ性能の普及経緯

同じサポカーでも衝突被害低減ブレーキの性能にはメーカーによって差があります。

より高度の安全性を求めるのであれば、自動車事故対策機構のホームページ内、”予防安全性能アセスメント”の数値を参考にするとよいでしょう。

衝突被害低減ブレーキの始まり

2003年にホンダ・インスパイアが採用したことが始まり。

その後、他メーカーも含め、多数車種に高級車オプションとして採用されてきました。

当時は高額な装備だったため広くは普及せず、2011年ごろ、比較的低価格なスバル・インプレッサが”アイサイト”を搭載して普及が進むようになりました。

上記内容を眺めると、「中古車しか買えない」という状況下でも、衝突被害低減ブレーキ搭載車を購入することも可能です。

しかし、その際は入念な情報入手が必要となるでしょう。

踏み間違い防止機構の始まり

踏み間違い防止機構に関しては、2010年以降に普及が始まっています。

しかし、2015年以降の車であっても”非装備”であるケースもあります。

基本的に年式の新しい車を探したほうが良いでしょう。

サポカー普及の方向性

現在、新車で販売される車種の約8割が”サポカー”以上に相当するものとなっており、サポカーの普及率は高まっています。

しかし、古いクルマは”乗り換え”を推奨することで、安全対策・サポカー普及が促されています。

サポカー購入時の補助金

2020年1月、整備の段階となっています。

2010年代のトヨタ/ダイハツ一部車種には、”後付け”で踏み間違い防止機構を取り付けることができる車種があります。

東京都は2020年3月31日まで、補助金の制度を用意しています。

自動運転とドライバーの安全

自動運転はレベル5まで定義されており、レベル4まではドライバーが責任を持って運転をする必要があります。

現在”販売”されているものは、部分的にレベル2に相当しているものです。

今後、完全自動運転のレベル5機能が普及するには、20年はかかるでしょう。

レベル5の自動運転が普及する段階では、”交通事故の撲滅”ということも不可能ではないと言えます。

しかし、その頃、自動車価格の問題も課題となるでしょう。

ただ、その時代は予防安全装備も進化し、運転支援機構も進化しています。

そうなると”高齢ドライバーに特化した安全な車”だけではなく、”どのドライバーにとっても安全な車”として販売されていきます。

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