ホンダフリードが8年ぶりのフルモデルチェンジとなった理由
ホンダ新型フリードは、2024年6月に発売予定のコンパクトミニバンです。
2016年発売の2代目から8年ぶりのフルモデルチェンジとなり、内外装のデザイン、パワートレイン、安全性能などが大幅に刷新されています。
特徴 | 概要 | |
デザイン | シンプルで優しい「エアー」と、タフで力強い「クロスター」の2種類 | 好みに合わせて選べる |
フリードクロスター | 新型フリードのタフで力強いデザインモデル | SUVのような外観と、悪路走行性能を向上させたサスペンションを備えている |
室内空間 | 3列シートで6人乗り/7人乗りを選択可能 | 2列目シートはロングスライド&リクライニング機構付き |
パワーユニット | 新型e:HEVシステム搭載 | ・力強い走りと低燃費を両立 ・エンジンとモーターを状況に応じて使い分け |
安全性能 | Honda SENSING搭載 | ・安心安全な運転をサポート ・衝突軽減ブレーキ、車線逸脱警報、アダプティブクルーズコントロールなどを含む |
ユーザーの期待に応え、2024年ようやくモデルチェンジを迎えました。
しかし、人気のフリードなのに、フルモデルチェンジするまでに8年もかかったのは、なぜなんでしょう?
市場環境の変化
近年はSUVの人気が高まっており、フリードのようなミニバン市場は縮小傾向にあります。
ホンダとしても、SUVへの注力に、新型フリードの開発を両立させるむずかしさを感じていた可能性もあります。
またコロナ禍の影響で、自動車業界全体が生産台数の減少に直面していました。フリードの開発も、この影響を受けた可能性があります。
技術革新の進捗
ホンダは、自動運転や電動化などの技術革新に力を入れてきました。フリードの新型開発には、これらの技術を盛り込むための時間が必要だったと考えられます。
特に、フリードはホンダのe:HEVと呼ばれるハイブリッドシステムを採用していますが、このシステムの改良にも時間がかかった可能性があります。
コスト削減
フルモデルチェンジは多額の費用がかかります。ホンダは、フリードの開発コストを抑えるために、マイナーチェンジを重ねてきた可能性があります。
フリードの販売状況
現行型(2024年まで)のフリードは、販売台数こそ減少しているものの、根強い人気を維持していました。
フリード一部改良2023|CROSSTAR特別仕様車BLACK STYLE設定
ホンダとしては、フリードのフルモデルチェンジを急ぐ必要がないと判断した可能性があります。
以上の理由から、ホンダのフリードは8年ぶりのフルモデルチェンジとなりました。
新型フリードはの最新機能を搭載するなど、大幅な進化を遂げています。今後のフリードの販売動向に注目です。