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タイヤのひび割れ放置は危険【3つの原因と交換目安】

タイヤの「ひび割れ」を自分で確認することはありますか?
めったにタイヤを確認しない人のほうが多いでしょう。

メーカーで決められたタイヤの交換目安は「4年」とされています。

「年数が短くない?」と思う人もいると思いますが、
タイヤの寿命は個々人のクルマの扱い方次第でもっと早くもなるんです。

 

タイヤ寿命がより短くなる原因は、タイヤの劣化やひび割れとなります。
小さなひび割れくらいなら使い始めから見られますが、長く使用するうちに

  • 「いつの間にか大きなヒビが入ってた」
  • 「このひび割れ、大丈夫なの?」

なんてことに気づくことがありますよね。

そんな場合に、皆さんはタイヤをまだ使っていいのか判断できますか?

 

劣化やひび割れがひどいのに判断つかず、そのまま乗り続けると
バースト(破裂)してクルマのコントロールを失う危険だってあります。

高速だと大惨事につながるので、自他ともにかなり嫌な思いをします。
そのような「不慮のタイヤ事故」を避けるためにも
タイヤの劣化・ひび割れの原因・交換時期の目安を知っておくと助かりますよ。

 

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タイヤの構造と単純な装着の仕組み

タイヤ表面は手で触ってもカッチカチですが、
これは単に強い空気圧で膨張しているからです。
タイヤ内部は、空気が入るための空間が大部分を占めています。

タイヤ本体はワイヤーとゴムを重ね合わせた構造で強靭な強さを持ちます。
しかし、ホイールから外して中身を見ると案外薄い見た目なんです。
それを見て「こんなに薄いの?」と思う人もいるでしょう。

 

またタイヤの装着方法も

  • ホイールにはめ込む
  • 空気を入れて膨らます
  • 遠心力のバランスをとる

という工程を経てクルマに装着する単純なものです。

 

タイヤの構造については、以下の動画【0:30~】が分かりやすいです。

【動画】タイヤの構造と名称

 

 

タイヤの劣化が起こる原因

走行中はタイヤ全体に相当の荷重がかかります。その重さは1トン以上。
その荷重が内部の空気を押すので、タイヤは常にランダムな変形を繰り返しています。

  • このランダムな変形の繰り返し(内部要因)
  • 炎天下や寒冷といった厳しい環境(外部要因)

に晒(さら)されることで、タイヤのゴムは劣化していきます。

 

タイヤはクルマに取り付けたその日から常に負担が掛かかる

過酷な条件下にあるタイヤは、劣化が進むと「ひび割れ」を起こし始めます。

またその他にも

  • 洗車時の洗剤・つや出し剤の過度の使用
  • 日差し(オゾン・紫外線)の多い場所での使用
  • 車を長期間放置する

といった原因でタイヤは劣化していきます。

 

 

次にひび割れの原因です。

タイヤひび割れ|3つの原因

原因1:空気圧不足

空気圧が低くタイヤが「たわむ」状態で走行し続けていると、
タイヤの変形により、ひび割れの原因となります。

タイヤは正常な空気圧で使用していても、
時間の経過と共に空気は少しずつ抜け出ていきます。

 

しかし、この原因によるひび割れ予防として

  • こまめに空気圧をチェック
  • できるかぎりたわみを起こさない条件で走行する

ことによって、タイヤの寿命は延ばすことが可能です。

 

空気圧点検は、最低でも月に1度行うのが理想。
常に、クルマの正常な空気圧に合わせておきたいものです。

【動画】空気圧点検の方法(ダンロップ)

 

 

原因2:荷重のかけすぎ

タイヤは荷重が大きいほど内部空気は「横方向」へ押し出されます。
このときタイヤはトレッド(接地面)だけでなく
サイドウォール部(タイヤ側面)まで接地している状態になります。

タイヤ側面はトレッド部よりもゴムの「厚みのない」部分。
また、いつも空気に触れているので、劣化が早い傾向にあります。

 

もしサイドウォールに摩擦が起きると、擦(す)れ傷が付きます。
これを放っておくと最悪バースト(破裂)にも繋がる原因となってしまうんです。

タイヤ接地の理想はトレッド(接地面)全体が均等に地面に接する状態です。

 

【動画】タイヤのキズの点検(ダンロップ)

 

 

原因3:経年による硬直

タイヤは製造段階で「柔軟性を保つための油成分」を混ぜます。
しかし、この油成分は時の経過と共に揮発(きはつ)していくもの。

やわらかいゴムでも、「硬くなり、変形を繰り返す」ので大小のひび割れが起こってしまいます。

 

 

タイヤの使用可能レベルと交換目安

使用可能

ひび割れ1

ひび割れ2

この程度の状態はクルマを使用していれば、どのタイヤにも見られます。
ゴムが割れたり切れたりしているのは気になります。
しかし、ひびが内部のコードに達さない状態なら使用可能です。

 

 

経過観察

ひび割れ3

ひび割れ4

これはずいぶん劣化が進んでいますね。
ゴムの油成分も揮発(きはつ)して、白い変色も起こっています。

まだギリギリ使用可能な状態ですが、画像2枚目の状態は
「ひび割れがコードにまで達していないか?」定期的に観察する必要があります。

出来ればタイヤとして利用しないほうが安全、という状態。
これは素人では判断できない場合がほとんどなので、
一度タイヤ専門店で診てもらう必要があります。

 

 

要交換

ひび割れ5

素人が見ても「もうヤバイよね」と思える明らかに危険な状態です。
コードまでひび割れが達している可能性が高く交換が必要です。

ここまで放っておく人は稀でしょう。
事情があって交換できないならクルマに乗らない。特に高速は無理です。
(タイヤ屋さん聞くとここまで放置する人も結構いるようです)

画像引用元:http://www.jatma.or.jp/

 

 

【追伸①】スタッドレスタイヤの劣化対策

  • 溝が十分にあってもダメ
  • ゴムの硬化で雪上や氷上でのグリップ力が下がる
  • スタッドレスタイヤの寿命や交換時期は?

スタッドレスタイヤの寿命

  • 摩耗(溝):プラットホームが露出するまでは大丈夫
  • 鮮度(製造からの経過期間)
  • ゴムの劣化(ひび割れ/硬化)

 

プラットホームとは?

プラットフォームの露出:溝の深さが新品時の50%未満になってしまうと冬用タイヤとして使用不可

プラットホーム引用元:https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2012010602.html

プラットホームは、冬用タイヤとしての使用限度を示すサインで、
新品タイヤが50%摩耗したことを示す段差です。

プラットホームが露出した場合、
冬用タイヤとして使用することができなくなります(上図参照)。

プラットホームが露出した状態で冬道を走行した場合、
氷上でのブレーキ性能悪化や雪路・シャーベット路での走行でスリップの可能性が高まります。

 

スタッドレスタイヤの使用可能走行距離

  • ウインターシーズンのみ装着:約1万5000kmが限度距離
  • 新品装着~:約4シーズンが交換時期(タイヤ製造から3~5年)

※製造時期:タイヤのサイドウォールに刻印

 

スタッドレスタイヤ|劣化の原因

ゴムの柔軟性劣化

スタッドレスタイヤは、夏タイヤに比べるとゴムが柔らかいという特性を持ちます。
しかし、この柔らかさも経年劣化で固くなっていくんです。

ひび割れ

走行方法やメンテナンス状況、タイヤの保管状態でかなり変わってきますが、
十分な空気圧を確保しないまま走っていたクルマはひび割れしやすく、
ゴムが弱っている可能性があります。

溝はまだしっかり残っていたとしてもひび割れしていたり、
硬度60以上のタイヤは買い替えを検討したほうがいいでしょう。

ゴムの硬化やひび割れは「3シーズン以上」で目立ってきます。
劣化したスタッドレスタイヤは
「雪上・氷上におけるタイヤ性能は半減している」と捉えてください。

制動力・旋回性能・発進時の摩擦力といったタイヤの基本性能は新品時の50%以下。
ひび割れは最悪バーストにつながるので、
スタッドレスタイヤは「短期消耗品」と思って早めに取り換える必要があるんです。

 

ゴム硬度計でチェック

タイヤ専門店には、専用のゴム硬度計が用意されていて
トレッド面のゴムの硬さが測定できます。

硬度60以上:即交換
硬度55~60:要注意
(45以下:新品スタッドレスタイヤの硬度)

 

 

【追伸②】タイヤワックスの効果とおすすめ

タイヤワックスは「ツヤ」が出て足元が引き締まる効果があります。
管理人も好きでよく塗ります。

しかし、タイヤワックスの使用は劣化を早めるもののようです。

タイヤワックス使用後、数日でタイヤが茶色に変色することってありますよね。
どうやらあの状態が良くないみたいです。タイヤワックスの使用について調べると

  • 使わないのが一番
  • 水性のつや出し剤なら比較的、劣化に影響しない

という意見がありました。

 

「水性のタイヤワックスってあるの?」「そもそも油性なの?水性なの?」と
疑問が浮かびますが「劣化に影響しない」水性のタイヤワックスを紹介します。

 

シュアラスターS-67

水性のつや出し剤は、Amazonで評価の高いシュアラスターがおすすめです。
以下の記事も参考になります。

 

 

【追伸③】タイヤのひび割れの原因に対する結論

ひび割れを放置してバーストのような危険を起こさないように、
”事前にタイヤの管理が必要”ということですね。

高速でバーストを起こせば、自身の車両コントロールを失って大惨事につながり
車両が無事でもタイヤが放置されたら”後続車両の巻き込み事故”につながります。

人と人の安全のためにも「タイヤの点検はこまめに行う」ほうが
運転免許を持った「責任ある立場」として自分も安心することができるでしょう。

 

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