Lexus最小クラスのクロスオーバーモデルとして登場した
新型Lexus「UX」に、
同ブランド初の完全EVモデルが
新設定されるとの情報が入って来ました。
これはEUIPO(欧州連合の知的財産庁)が開示した
データから明らかになったもので、
トヨタ自動車が欧州で「UX300e」という名前を
商標登録したことが記されています。
今回は新型Lexus UX300eに関する情報を紹介します。
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UXシリーズに電気自動車追加
現在欧州で販売されているUXには
新開発のハイブリッドシステムを搭載した
「UX250h」が設定されています。
UX250hには2000cc直列4気筒ガソリンエンジンに
モーターを組み合わせた、
新型ハイブリッドシステムが搭載されています。
今回明らかにされた「UX300e」の名前から考えると、
トヨタが得意としている
ハイブリットモデルではなく、
完全な電気自動車モデルが追加される
可能性が高いと言えます。
根拠はEUで2030年、乗用車に適用するCO2排出量を、
2021年時点で37.5%削減することを目標としているためです。
しかし、既存のガソリンエンジンの改良車や
ハイブリッドシステムを搭載する乗用車の
販売比率向上だけでは達成することが難しいため、
各自動車メーカーは電気自動車の販売比率を
引き上げることが予想されています。
その流れでUXにLexus初の完全な電気自動車モデルが
追加されることになります。
また、2020年中に同じくレクサスのCTに
EVモデル設定の情報が出ており、
トヨタは軽量スポーツにEV追加との情報、
さらに、LSにはFCV(水素燃料電池車)追加が
予想されています。
ガソリン・ハイブリッドのみのラインナップを拡充し、
電動化を積極的に進めていく動きがうかがえます。
中国でC-HRに電気自動車を追加予定
ご存知の方も多いと思いますが、
LexusUXはトヨタ「C-HR」のレクサス版となっています。
また、中国国内専用モデル「IZOA(中国版C-HR姉妹車)」に
2020年、電気自動車を追加予定です。
そのことから推測すると
UXのEV化に関するハードルは低く、
むしろレクサスの全ラインナップの中で
もっともEV化しやすいモデルだと言えます。
Lexus UX300eのエクステリアデザイン
Lexus UX300eのエクステリアデザインは、
UXのガソリンモデルとハイブリッドモデルで
大きな差別化がないことを考えると、
電気自動車となっても大きく差別化される
可能性は低いでしょう。
ただ、先ほどの中国版C-HRと姉妹車IZOA(電気自動車)は
多少の差別化が実施されています。
中国版C-HRは、EVと分かるようにパーツを一部変更しています。
- バンパーグリル:IZOA(電気自動車)は横ラインタイプ
- バンパー下部:IZOAのみシルバー
- コンビネーションランプ:IZOAのみクリアタイプ
Lexus UX300eのインテリアデザイン
Lexus UX300eのインテリアデザインも
エクステリアデザインと同様に、
電気自動車になっても
差別化される可能性は低いと言えます。
しかし、パワーソースがモーターのみとなるので、
メーター類の構成は変更されるでしょう。
また、シートステッチなどワンポイントの違いを
演出することが予想されます。
Lexus UX300eの予想発売時期
Lexus UX300eの発売時期ですが、
ワールドプレミアは2019年3月の
ジュネーブモーターショーか、
9月のフランクフルトモーターショーが
有力とされています。
また、UX300eは欧州市場を
主なターゲットとしたモデルなので、
最初に販売開始するのは欧州ということもあり、
日本市場への投入は早くても、
2020年以降になると予想されています。
Lexus UX300eの予想価格
Lexus UX300eの予想価格は、
- ガソリンエンジンモデル「UX200」:390万円以上
- ハイブリッドシステムモデル「UX250h」:425万円以上
となっていることが参考となります。
UX300eは完全な電気自動車となるので、
搭載するバッテリー容量が
ハイブリッドよりも大きくなることが予想されます。
エンジンを搭載する分のコストが必要ないとはいえ、
UX200より高い400万円前後になると考えられます。
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