マツダは、新型マツダ「CX-X」と呼ばれるクロスオーバーSUVを

北米市場に新たに導入すると噂されていました。

でも、このモデルはコンセプトに近い話だったのかも。

2021年登場が期待されていました。

北米MazdaCX-XはCX-5とCX-9の間に位置するクロスオーバーSUVで、3列シート7人乗りと言われています。

またマツダはCX‐5やアテンザに6気筒（3.0L）エンジンを搭載する計画があり、EVや新型SUVといった新戦略を推進しているので、その過程に入ってくるモデルかもしれませんね。

マツダCX-Xって何？

マツダは新型CX-Xを皮切りに、トヨタと共同建設したアメリカの工場を2021年に稼働します。このアメリカンファクトリーの年間生産能力を15万台にする計画です。

設備投資先生産ラインの「象徴」となるのがCX-Xです。

新型マツダCX-Xは既存クロスオーバーのモデルチェンジではなく、日本専売モデル・CX-8のように北米専売モデルとして開発されています。

現在、マツダの北米向けラインナップの約半分は、クロスオーバーSUVで構成されており、売上高の57%を占めています。

アメリカ人の趣向に合わせた北米専売モデルのクロスオーバーSUVを投入することで、売上高を60%まで伸ばそうと模索しています。

【参照】トヨタ・マツダ業務提携

2017年8月4日、トヨタとマツダは協業強化を図るため、業務資本提携に合意。この資本提携では

• 米国での完成車の生産合弁会社設立
• 電気自動車の共同技術開発
• コネクティッド技術の共同開発
• 先進安全分野における技術連携
• 商品補完の拡充

を推進する目的で合意されました。

CX-Xはマツダ高級部門の第1弾？

マツダの経営陣からの明示はありません。

マツダ車のベンチマークとして、何度か”BMW”という名前が出てきており、これは北米市場においてマツダのブランド価値を上げるためと言われています。

レクサスやアキュラ（Honda）・インフィニティ（Nissan）のような高級自動車部門をマツダも立ち上げ、CX-Xをラインナップの第1弾にする話があります。

さらに、2021年にはCX-5やアテンザに3.0L V6エンジン搭載・高級仕様モデルを高級部門に登場させます。

「本格的に高級部門立ち上げのプロジェクトが進められている」という情報があるようです。

しかし、実際には北米市場に高級部門を立ち上げることは並大抵のことではありません。

マツダの企業規模では「2つの部門を維持することは難しい」とされているため、高級部門が立ち上げられるかは不透明となっています。

新型CX-XはCX-5とCX-9の中間、3列シートモデル

数字が大きくなるほどボディサイズが大きくなる現在の名称基準では、CX-Xの正式な名称はCX-10（X）ではなく、かつて販売されていた”CX-7”が復活する可能性が高いでしょう。

”CX-7”とは？

CX-7は、2006年～2016年まで北米・中国専売車として販売されたモデルです。2011年まで日本向けに生産されていた実績もあります。

新型マツダCX-Xのエクステリアデザイン

現CXシリーズと同様、CX-5から始まった”テーマ・魂動”を採用。そこに最新のトレンドを取り込むエクステリアデザインとなるでしょう。

ボディサイズは全幅と全長がCX-9より一回り小さくなります。つまり、日本専売モデル・CX-8に近いサイズになると予想されます。

新型マツダCX-Xの搭載されるパワートレイン

新開発エンジンSKYACTIV-Xを搭載します。SKYACTIV-Xは燃焼方式に、世界初の火花点火制御・圧縮着火を採用します。

1. ガソリンエンジンの伸びの良さ
2. ディーゼルエンジンのトルク/燃費/レスポンスの良さ

上記2つを融合させた次世代エンジンとなります。

新型マツダCX-Xの予想価格

CX-XがCX-5とCX-9の中間モデルとなる場合、価格は「24000ドルから32000ドルの間」で設定されることが考えられます。また、高級部門で登場する場合には「40000ドル以上」の価格となることも考えられます。