国産唯一「V12」エンジンを搭載するセンチュリー。最上級レクサスLSのさらに上をゆく無二の存在。主に法人仕様で、生産工程の多くはレクサスと同じく「職人」が手作業で作るモデルです。
- V12 5.0Lエンジン廃止
- 価格:19,600,000円
目次
センチュリー伝統のエンジンを「ハイブリッド」へ変更
伝統とされる「V12 5.0L 1GZ-FE」エンジンは、V8 5.0L+THS II搭載ハイブリッド仕様へ変更されます。
V12エンジンは、その静粛性と低振動により、最上級モデルに相応しい働きをしてくれるエンジンです。
しかし、そのベースとなる2.5L直列6気筒1JZエンジンが生産終了しており、生産効率を考えた上の廃止となりました。センチュリーの新型エンジンスペックを見てみましょう。
V8 5.0L+THS II搭載ハイブリッド搭載
- 直噴技術「D-4S」採用2UR-FSE V型8気筒5.0Lエンジン
- ハイブリッドシステム「THS II」
- バッテリー:ニッケル水素
- クラストップレベルの低燃費
- エンジンマウント特性の最適化
- アクティブノイズコントロールシステム採用
- エンジン起動時の音や振動を抑制
- トランスミッション:2段変速式リダクション機構
法人で要人をおもてなしするモデルだけに、主に「静粛性」への配慮を優先する改良ですね。クルマの中で行われる重要な会話などもあるでしょう。
走行性能は「速さ」ではなく、「厳格で安全に」人を移動させる仕様となります。
スペック
全長:5335mm
全幅:1930mm
全高:1505mm
ホイールベース:3090mm
重量:2100キロ
エンジン:V8 5.0L+モーター
最高出力:381PS/6200rpm
最大トルク:52.0kgf・m/4000rpm
トランスミッション:CVT
駆動:2WD
燃費:13.6キロ
価格:19,600,000円
エクステリア
グリルとランプなど各要素をすっきりとまとめており、一体感と力強さを表現。二重構造となっているグリルの縦格子の奥側やクリアランスランプに
- 七宝文様(しっぽうもんよう)
を採用して、奥ゆかしく「華やかさ」を表現したフロントマスクになります。
また、ヘッドライトには
- プロジェクター式ヘッドランプ(3灯)
- LEDアレイAHS(Adaptive High beam System)
を採用。タイヤには、乗り心地に特化した新開発のものを採用し、路面からくる振動を抑制して、走行中の安定性・上質な乗り心地を確保します。
サイド・リアともに、大衆車とは一線を画す意匠を継承し新しさと荘厳さを兼ね備えたエクステリアを守っています。
ボディカラー|全4色
- 神威(かむい):エターナルブラック
- 摩周(ましゅう):シリーンブルーマイカ
- 飛鳥(あすか):ブラッキッシュレッドマイカ
- 精華(せいか):レイディエントシルバーメタリック
続いて、内装も最新機能と居住性を追求した造りになっています。
インテリア
オーナメント(前席シートバック・ドアトリムショルダー)を横方向へ規則的に並べることにより「室内に広がりを感じられる演出」シートは2種類ラインナップされています。
2種類のシート表皮設定
- 「100%ウール」ファブリック仕様
- 柔らかな触感の「最高級本革表皮」仕様
素材の次は、フロントシートの設定内容です。
前席シートの設定
- 杢(もく)柄を横基調に施す:広がりを強調
- インストルメントパネル中央部:黒杢加飾で端正かつ品位ある質感を表現
杢(もく)柄を横基調に施す装飾は、リアシートまで採用されています。
そして、おもてなしする「リア空間」にくつろぎの機能を採用します。
快適装備|リア空間
- ライティングテーブル
- 読書灯
- 大型ディスプレイ付リヤシートエンターテインメントシステム
- 20スピーカープレミアムオーディオ
従来型からホイールベースを拡大した分、「後席スペースの拡大」に充てています。そのため、後席を利用する人の「膝まわり」「足下の空間」は広くなっています。
また、利用者の乗降性も配慮が行き届いており
- スカッフプレートとフロアの低段差化
- ドア開口高さの拡大
により、スムーズな乗り降りを実現しています。
最後に、日本の「和」を表現したプロモーション動画になります。